オスマン帝国外伝シーズン3 46話ハイライト エスマヌルを探すニギャールはイブラヒムの墓参りへ

生まれたときから親と離れた生きる運命を背負った子、エスマヌル、
父のイブラヒムパシャがなくなって、彼女はまた一人になるのだろうか、

マトラークチュがエスマヌルの元を訪れ、抱き上げながら、やさしくエスマヌルと声をかけた。

エスマヌルは無言だ。

ベビーシッターの女性が、

「朝からずっと、パパ パパ と言いながら泣いています。パシャ様はいついらっしゃいますか」

と何も知らずに聞いた。

「パシャ様は来ない。あなたはエスマヌルの荷物をじゅんびせよ、」

「わかりましたが、」

と何が何やらわからない彼女は理由を聞こうとした。マトラークチュは
其れには答えず

「準備せよと言ったのだ」

ともう一度言った。

エスマヌルはどこへ?

次のシーンで、マトラークチュはエスマヌルを船に連れてきた。

そして部下に

「エスマヌルは御前に任せたぞ。彼女を守るのだ。
彼女をブラヒムパシャの家族の元へ無事届けるのだ。
それまでは決してもどってくるな」

と命じると、

「仰せの通りに」

と部下は答えた。マトラークチュは

「彼らに状況を話せ、彼らがすぐに逃げるように、母国へ戻るように」

「わかりました」と

部下は答えた。マトラークチュはいとおしそうにエスマヌルをなぜ、

「道中無事でな」

と話しかけた。それから女性に抱かれたエスマヌルは船の中に入った。

去ろうとするマトラークチュに部下は

「数々のウソや中傷をパシャ様に言った者たちは、報いをうけるのですよね。そうでしょう?」

というと、

「この世でできなければ、あの世で必ず報いを受けるだろう」

とマトラークチュは確信して部下にいった。

当時のオスマン帝国では、この世で不当な扱いを人々にすると、必ず罰せられ、
もしこの世で罰せられなかったとしてもあの世でその罰を受けるという考えがあった。


シーンは変わって、
マトラークチュが家で座って絵を描いていると、ドアのノックする音が聞こえた。

だるそうに立ち上がりドアを開けると、そこに亡霊のようなニギャールがたっていた。
驚くマトラークチュ。
何故なら今ニギャールはリュステムと共にテケの地にいるはずだったからだ。

「どうしたのだ、悪いことではないよな」

と心配そうな顔をするマトラークチュ。

いままで、彼女が現れるときは、何か悪い知らせか困難な状況をもたらしていたからだ。

「リュステムはここにいます。彼と共に来ました。ヒュッレムスルタンが呼んだのです。
きいたところによると、宰相になるそうです。

「みてみなよ、足が頭になるなんて。政府はなんという人々の手にまかされるのだろう」

ニギャールは中に入る。

「この知らせを受けとった日からすっと眠ることができませんでした。まるで世界がほうかいしたかのようですわ」

「だがなにもすべはない。
今日でなくても、いつかみんなにおこることだ」

とマトラークチュはいった。

「娘に会いに家に行きましたが、門には鎖がかけられていて誰もいません。
私の娘はどこですか?
エスマヌルはどこなの?マラークチュ様、さもなければ・・・」

と言うと、
マトラークチュは

「あなたの娘は生きているよ。心配しないで」

と安心させる。
ニギャールは、

「神に感謝します」

と言いながら立ち上がりマトラークチュに近づく。そして

「彼女はどこにいるの?」とさらに聞いた。

「パシャが処刑された日にすぐにイブラヒムパシャの家族の元へ送ったよ」

とマトラークチュ。

「何故ですか、なぜ私の元へよこさなかったのですか?」

と詰め寄るニギャール。

「イブラヒムのパシャの血で手を赤く染めた犬のようなリュステムと一緒に住んでいるあなたの元へ送れると思うのか?!
あなたはエスマヌルを守ることはできなかったよ。
私は彼女の命を救ったのだ」

と少し憤りながら答えた。

ニギャールは本当のことをマトラークチュが語っていると思ったが、彼女の母としての心はどうしても娘の父親の敵と一緒に住むという無理を通したかった。

「マトラークチュ様」

とニギャールはその気持ちを伝えようとすると、

「このほうがよいのだよ、少し時がたてば、あなたの元へ彼女をおくるから」

と慰めるようにマトラークチュはニギャールを励ました。

部屋から出ていこうとするマトラークチュの後ろ姿に、

「イブラヒムパシャのお墓さえないそうですね、そうみんながいっていますわ」

と言うと、マトラークチュは皇帝の誰にもイブラヒムの墓の場所をしらせるなという命令を聞かずに、ニギャールを彼の墓に連れていった。

マトラークチュはニギャールを哀れに思ったのだ。マトラークチュは本当に人間味のあるキャラに描かれていると思う。

マトラークチュはニギャールと方とばかりの結婚をさせられ、大きな傷をここおrに受けた。
にもかかわらず、ニギャールにエスマヌルのことを教えたし、其れだけでな伯、エスマヌルを安全なところへ逃がした。

そして今回はさらに皇帝の命を破ってまで、ニギャールにイブラヒムの墓参りをさせてたのだ。
イブラヒムの墓は
現在はある説では街の通りの一角にあると言われているが、当時そこは人のいない林だった。

ニギャールはマトラークチュのあたたかさによって、イブラヒムの墓に行くことができた。彼の墓には墓石がなく、ただ板切れが目印のために置かれてあった。
ところでこの板は南東に建てられている。

ニギャールはイブラヒムの埋められている土の上に水をかけ、彼が天国にいけるように祈った。

そしてイブラヒムのことを思いだしていた。

「私をひとりにしないで、おねがい」

「なぜそういうのだ。あなたを残すなんてことはない」

「このような幸せの中に会いると、まるで夢のような気がして、目を覚ますと、あなたを失のではとこわいのよ」

と言うとイブラヒムが微笑む姿をニギャールは涙を流しながら思い起こしていたのだった。

彼女にとってはイブラヒムとの一番思い出深いシーンなのかもしれない。

ニギャールは愛する人も失い、そして娘ともまた離れ離れになった・・・
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