オスマン帝国外伝シーズン3 42話 ハイライト キラズはトラブゾンへ帰る
キラズはアフィフェにつかまった。
この病気の話はそこから出たの
私から聞いたと言わないでください。私もどうしてよいかわからないのです。
話しても話さなくても地獄です。
と、迷ったあげく
「実はアフィフェ様、私が台所へ行く途中に」
と話そうとするとミフリマーフが呼び止めた。
「ここにいたのね。アフィフェ、キラズを直ちに宮殿から追放するように。ハレミで派彼をのぞまないわ」
「貴方様に何か粗相を?」とアフィフェ。
「そうよ、だから追放よ、すぐにいかせて」
困った顔のキラズ。驚くアフィフェ。
だが彼の罪は何もない。
アフィフェはその足でヒュッレムを訪れる。
そしてキラズのことを彼女が話すと、ヒュッレムはミフリマーフの元へ行く。
「ミフリマーフどうしたの。キラズをなぜいかせるの?なぜ私に何も知らせずこのような決定を下したの?」
ときくとミフリマーフは
「何をしたかを知ればあなたも追放したことでしょう。
母上。ヤフヤのことを知ったのです。それをアフィフェに言おうとしたのです」
ああそういうことか、彼女は真実を言わなかった。でもヒュッレムが納得する答えも用意していたのだ。
ヒュッレムは納得して、外へ出ていく。そしてアフィフェに
「キラズをトラブゾンにいかせなさい。二度とここへ戻ってこないように。彼に『命を取らなかったことにお礼の祈りをしなさい』と言って」ときつく伝えた。
料理室では
3人がいた。シェケルアー、スンビュル、そしてキラズだ。
シェケルアーがスンビュルのつらそうな様子を見て大丈夫かと声をかけた
そうなのだ、今はラマザン中で、当時みんなは昼間は水を飲むのも食べ物を食べるのもたっていた。(ここでいう昼間とは日の出の約1時間半前から日の入りまでのことです。なので実さいの断食を始めるときにはまだ外はかなり暗いです))
「ハレムが忙しすぎて、もう力がでない。あなたはすごいね。サフルで3倍たべただろう。おなかをごらんよ」と答えるスンビュル。
力がないといいながらで口だけは達者なスンビュルだ。
呆れてシェケルアーはトーベトーベと言いながら、うろうろしているキラズを見てどうしたのかと聞くと、何も、ただおなかがすいているだけだよ」
と答えるが、「いいやなにかほかにあるな」と意外と鋭いシェケルアー。
そこへアフィフェがきて
「ヒュッレム妃もあなたをいかせるように命じたよ」
「どこへ送るのですか」と心配そうに聞くキラズ。
『荷物をまとめて、トラブゾンにいくのよ」
と言うと、キラズは
「神に感謝すます。」
それを聞いたアフィフェはあきれてにらむと、
「道に放りだされたらどうします」という。
「スンビュルがどうしましたか、アフィフェ様、ついにこやつは出ていくのですか?」
と聞く。
「みなさん、私はでていきます」キラズは言うとスンビュルはすごく喜んだ。
「だがあんまりにも悲しくてしにそうだよ」とジョークを言い倒れる真似をする。
するとシェケルアーは心配して
「何をしでかしたんだい?」
と聞くと
私はただ黙ってただけだよ」
と怒る。
何も過ちは犯していなかった。
正義なんてものは存在しないのだろうか?!
こうして
キラズはミフリマーフの命令でイスタンブルを去ることになった。
でもキラズはなぜか少しほっとした様子だった。イスタンブルは怖いと思ったに違いない・・・