韓ドラ Sky キャッスル ヨンジュのつらさ、母の自殺の原因
ソジンはヨンジュ母の死の原因を偶然知った。それはヨンジュが残りしていったタブレットからだった。間違えてそれがソジンの手に渡った。
ヨンジュの日記を見てソジンは凍り付いた。そこにはヨンジュの悲惨な過去が日記の形で残っていたのだ。
やるきのないヨンジュをコーディネーターは、復讐心を芽生えさせ試験までのモチベーションを上げ続けた。
ヨンジュ小さいときから無理に勉強をさせられ嫌気がさしていた。
見た目はSKYキャッスルに住む金持ちの医者の息子で何不自由なく暮らしているように見えた。ところが彼には自由がなかった。それだけでなく中学生の時に初めて好きになった女のこと両親にも無理やり別れさせられた。
そしてコーディネーターと知り合ったことで、ヨンジュはゆがんだ考えに取りつかれてしまった。
コーディネーターはヨンジュの今までの状況を見て、親に対して復讐心を持たせることに成功した。彼女の言う復讐とは、「親の夢であるソウル医大を見事に合格し、親が喜びの絶頂にいるときに、消息を絶ち親と縁を切るということ」だった。ヨンジュはコーディネーターに従って見事合格したが、その直後に家を出て姿をくらました。
まもなく母親は残していったタブレットの日記を読み、気が動転した。
ヨンジュを探し当てたが、彼は断固戻らないという。
彼は家が地獄だったというのだ。
確かに自由のない毎日、勉強勉強、熱が出ても塾を休ませないなんて地獄というほかないかもしれない。
ヨンジュが戻らないと知ったヨンジュ母は生きる気力もなくなり、絶望して自殺をしたのだった。
親が子供の身のためにのみ生きるのは良くない。(いや子供のために生きているわけではない。)自分の夢を子供に託し、その夢を実現させようと子供に押し付けるのは良くない。
おしつけがよくないという当たり前のことがなかなか親になるとわからないものなのだ。良かれと思ってするのだが、それはさらに悪い結果につながることが多い。
子供にとって何が本当に良いことなのか誰にも分らないだろう。多分子供自身もよいこととは何かに気づかないことがあるかもしれない。
このように受験による弊害が今韓国で多発しているのは事実だ。
でもこんなつらい話の中で唯一ほっとするのは新しく引っ越してきた夫婦の笑い声だ。その笑い声を聞いて喜ぶ彼らの息子の存在も私たちを安堵させる。
(子供にとって一番の良いものとは両親の笑い声なのではないだろうか・・・ )