エピソード111でのジハンギルの失恋とフズーリーの本~第15回オスマン帝国外伝を語る会 ~~
エピソード111の前半ではジハンギルがもかわいそうだったわ。うん、なみだなしではみられないね
え?そうね。ハナーはジハンギルファンだものね・・・
いえファンじゃないけど、ジハンギルはフズーリーの本に入った紙切れをみちゃったからねえ、ふずーりーといえば
へえ、フズーリーってどんな人?
彼はイラクに生まれたんだよ。カルバラーかヒルレというところだよ。
カルバラー?
そういえばカルバラーはカルバラーの戦いでゆうめいなばしょでもあるな
カルバラーの戦いですか?聞いたことがありますね。
ああ、オスマン帝国建国よりよりずっと昔の話さ
へえ、
うまれたのはヒルレと言う説もあるけど1556年カルバラーで亡くなったのは間違いない。彼はトルコ語で詩を書いたけど、アゼルバイジャン語で『レイラーとメジュヌーンの伝説』 (داستان ليلى و مجنونも書いてるよ
レイラーとメジュヌーンって、ロミオとジュリエットみたいなおはなしよね。
うん、レイラーは夜と言う意味の女性で、メジュヌーンは気が違った男と言う意味の男性の名よ。日本ではライラーとマジュヌーンと訳される場合もあるよね。
それはたぶんアラビア語由来の言葉だからだな。アラビア語の
ليلى
مجنون
からきているんだ。アラビア語を発音するときはلラームはあの母音記号が付くとラと発音し
مミームにあの母音記号が付くとマと発音するんだ。
なぜトルコ語になるとラとマじゃなくてレとメになるの?
それはね、アラビア語で文字は月文字と太陽文字と言うのに分けられるんだ。
月文字だとエ行で太陽文字だとア行で発音して月文字と太陽文字をわかるようにしたからだと思うよ
アラビア語発音のトルコ語なまりってところでしょう。
わあなんだかよくわからないけど、アラビア語由来の月文字ははア行じゃなっくてエ行ではつおんされるってことね!
そのとおり!
頭いい!
ところでジハンギルの話はどうなっちゃったの?
そうそうそのフズーリの本に挟まっていた手紙の端切れがジハンギルに勘違いさせちゃったわけよ
フーリジハンは全く知らなかったのね
そうそうそれがジハンギルの悲劇の始まりだった・・・
天国から地獄へって感じに一気におとされたってかんじなのね
誰のせいでもないけれど
しいて言えば紙切れのせいよね
そうだね。でもここではバヤズィットもフーリジハンも自分のことでいっぱいでジハンギルの変化に気が付く音はできなかったんだね
むりもないわね。二人は恋に落ちているんだから
それにしてもジハンギルにも性質の良い天使みたいな女性があらわれないかな?
そうねそうだといいわね。そういえばさっきのフズーリーだけどどんな作品を作ったの?
オスマン帝国外伝シーズン2で1534年スレイマン大帝がバグダードを勝ち取ったことがあったよね。
ああスレイマンがバグダードに入場した時のことだな。その時スレイマン大帝に詩を献上したんだよ。ヤフヤーとは全く逆だな。
ヤフヤーって??
ムスタファの直属の部下でしょ?
そうだったのかい?とにかく史実では彼はムスタファをスレイマンがしたことをオスマン帝国が傾くと考えていた。そしてスレイマン大帝に批判の詩を残したんだ。
へえ
ヤフヤーは勇敢ですね。フズーリ‐は宮廷詩人だったのですか?
そうとも言えるしそうとも言えないな。彼はさっきも話に出たけど『レイラーとムジュヌーン』についても詩を書いてるし、アラビア語やペルシア語で『詩集』Dīwān も書いてるよ。
レイラーとメジュヌーンの作品でメジュヌーンの彼の最愛のレイラーからの別離の苦しみに注目し、その苦しみに愛の本質があると感じているようじゃな
そうなの?
そうかも・・・
彼はこんな風にもいってるのじゃ
確かに知識は噂話って言うのは当たってるな。今の時代は特にノイズが多すぎるからね。ハハハ
そういう意味でつかっているのではないわよ。愛がすべてってことだわその他の物は無意味なものっていいいたかったんだわ
そうだね。明菜ちゃんがフズーリーの言いたいことにちかいかもね。
アハハ冗談だよ
実は彼はスーフィズムの影響を受けているんじゃ。この愛は明菜ちゃんの思っている愛と言うよりは、神への愛なんじゃよ
そうなの??
というわけで、なんだかおなかがすいてきちゃったな
確かにおなかがすいてきましたね
え!フズーリーの話しているのにおなかがすくなんて・・・
そうじゃな、それではスィガラボレイでもどうじゃな
みんな:うんうん
とみんなはおいしそなトルコ風パイを紅茶と共に食べました。
え?そうね。ハナーはジハンギルファンだものね・・・
いえファンじゃないけど、ジハンギルはフズーリーの本に入った紙切れをみちゃったからねえ、ふずーりーといえば
腹心の友よ 君のためにすべてのものが私に敵対してもこれは苦難ではない。わたしには友として君だけで十分だ・・・で始まる詩は素敵だよ
へえ、フズーリーってどんな人?
彼はイラクに生まれたんだよ。カルバラーかヒルレというところだよ。
カルバラー?
そういえばカルバラーはカルバラーの戦いでゆうめいなばしょでもあるな
カルバラーの戦いですか?聞いたことがありますね。
ああ、オスマン帝国建国よりよりずっと昔の話さ
へえ、
うまれたのはヒルレと言う説もあるけど1556年カルバラーで亡くなったのは間違いない。彼はトルコ語で詩を書いたけど、アゼルバイジャン語で『レイラーとメジュヌーンの伝説』 (داستان ليلى و مجنونも書いてるよ
レイラーとメジュヌーンって、ロミオとジュリエットみたいなおはなしよね。
うん、レイラーは夜と言う意味の女性で、メジュヌーンは気が違った男と言う意味の男性の名よ。日本ではライラーとマジュヌーンと訳される場合もあるよね。
それはたぶんアラビア語由来の言葉だからだな。アラビア語の
ليلى
مجنون
からきているんだ。アラビア語を発音するときはلラームはあの母音記号が付くとラと発音し
مミームにあの母音記号が付くとマと発音するんだ。
なぜトルコ語になるとラとマじゃなくてレとメになるの?
それはね、アラビア語で文字は月文字と太陽文字と言うのに分けられるんだ。
月文字だとエ行で太陽文字だとア行で発音して月文字と太陽文字をわかるようにしたからだと思うよ
アラビア語発音のトルコ語なまりってところでしょう。
わあなんだかよくわからないけど、アラビア語由来の月文字ははア行じゃなっくてエ行ではつおんされるってことね!
そのとおり!
頭いい!
ところでジハンギルの話はどうなっちゃったの?
そうそうそのフズーリの本に挟まっていた手紙の端切れがジハンギルに勘違いさせちゃったわけよ
フーリジハンは全く知らなかったのね
そうそうそれがジハンギルの悲劇の始まりだった・・・
天国から地獄へって感じに一気におとされたってかんじなのね
誰のせいでもないけれど
しいて言えば紙切れのせいよね
そうだね。でもここではバヤズィットもフーリジハンも自分のことでいっぱいでジハンギルの変化に気が付く音はできなかったんだね
むりもないわね。二人は恋に落ちているんだから
それにしてもジハンギルにも性質の良い天使みたいな女性があらわれないかな?
そうねそうだといいわね。そういえばさっきのフズーリーだけどどんな作品を作ったの?
オスマン帝国外伝シーズン2で1534年スレイマン大帝がバグダードを勝ち取ったことがあったよね。
ああスレイマンがバグダードに入場した時のことだな。その時スレイマン大帝に詩を献上したんだよ。ヤフヤーとは全く逆だな。
ヤフヤーって??
ムスタファの直属の部下でしょ?
そうだったのかい?とにかく史実では彼はムスタファをスレイマンがしたことをオスマン帝国が傾くと考えていた。そしてスレイマン大帝に批判の詩を残したんだ。
へえ
ヤフヤーは勇敢ですね。フズーリ‐は宮廷詩人だったのですか?
そうとも言えるしそうとも言えないな。彼はさっきも話に出たけど『レイラーとムジュヌーン』についても詩を書いてるし、アラビア語やペルシア語で『詩集』Dīwān も書いてるよ。
レイラーとメジュヌーンの作品でメジュヌーンの彼の最愛のレイラーからの別離の苦しみに注目し、その苦しみに愛の本質があると感じているようじゃな
そうなの?
そうかも・・・
彼はこんな風にもいってるのじゃ
賞賛や非難をフズーリーに求めないでくれ
私はアーシュク(愛する者)であり、私の語る言葉はただ愛のみ
Menden Fuzûlî isteme eş'âr-ı medh ü zem
Men âşıkam hemîşe sözüm âşıkânedür
愛のみ、世界にこのほかに何もない
知識はただのうわさ話にすぎない
Âşık imiş her ne var âlem
そうなんだİlm bir kîl ü kâl imiş ancak
確かに知識は噂話って言うのは当たってるな。今の時代は特にノイズが多すぎるからね。ハハハ
そういう意味でつかっているのではないわよ。愛がすべてってことだわその他の物は無意味なものっていいいたかったんだわ
そうだね。明菜ちゃんがフズーリーの言いたいことにちかいかもね。
アハハ冗談だよ
実は彼はスーフィズムの影響を受けているんじゃ。この愛は明菜ちゃんの思っている愛と言うよりは、神への愛なんじゃよ
そうなの??
というわけで、なんだかおなかがすいてきちゃったな
確かにおなかがすいてきましたね
え!フズーリーの話しているのにおなかがすくなんて・・・
そうじゃな、それではスィガラボレイでもどうじゃな
みんな:うんうん
とみんなはおいしそなトルコ風パイを紅茶と共に食べました。