信頼しあう兄弟と敵対しあう母親たち オスマン帝国外伝シーズン3 27話ハイライト

ムスタファ長子スレイマンが生まれた。
その誕生祝いにヒュッレムたちはマニサへ出かけた。
そこでムスタファはよろこびの真っただ中だったが、憂いもいくつかあった。
ヘレナのことだ。
そしてもう一つはスレイマンがメフメトをより重用していることだ。
このような状態でムスタファとメフメト兄弟は森を散歩する。
ここはかつて、スレイマンがイブラヒムとよく飛び回った場所だった。
そのよう代の会話はとても微笑ましいものだった。
メフメトは兄のムスタファをこよなく愛し、尊敬している。
メフメトはマニサに来た感想をこういった。
「ここではみんながあなたのことを話しています。。とてもあなたを慕っているようです。
帝都でもそうですよ、イェニチェリは特にそうですね。
ムスタファは彼らの愛を失わないために全力を尽くしているんだ、メフメトよ」
「でも私慕ってはいませんね。私の名を呼ぶことさえしませんから。母のことや、私のことでなんともすごいうわさを聞いたことでしょう。
お前は彼らに耳を貸すことはないよ。彼らは知らないのだから。少し時がたてば、お前がどれほど知的でよい皇子であるかを彼らの目で見ることになるから」と優しく頬をなぜながら慰める。

わあ、ほんとにいいなあ。ヒュッレムとムスタファの間があれほど敵対しているのに、メフメトはムスタファをうたがいなく愛し、慕っている。
ムスタファもまた、ヒュッレムとのことがあるのにメフメトを心から愛していた。
二人の絆は強かった。

次のシーンではいつものようにマヒデブランとヒュッレムが冷たく言い争っている。子供たちを見習って~~~と叫びたくなるような、対称的なシーンだ。
ヒュッレムは相変わらずムスタファとスレイマンとの間を裂こうと懸命だ。
マヒデブランは二人の間裂くことはできないというのだった。
ヒュッレムは
「そのとおりです。私は入ることはできませんわ。でもメフメットは入れるわ。そうでしょう?」
と言うとマヒデブランの顔がこわばる。

再びメフメットとムスタファの会話に戻ろう。
メフメットはスレイマンから聞いた規則の話をムスタファに伝える。
「ここへ来るときに父とすこしお話をしました。彼は規則について話しました、メフメト2世がおっしゃられたそうです」
「どの規則だい?」

「私の息子の誰かが皇位についたら、帝国のためにその兄弟の命を奪うことは可能である。他にも多くのウレマーたちもこれに同意しているようです」

そこまで言うと悲しそうに一瞬目を閉じそれから
「いつかあなたがが皇位についたなら、私の命を奪わないでしょう、そうでしょう兄上?」ムスタファはメフメトの腕を抱きしめるように固く握り、
「メフメット、わが弟よ、どうした私があなたの命を奪うことができようか!世界が崩れ落ちみんなが私を妨害しても、あなたの毛一本にでも私が害を与えるならば、私は人間とは言えないよ」と真顔で言うとメフメットも安心したようだ。
それからムスタファがあるき始めようとすると、ブスっという鈍い音を耳にする。
彼はメフメットの異変に気付き「メフメット」と声をかける。
次の瞬間メフメットは倒れはじめた。
ムスタファは彼を支えた。

一体どうしたのだろう?

メフメットの背中には一本の矢が刺さっていた。
メフメットを抱きかかえるムスタファ。
メフメットは兄の腕の中で目を閉じた。
「弟よと弟よ」と途方にクレスムスタファの姿は痛々しかった。

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