オスマン帝国外伝シーズン3 45話 ブラヒムの訃報にハティジェはヒュッレムに・・・

ハレム中ではイブラヒムパシャの話でもちきりだった。

シャーは メルジャンからイブラヒムパシャがなくなったことを知らせる。
廊下で会ったアフィフェに尋ねる

「アフィフェ、言われていることは本当なの?イブラヒム パシャが・・・」

「本当です、神の恵みがありますように」と悲しそう答えた。

そこへヒュッレムが現れる。

「私も今お知らせに上がるところでした。ですが、すでにもうお知りになられたようですね」

どうしてこんなことが

皇女様、これは皇帝の決定です。

次のシーンでは
ミフリマーフとメフメトとヒュッレムが集まっていた。

「皇帝はイブラヒムパシャをとても信頼していました。14年間もの間、代理をさせてきました」
手メフメトが悲しそうにいった。

「どうしたの、なぜ処刑されたの?それもこんなに突然に」とミフリマーフも訪ねた。

「何が起こったのか知ることは決してできません。わかっていることはこれはふさわしい罰です。皇帝がこのように決定したのですから、正しいことですわ。このことを質問をするのは私たちの分を超えます」

とヒュッレムが子供たちに答えた。

「ハティジェ・スルタンはたいへんなことになっているわ」とミフリマーフは叔母のハティジェを心配している様子だった。

メフメトもなっとくおいかないようすで、

「イブラヒムパシャは比類なき方です。このように偉大な政府の高官がこのような形で命を落とすとは・・・

するとヒュッレムは

「この国には数多くのパシャがいますよ。一人が去れば一人がやってきます、神がこの国をおまもりくださいますように」

と言った時、
ドアの外から、

ヒュレ~~~ム、ヒュッレ~~ム」
と何度もさけぶこえがした。

ハティジェだった。ハティジェの姉妹とアフィフェが一生懸命止めようとしていたが、彼女は叫びつづけた。

二階からハティジェを見下ろし、それから階下へ降りていき、お辞儀をし、

「神が忍耐をあたえてくださいますように、お悔やみ申し上げます」

とヒュッレムは静かに言った。

「あなたのせいで死んでしまったのよ、イブラヒムは!あなたのウソと中傷のせいで彼は死んでしまったわ」

と怒りをぶつけると、ヒュッレムは静かに

「あなたの痛みはわかります。ですが私は・・・」

「地獄に落ちよ!
おまえがこのサライに来た日がのろわれよ!
おまえがすべてを燃やしてしまったわ。
こわして、消してしまったわ」

と言ったところで、ヒュッレムは

「この出来事に私は何もかんよしておりません。皇帝のご決定です」

ときっぱりと言う。だがハティジェはヒュッレムに襲い掛かかろうとし、

「お前が言い続けた中傷で彼を殺したのよ、おまえのウソのために!」

と叫び続けた。

われをハティジェは失っていた。立っているのもしんどそうだ。

荒い息を整えながら、ヒュッレムに近づき、

「このままではすまないわ、おまえも私と同じように地獄の苦しみをあじわうのよ。そして私の命をとってと私にたのむことになるわ」

と言って去っていった。

ヒュッレムに部屋に戻るようにシャーが言う。
ヒュッレムはため息をつき帰ろうとすると、二人の子供たちが今の様子を見ていたのに彼女は気が付いた。

ヒュッレムが直接今回はかかわっていなかったかもしれないが、
ハティジェの言ったことは一理ある。

今までの何度も繰り返しスレイマンの耳元でささやかれたイブラヒムに対する中傷やいつわりのことばが、スレイマンの無意識の部分に多くの影響を与えたのはたしかだからだ。

だがこの耳元でささや中傷や偽りは当時のオスマン帝国のハレムの女性たちには、けっしてはいけない禁止事項(ハラム)として教えられていたのだった。

(ドラマでよくみられる中傷や嘘の言い合いはドラマ上のことで、実際はどうだったのかは定かではありません)




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