マルコチョールの罪はハンサムで強くて情熱的であること? オスマン帝国外伝シーズン3 65話 ハイライト
マルコチョールがマトラークチュに悩みを打ち明けていた。
とマトラークチュがそこまで話すとノックする音が聞こえた。 手紙を持ってきたのだ。
「それは皇女様が私に会いがっている。終わりにするときが来たな」
と言いてマルコチョールは出ていった。
シーンは変わってヒュッレムとスンビュルがシャーの決定について話していた。
「シャー様は本当にかしこいです。マルコチョールを味方につけるためには最高の方法ですよ」
とスンビュルが困ったようにいうと、
「これをくいとめなければならないわ。この結婚を破談にしなければね」
と言うが、スンビュルは
「お許しください、ですが、なにもできませんよ」
と答えた。
「マルコチョール様はシャー様に断ることはできませんから」
「皇帝の許可がなければできないもの」 とヒュッレムはいった。
「この結婚が成立すればシャースルタンの権力が増大し、何をしてもくずすことはできないわ」
とかなり追い詰められた様子で言った。そこへファーリエが入ってきて
「皇帝妃様、マルコチョール様がエスメハン様と大理石の間でお会いになるとのことです」
と知らせに来た。ミヒリマーフの付き人が知らせたとのことだった。
「ミフリマーフもこのことが気にいっていないのね。あっていることを明らかにしなければならないわ」
とヒュッレムはいいながら、大理石の間へ急いだ。 だが中に入ると、エスメハンはいなかった。 マルコチョールと会っていたのはミフリマーフだった。
この時ばかりはヒュッレムムかなり驚いたことだろう。
ミフリマーフは懸命に弁解しようとしたが、ヒュッレムは激怒し、
「すぐに、ハレムへ戻りなさい」
と静かだが怖い声で命じた。 残されたマルコチョールはなんともかわいそうだ。 彼はそれからヒュッレムに尋問された。
「それはしんじつではあいりません」
とマルコチョールが返すと、フフンとあきれてヒュッレムは
「真実とは何!いってごらん!彼女たちがあなたの周りをうろついてるといいたいの。そう皇女たちをぶじょくしたいわけ?」
と言うと、マルコチョールは弁解しようとしたが、ヒュッレムは聞く耳を持たなかった。
「板挟みになってしまったよ。どうすればいいのやら・・・」
「なにもいえない。片方はミフリマーフ皇女様そしてもう片方はエスメハン皇女様だものな。この状態ではあなたは決定しなければならないね」
とマトラークチュも困った様子だった。
「もうシャー様は決断してしまっているのだ。『結婚するのよ』と彼女は言ったよ。どうすればいいのだ?」
と言うマルコチョールに、マトラークチュは
「ミフリマーフ様と話するのはどうかな? 彼女が自ら妨害しようとするよ」
と栗島切れの案を出してみた。
「いやこれは不可能だ」
とマルコチョールは言う。
「何故できない? ミフリマーフ様は世界の支配者の娘だよ」
「それは皇女様が私に会いがっている。終わりにするときが来たな」
と言いてマルコチョールは出ていった。
シーンは変わってヒュッレムとスンビュルがシャーの決定について話していた。
「シャー様は本当にかしこいです。マルコチョールを味方につけるためには最高の方法ですよ」
とスンビュルが困ったようにいうと、
「これをくいとめなければならないわ。この結婚を破談にしなければね」
と言うが、スンビュルは
「お許しください、ですが、なにもできませんよ」
と答えた。
「マルコチョール様はシャー様に断ることはできませんから」
「皇帝の許可がなければできないもの」 とヒュッレムはいった。
「それはそうですが、皇帝様がなぜこの結婚に反対するのですか?」
とスンビュルが言った。確かに皇帝はシャーをなぜか気にいっている。マルコチョールも気にいっている。皇帝にとっては喜ばしい縁談だった。それを十分知っているヒュッレムは
「この結婚が成立すればシャースルタンの権力が増大し、何をしてもくずすことはできないわ」
とかなり追い詰められた様子で言った。そこへファーリエが入ってきて
「皇帝妃様、マルコチョール様がエスメハン様と大理石の間でお会いになるとのことです」
と知らせに来た。ミヒリマーフの付き人が知らせたとのことだった。
「ミフリマーフもこのことが気にいっていないのね。あっていることを明らかにしなければならないわ」
とヒュッレムはいいながら、大理石の間へ急いだ。 だが中に入ると、エスメハンはいなかった。 マルコチョールと会っていたのはミフリマーフだった。
この時ばかりはヒュッレムムかなり驚いたことだろう。
エスメハンではなく自分のむすめが密会している現場に乗り込んだのだから。
それも娘がいるとは知らずに・・・
ミフリマーフは懸命に弁解しようとしたが、ヒュッレムは激怒し、
「すぐに、ハレムへ戻りなさい」
と静かだが怖い声で命じた。 残されたマルコチョールはなんともかわいそうだ。 彼はそれからヒュッレムに尋問された。
「ミフリマーフ様が個人的なことでお話したいとのことでした。しらせをいただいてすぐに来ました」
と答えた。
「個人的なことは明らかね。密会していたのだから。私はあなたを皇帝の近侍だと思っていたわ。彼のそばにいつもいなければならないはずなのに、あなたは皇女たちの後を追いかけまわっているのですね」
と卑しめた。すると
「それはしんじつではあいりません」
とマルコチョールが返すと、フフンとあきれてヒュッレムは
「真実とは何!いってごらん!彼女たちがあなたの周りをうろついてるといいたいの。そう皇女たちをぶじょくしたいわけ?」
と言うと、マルコチョールは弁解しようとしたが、ヒュッレムは聞く耳を持たなかった。
「気をつけなさい、マルコチョール!あなたは間違いを犯しているわ。金(イブラヒムの財産)についてシャー様たちを守ったのをどうやってまもったかを知っているわ。
それからそのあとでエスメハンとの噂が出たわね。
というと
「ご心配なさらないでください。私は誰とも手を組むことはありません。ただ偉大なる皇帝様にお仕えするだけです」
と彼はきっぱりと答えた。
本当にマルコチョールは何も悪くないのに、いつも責められるのは皇女たちではなく家来たちの方だ。これはとても理不尽なことだ。
もしマルコチョールに罪があるとすれば、それは彼がハンサムで強くそして情熱的だからと言うことだろう。
さてこれからマルコチョールはどうするのだろうか?