【ミフリュニーサ】 ムスタファの隠れ妻、フズルの娘 オスマン帝国外伝登場人物
ミフリュニーサはオスマン帝国海軍のフズル提督の娘で実在はしない。(史実ではフズル提督の子供はハサンと言う息子が一人いるだけだ)男勝りで腕が立った。初めてドラマに登場したときもアトマジャをたじたじとさせた。
ある日フズルの伝言を携えてムスタファ皇子のいるアマスヤを訪れた。
そして自分より剣が強いムスタファに恋してしまう。
スレイマンは立場上、ムスタファとフズル提督の提携をよろこばない。彼らの接近は自分を脅かす巨大な勢力となるからだ。
一度は別れを決意したムスタファだったが、ミフリュニーサがリュステムの一味に襲われたことで、彼女の大切さが身に染み、悩んだ末 父親のフズル提督にもミフリュニーサと結婚をもうしこみ許可された。
相思相愛の二人は秘密裏に結婚することになる。始め反対していたマヒデブランも承諾し、ひそかに結婚式が行われる。
このころ得体のしれないムスタファを支援する一団が出現していた。アトマジャは実はその一団の一人だった。ミフリュニーサがムスタファと結ばれるとムスタファが危険に陥ることになると恐れた影の軍団長はアトマジャにミフリュニーサの暗殺を命じる。アトマジャは葛藤の末彼女に歯を突き付けるが、彼女は言う。
「おなかの子どもを殺さないで」と。
こうして彼女は助かり、無事元気な男の子を産む。名はムスタファの異母弟の名メフメトと名付けられる。
彼女はしばらくの間良き母として良き妻として幸せに暮らしていた。
ところがある日結婚のことがフーリジハン経由でスレイマンにわかってしまいムスタファは窮地に陥る。ミフリュニーサは自分のせいだと自分をせめるが時すでに遅しだ。
結婚する前にみんながこうなることを予想してやめたほうがいいと忠告していたのだ。でもそれを押し切ってミフリュニーサは今日まで来てしまった。
このことも要因の一つになったがその後スレイマンとムスタファの間の壁は高くなるばかりだった。
そしてムスタファが亡くなると、ミフリュニーサはその子メフメトとブルサに行くようにスレイマンから命じられる。馬車に別々に乗り込む母と息子。
メフメットの乗った馬車が先に走る。ミフリュニーサの乗った馬車は途中で止まりメフメトだけが去って行く。ミフリュニーサはこうして子供とも別れ離れになり、失意のうちに自ら命をヒュッレムの目の前で絶ち、その太く短い生涯を終えた。
ベッラク トゥズナタチュ Berrak Tüzünataç さんが見事にミフリュニーサ役を演じている。
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