ベレン・サートさんが新・オスマン帝国外伝~影の女帝キョセム~シーズン2に出演しなかった理由
3人のキョセム
新オスマン帝国外伝は影に女帝と形容されるほど長い間、オスマン帝国を支配した女性の物語です。
このドラマではキョセムを3人の女優が熱演しました。
一代目は外国生まれのアナスタシアを演じたルーマニア生まれのアナスタシア・ツィリビウさん。
2代目はアティエというドラマで日本でもおなじみのベレンサートさん。
3代目は中高年期のキョセムを演じたヌルギュル イェシルチャイ(Nurgül Yeşilçay)。彼女は幅広い役を演じられる名優です。
どのドラマでもそうですが主役の選択はとても大変で、重要です。
1代目のアナスタシア・ツィリビウさんはもう少し後の話まで出演する予定でしたが、視聴率が低調のため早めに2代目ベレン・サートさんに変更になりました。
2代目はベレンサートさんが選ばれたのですが、ほかにも多くの立候補者が上がっていました。その中には今オスマン帝国外伝シーズン3でフィルーゼ役を演じているジャンス・デレさんや世界的に有名なハザル・カヤさんの名もあったのです。
(個人的にはジャンス・デレさんのキョセムも見てみたかったのです。もう少し悪のあるキョセムを演じてくれたんじゃないかなあと思います。というのは2代目と3代目でかなりキャラのギャップがあるような気がするからです。
一方で中高年期もベレンさんも観たかったですね。子供が命みたいに生きてきた人が帝国が一番目になる瞬間を、帝国のためには子供も犠牲にする辛辣な生き方をベレンさんに演じてもらいたかったです。ギャップをどう表現したのでしょうね。)
ベレンさんがシーズン2に出演しなかった理由
でもベレンさんはシーズン2には出演しませんでした。
その理由はムラト皇帝を演じたメティン・アクデュルゲルMetin Akdülgerさんと以前共演した「ファトゥマギュルの罪な何なの?」というドラマに原因がありました。
二人はそのドラマでは夫婦役を演じました。でもキョセムでは親子の役になってしまうということで交代を余儀なくされたようです。
そしてもう一つの理由は視聴率です。多くの国で放送され、世界の人々に愛されているドラマですが、ベレンさんに代わってから少し視聴率は上がったものの、前作オスマン帝国外伝ほどには伸びませんでした。
そのためにシーズン2では思い切って多くのキャストを変えたとのことです。
キョセムの見どころ
キョセムのドラマはオスマン帝国外伝とは違った面白さがあります。一番興味深い点は夫である皇帝がなくなった後、支えもなく宮廷内でどのように一人で生きぬいたのかというところです。
結局彼女はヒュッレムとは違って穏やかな死を迎えることはできませんでしたが、女性の底力みたいなものを見せてくれました。
女性も能力と実力が伴えば、そして運に恵まれれば帝国を長い間支配することも可能なのだということを、彼女は示してくれたように思います。
私たちもくじけず頑張りましょう!