フィルーゼの正体は? オスマン帝国外伝シーズン3 29話 ハイライト
アフィフェがスレイマンの帰りを待っている。彼はフズルのところから来たのだ。
心配そうな顔をしているアフィフェにスレイマンは「元気か」と聞く。
彼女はあまり元気ではなかった。
フィルーゼのことだ。フィルーゼはとらえられてしまった。理由もわからないのだ。
アフィフェは懸命に起こった出来事をスレイマンい説明する。
「なぜか」理由を聞くスレイマンに、
「私もお尋ねしましたが、これが適切だと思ったと仰せになりました」
それを聞くとスレイマンは顔色を変え、
すぐにヒュッレムを訪れた。
怒りの気持ちは歩く姿にも見えた。
だが ヒュッレムは余裕の顔をして スレイマンが来るのを待っていた。
ヒュッレムを見るなり、「
何をしようとしているのだ、ヒュッレム!フィルーゼを牢に入れるとは何事だ!」と怖い口調で言うスレイマン。
「私は何も間違ったことはしていません。
彼女のあやまちは重いです。」
「なんだその過ちとは?」
するとヒュッレムはナズルに目で合図する。
フィルーゼが現れた。
家来を取り払い3人にだけになった。
ヒュッレムはフィルーゼに
「あなたの過ちはないと尋ねたわね?これを自分自身で示させましょう。フィルーゼ、なぜここにいるかを言いなさい。みんなに秘密にしていたあ秘密を知ったのよ」と静かな、かなり落ち着いた声でいう。
するとフィルーゼの目が泳ぐ。
スレイマンは
「なんだその秘密とは?」と困惑した様子で尋ねる。
フィルーゼは無言のままだった。
そこで
ヒュッレムは
フィルーゼの髪の毛を寄せ、フィルーゼのうなじを、見せた。
するとフィルーゼの目から涙が・・・・
「この入れ墨の秘密を知らないでしょう?そうでなければもっと前に首をとることを命じてことでしょう」
「この入れ墨にどんな意味があるというのだ」
「あなたのお気に入りと思っていらっしゃるこの女性はサファヴィー朝の者です。この入れ墨がその証拠です。これはその王家が以前 使っていた紋章の一つだそうです」
「フィールーゼ」とつぶやくスレイマン。彼は信じられなかった。
このフィルーゼが、
こよなく愛したあのフィルーゼが実はスパイであり、自分の狙っていたなど信じたくもなかった。
スレイマンは彼女に否定してもらいたかった。
でもフィルーゼはただ泣くばかりだった。何もななさないフィルーゼ。でも
その涙は確かな答えだった。
なんとスレイマンは本当にかわいそうですね。
こんな形で裏切られるとは思ってもみなかったことでしょう。