ヒュッレムに真実を語るファーリエ オスマン帝国外伝シーズン3 61話ハイライト
ファーリエがベッドで寝ていた。ヒュッレムがしんぱいしながら、
「具合はどう?」
とスンビュルに尋ねた。
スンビュルは
「傷は深くないです。神様が助けてくださいました。シャーヒンを助けようとしてしぬとことでした」
「さあ話してあなたはだれなの? いままで何をした?
誰に仕えているの?
何の理由があるのかを知りたいわ
とさすがヒュッレム、もうファーリエの行動がおかしいことに気づいていた。
すると彼女は話し始めた。
「私の本当の名前はディアナです。マニサでマヒデブラン様に仕えておりました。彼女と一緒にここへ参りました。
彼女はハティジェ様に仕えるよう命じました」
「つまりマヒデブランがここへあなたをよこしたのね。
ハマムで私を殺そうとしたのはあなたね、そうでしょう?
」
と言った時のスンビュルの顔が忘れられない。
まんまと騙された、と自分の愚かさに気づいたときに見せる顔だ。
ファーリエは
「その通りです皇帝妃様」
と答えた。
「スンビュル様がドアのところに現れたので私はやめました。何故なら捕まらないように実行するよう命じられていましたから」
「でもそのあとでなぜしなかったの?多くのチャンスがあったはずよ」
「シャー様が妨害しました」
「シャースルタンが?」
なぜだろうとスンビュルも頬に手を当てて考えている様子だった。
ファーリエは続けた。
「ハマムのことについて彼女はご存知ではありませんでした。
それを知ると、以後やめるように命じました。
あなたが褒美としてあなたのそばに仕えさせると私にスパイするように望みました」
「彼女に災いあれ、あなたは多くのことを彼らに伝えたのだな、皇帝妃様、命じてください彼女をどうしますか?
」
とスンビュルはいかった。だがヒュッレムはかなり冷静に
「続けて」
といった。
次のシーンでは
眠りから覚めたファーリエの目の前にはマルコチョールがたっていた。
(当時枕カバーがあったのかなあ)
彼は
「体調はどうですか?あなたが目覚めるのを待っていました。さあ話してください、昨日の夜何があったかを・・・」
部屋に戻ったスンビュルが「彼女は狐のようにずるがしこい(悪魔の服を反対にきたような人だ)」
とあきれてヒュッレムに言うと、
「なんでわからなかったのだろう、私も騙されたなんて!あれほど彼女が信頼できるとあなたに申し上げてしまいまして。なんとも恥ずかしい限りです、皇帝氏様」
とスンビュルの怒りはとどまることを知らなかった。
確かに自分だけが騙されたわけではなく、ヒュッレムにも何度も彼女が信頼できる人だといっていた。
長く宦官長をしているのだから、人を見る目があるはずだが、それでもファーリエには騙されてしまったようだ。
(そうなんですよね、ファーリエってなぜか悪人って感じがしないですよね)
するとヒュッレムは
「スンビュルも起こったことはもとに戻らないわ。私たちはこれからのことを考えましょう」
(ヒュッレムはいつも前向きだ。これは必然なのかもしれない。
ヒュッレムの場合、過去に起こったことばかりにとらわれては目の前の危険から自分を守ることができないからかもしれない)
と言うと、
「今マルコチョール様が尋問していらっしゃいますね。でも
お許しください、このようなことが起こった後でどうやって彼女を信じるlことができるのでしょう?」
あれあれ?
ヒュッレムはまた彼女を信じたのかな?
するとヒュッレムは
「あるものが敵から味方になった時にはそのものを信じなさい。そのものは二度と敵にはならないわ。あなたも以前私の敵だったでしょう。けれど今あなたはここに私と一緒にいるわ。あなたは私にとって忠臣だすもの」
わあ、ヒュッレムはやっぱどこか違うかも、
そうなのだ、彼女の周りにはかつて敵対していた者たちが忠臣として仕えているという事実があった。
とはいうもののスンビュルは
「あなたが正しいことをご存知ですですが、それでも私はこの女性を・・・
と言うところまでいうとヒュッレムは手でそれを遮った。
それではファーリエがマルコチョールになんと説明したか聞いてみよう
「自分の部屋に行きました。シすると物音が聞こえました。なんか争っている音が。
もちとんすぐはしっていきました。
するとシャーヒン様がヒンジ床に横たわっているのをみました。
そばには一人の男がいました。
「確かか?
私はあなたを皇帝のプライベート室のそばから見たぞ。シャーヒンと一緒に行くところだったではないか」
おっさすがマルコチョール!あのバルコニーに立っているのはただたっているだけではなかった。彼はすべてをみている。
「そうですその通りです。
彼が私を呼びにきました。一緒に歩きました。それから私は彼のそばを離れました」
「彼は何故あなたを呼んだのか?何を話したのか?」
「彼は不安げでした。ヒュッレムは様に会いたいと言いました。」
「なぜだ?ハティジェ様のことを証明した女奴隷がいましたね。彼女は逃げるときに港で捕まえられました。彼女が行方不明だそうで、そのことを皇帝氏様に伝えてくれと言ったのです。ちょうど私が行こうとしたら、事件が起こったいのです。何とか命を自分で救いました」
とまで話すとヒュッレムが入ってきた。
そしてマルコチョールに
「このハレムに男が自由に入ってこれるとはね。
内廷宦官長が殺され最もちかしい私の女官が負傷するとは!」
とヒュッレムがが怒りながら言うと、マルコチョールは
申し訳なさそうに
今調べているところです、皇帝妃様
と頭を下げた。
「マルコチョール、あなたを信頼しているわ。犯人をかならずさがしだして。内廷宦官長がこんな風に殺されるということは私たちに安全は全くないということですから」
ここでヒュッレムが登場することのよってマルコチョールのファーリエへの疑惑の念を薄めようとしたにちがいない。
次のシーンでは
ファーリエが
「すべてあなたがのぞんだ通りお話しました」
といった。
「彼女たちは自分たちの堀った穴に落ちるわ。望むものが得られるでしょう。シャーヒン死んだから。彼が神に許されますように、彼は私に忠実だったわ」
とシャーヒンを偲んだ。
「彼らは彼らの望むものをその地位につけたいのです、皇帝妃様。最初から目的はこれでしたから」
「しっているわ」
とヒュッレムは余裕のある顔で言った。
「でもそれはゆるさないわ。それから
あなたは黒魔術について話して」
と続けた。
「サーリハさんが何をしたのか確実にはしりません。ただ中にいれたものが何であれあなたを病気にさせるものであったのは確かです。これからはよくねむれるようになりますわ」
とファーリエが答えると、
「このためだったのね」
と今まで大変な思いをしてきたヒュッレムだが、この時ようやく苦しめていた理由が分かった。
マルコチョールはスレイマンに事件について話しに行った。
「内廷宦官長は多くの者たちと関係を持ちます。しかし宮殿医彼の敵がいたのかもしれません」
とマルコチョールがいうと、
「皇女たちもあり得るか?」
とスレイマンは質問した。
「そう考えたくはございませんが、先日港で捕まった女奴隷がいました。ハティジェ様に仕えていたものです。彼女はハティジェ様について話した方です」
「それで?
」
「その女性は今行方不明です。
誰も彼女がどこにいるのかしりません」
というと、スレイマンはやれやれといった感じでため息をついた。また自分の妹たちの皇女の仕業かと思ったに違いない。
宮殿は策謀に次ぐ策謀、裏切りに次ぐ裏切り、
宮殿は外から見るととても素晴らしい建物だが、
あの大きな宮殿の中には平安な場所はほとんどない。