ミフリュニーサが初めてムスタファに会う オスマン帝国外伝シーズン4 6話と7話
6話ではフズルの娘 ミフリュニーサがアマスヤを訪れた。
ヤフヤが紹介すると
「お会いできて光栄です」
マヒデブランも「有名なあのお嬢さんはあなたなのね。ようこそ」
と歓迎した。
「あなた方と同じ屋根の下でおあいできることを夢見ていました。今日がその日でったのですね」とミフリュニーサも嬉しそうに答えた。
「海軍提督は何故あなたをよこされたのですか?」
「疑いを残したくなかったからです。お送りになった知らせを受け取りました。2人は父が送った者で、信頼でききるものたちです」
というとムスタファは「ただそのためにのみあなたをよこしたとは思えないが・・・」というと、
「はい他にもお伝えしたいことがございます」とミフリュニーサは答えた。
フズルのお墨付きをもらった二人アトマジャとヤヴズは、庭で潜んでいるうらぎりものを必ず探し出さねばと話していると、ある男が近づいてきた。そしてミフリュニーサのことをくわしく聞いた。アトマジャは丁寧に答えたが、実はこの男が裏切り者だった。リュステムの回し者だったのだ。
部屋の名毛では会話が続いていた。ミフリュニーサは
「父も私も全力でお仕えするつもりです。あなたにいられた矢は帝国にいられた矢と同じですから。決してうけいれることはできません(ムスタファは帝都から帰る途中襲われた。矢が飛んできたが側めのルメイサが身代わりになりすかった)
「あなたがたの忠誠をうたがうことなない。カプタンパシャは何を提案しているのか?」と率直にムスタファは尋ねた。
「この陰謀の影に誰がいるのかは明らかです。まずはじめに大宰相を倒さなければなりません。イェニチェリたちが最も強力です。この軍団を敵にすれば大宰相はたってはいられなくなります」
とミフリュニーサがいうとムスタファも同じ考えだと答えた。
そして近隣の行政官たちも仲間に入れるべきだとミフリュニーサは語った。
「誰も大宰相をよく思っていません」とヤフヤーも言った。
「用意はせねばならないが、まずはアマスヤの裏切り者を探さなければならぬ。あなたがここにいることは良い機会だ」といってミフリュニーサを見た。ムスタファに何か考えが浮かんだようだ。
シーンは変わって7話では
ミフリュニーサが
「本当のことを言えば父はここへ来させたくなかったのですが、私がお願いしました」といった。
「なぜ」
と聞かれると、少しとまどいながらミフリュニーサは
「イスタンブルは良い街です。でも誰も知り合いがいません。一日中船に閉じこもっているのもつまらないですもの」と答えた。本心は違う。ただムスタファに会いたかっただけなのだ。(男勝りの女性でも恋する乙女心は普通の女の子とまったく同じだ。この時のミフリュニーサはなんだか初々しくてかわいい感じがする)
「アルジェリアになぜもどらなかったのだ?」
「あなたに会わずに戻りたくなかったのです。残念なことに不幸な件で実現しました」
と答えた。ムスタファが淡々と
「いつもどるのだ?」ときいたので、
「私がお嫌なのですか?」
と心配になって聞いた。しるとムスタファは立ち上げって
「来てくれてうれしいが、敵たちがあなたを利用するのだ」と答えた。
「宮殿に滞在することはよくありませんね。ですがすぐに近くに家をみつけますので。もう少し落ち着くまでおまちください」
というと
「本当のことを言うと私も海軍提督と同じようにこの件であなたに係ってほしくないのだ、あなたに害を与えたくないからね」
というとそこへアトマジャが来た。
そしてアトマジャは初めて任務を授かった。「できるだけ早く手紙を届けよ」というのだった。そして「味方にも敵にもだ」と付け加えた。敵にも味方にもってどういうことなのか。かなり面白いことを言うが、これにはあるトリックが仕掛けられていた。
さっそくアトマジャとヤヴズは手紙をもってイスタンブルに向かった。そのあとを追う裏切り者がいた。だがさらにその裏切り者を見張っているヤフヤがいたのだ。
裏切り者は二人が寝ている間にその手紙を取り去った。
それからすぐに、 ムスタファが食事をしているとヤフヤが来て、「ボスタンジュパシャが裏切者だとわかりました」といった。
彼はムスタファにながいあいだムスタファ二忠誠を尽くしてきたので、マヒデブランは
「すぐに捕まえて、首をはねなさい」と怒っていった。だがムスタファは「いやこのまま生かしておくのだ。これからは我々が望んだものをつたえさせよう」と言った。
ようやくムスタファも情報作戦を開始したようだ。
この動画でわかるように、ミフリュニーサは最初からムスタファに興味を持っていたのですね。彼女はムスタファに会いたくて、行く用事を探していたのですね。でもこのミフリュニーサのアマスヤへの訪問は、ムスタファを脆弱にしてしまいました。後に何度もスレイマン大帝の信頼を失うきっかけを作ってしまうことになるのです。
たとえば無断でアマスヤを出たこと、無断で海軍提督にあったこと、そして無断で隠れ結婚をしたことなどです。アヤスヤに嵐を運んできたミフリュニーサの活躍は58話まで続きます。