本「行動ファイナンス」第3章 心理学からのアプローチ

目次
第3章 心理学からのアプローチ
1、効用関数について
2、効用関数の不備
3、所有効果
4、ハウスマネー効果
5、損失回避の理論
 6、ベイズ確率論どおり推定できない人間
7、代表制バイアス
8、社会的存在として


3章では実験例をたくさん挙げながら
伝統的ファイナンスが前提としている人間の合理的判断がシステマティックに回避される文脈が存在する」
ことを明らかにした。

効用関数とはいろいろな効用を数値に置き換える関数のことだが人の行動がこの効用関数では測りきれない。いろんな例外が起きる。
心理学的な実験からほとんどの人がしてしまう間違いがあると言うことがわかってきた。
例えばアレーの逆説、前にも挙げた、損失回避の傾向あり、所有効果、現状維持バイアス。
人の行動を効用関数で測ることに限界を感じたカーネマンが「人は効用関数ではない価値観数を持っている」と言うプロスペクト理論を唱えた。
また人はベイズ理論通り動かない。人は直感で動くと言う結果も示された。
また
効用関数で母リスク回避度は一律と考えるが実際は利益を得た直後人は今までよりもより大きいリスクを取ろうとする傾向‐ハウスマネー効果‐あることが分かってきた。
またコラムでは

サントペテルブルグの逆説と宝くじを取り上げている。
数学者ブルヌーイのおもしろい論文では不確実性を嫌う人間の傾向があると証明された。不確実が増すほど期待値りも少ない価値を感じる。
こうしてみるとバイアスを持つ人は普通の人で合理的な判断をする人はなかなかいないと言うことに気が付く。
人がバイアスを持つことから逃れられない存在なのは確かだが、そのバイアス知ること、一定の傾向があることに気が付くことは投資だけでなく生活するうえでも益することかもしれない。
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