トルコ映画(ネットフリックス)明日への片道切符 概要・キャスト・あらすじ・感想】
【概要】トルコロマンス映画、
監督オザン アチュクタン
【キャスト】
ディラン チチェク デニズ レイラ役
ヴァイオリニスト 短気? 繊細、 6年間付き合った男性がいた。課彼との子供ができたが埋めずに自殺を計った過去を持つ。
メティン アクデュルゲル アリ役
弁護士、心臓が弱く発作の薬を常備している。タバコや酒を健康のためにのまない。
やさしい?人の話を聞くのが上手。女心には鈍感なところがある。
【あらすじ】
青列車で偶然同席した二人のアリとレイラが同じ目的地ウルファまで、車窓の眺めが変わるように彼らの気持ちが変化していく様子を描いたラヴ物語。
レイラの友達から結婚招待状が届く。結婚相手は今付き合っていた男。レイラは迷いながらも結婚式に参加することにした。
そしてもうひとり同じ結婚式場に向かっている男がいた。同席したアリだった。
彼は2年間付き合った女性の結婚式場へ向かっていた。
その女性がレイラの友達だった。ふられた二人がそれぞれの切ないつらい思いを語りながら、惹かれていく。
【感想】
こ列車から見える風景は素敵だ。電車の中で二人の心が近づいていく様子はとても見事に描かれていたと思う。
でもこんな偶然はまずないだろう。
ふられたもの同士が同じ電車で、同じコンパートメントに座り、同じ結婚式場に向かっているなんて、設定があまりにも現実離れしている。
それでも二人の話を聞きながら、二人の恋する人への真剣な気持ち、そして人を恋するときに感じるもどかしさや、うれしさなどが伝わってきた。
特にレイラは映画の最初のころは命がけで愛していた面も見え、それだけに哀れにも見えた。見ている者を感傷的にさせる演技だった。
ところで主役の女性レイラはトルコの人気ドラマチュクールで 主役の女性セナを演じていた。彼女は美しく可憐だ。
電車から怒って降りていくアリを追いかけて、半ば叫ぶように自分のことを話し始めるシーンが一番印象に残った。
今までの6年間の思いがそこで一挙に爆発した感じだ。
辛い思いや苦しい気持ちはなるべく外に出したほうがいいと私は普段から思っているので、
彼女が話し出したときにはなぜかほっとした気持ちになった。
主に二人の登場人物で最後までみさせてしまうこの映画、かなりクール!
二人が過去の傷を乗り越えて、明日へ向かって躊躇せず向かってくれたらなあと心から思う。