オスマン帝国外伝シーズン3 55話ハイライト シャーのお芝居の後始末は

スレイマンが遠征から戻った。留守中の間にヒュッレムにはえらいことが起こった。今までになく彼女は試されたのだ。皇帝への忠誠心を・・・

ヒュッレムはその試練に打ち勝った。 そして何が起こったかをすべてスレイマンにぶちまけた。
もちろん今回の話は全てほんとだ。ムスタファが　変逆を起こすつもりだったということを強調する以外は・・・

スレイマンが留守中に起こったことは

１、 スレイマンが重傷

２、 ムスタファがこの知らせ聞いて帝都に軍を引き連れて上京

というフェイクニュースがヒュッレムの元に届けられたことだ。

ヒュッレムは皇子たちを守るためにっ選択を余儀なくされた。

１、 ニギャールの勧めの通りバヤズィトを皇位につける。

２、 スレイマンの妹シャーに皇子たちを預ける。

３、 ヒュッレムの独自の方法

ヒュッレムは2つのどちらも取らなかった。彼女は誰も信じられなかった。
そのために皇子たちを秘密裏に安全な場所へ逃がすという第3の手段をとった。

それは大変良い方法と思いきや、皇子たちはその移動中に何者かに襲われた。

後にそれがシャーのお芝居だとわかるが、ヒュッレムのシャーへの憎しみと復讐心は今までにない強いものになっていった。

それだけでなくシャーが罠で使ったムスタファに関する知らせを聞いたときの恐ろしさを、スレイマンには100倍にして伝えたのだ。

そのような状況のなか、シャーがスレイマンに詰問をされるために

メルジャンに

「皇帝がお呼びです」

言われるが、彼女は不敵な笑いをし、

「ヒュッレムが不平を言ったようね 」

と言った。 （当たり前でしょ！誰でも話すでしょう！）

ゆっくりと皇帝の部屋にむかうシャー

「はいれ」

とう許可の後にシャーはスレイマンの目の前にたった。

「皇帝様、私もあなたとお話したいことがございました。」

と言うと皇帝は激怒した。

シャーは

「お許し下さればご説明いたしますが・・・」

と言うと、

「何を説明すると言うのだ、シャーフーバン！」

と怒りはまったくおさまらない様子だった。たち上がりシャーのそばにより

「私のムスタファがこんなことをするはずがないだろう！

すると、何のことかわからないというような顔をして

「ムスタファですか？　何をしたというのでしょうか？ 」

と逆に聞いた。

「きいたところによると　私の不在中に彼が帝都へ進軍したそうだな」

するとそこでシーンが変わってヤフヤーが　

「皇帝は帝都にもどられたことでしょう。残念なことに今回の遠征は思うようには参りませんでしたね」

とムスタファに話しかけると

「イブラヒムパシャの価値をしっただろう。一緒にローマの勝利をうめみていたのだからな」

「ローマの陥落はあなたの手で行われるでしょう、インシャアラー」

等とのんきなことを話していた。 彼らは帝都で何が起こっていたか全く知らなかった。

その帝都ではシャーが

「あなたに何が伝えられたかは存じ上げませんが、ムスタファは決してこのようなことはしません」

なんとまあ！ここまで涼しい顔をして平然と嘘が言えるなんて驚くしかない。

「皆がうそをついているというのか！ムスタファパシャも同じ知らせを受けてそうだが」

というとシャーは

「だれが何をしたかわかりませんが、これは嘘です。これはおしばいです、皇帝様」

（この質問に私たちが答えましょう。

誰が　シャーが

何を　芝居を

したのですねえ。ですからシャーがお芝居だというのも嘘だというのもあたりまえでえすね、だってシャーが自分自身でしたことのだから・・・）

もうこの後のシャーの言い訳は聞けないです。それ程ヘイトな気持ちが私の体全体を覆うからです。

ともかくシャーは

「皇子が謀反など起こしていません」

とまるで皇子をかばうかのように話した。そして

「これを知ることは難しくはありません。マニサにあなたの直属の見張りがいます。彼らが真実をあなたに伝えるでしょう。

このようなことが皇子の頭に浮かぶことは決してありません。いいえ、ありえない・・・」

と言って部屋を出ていくところ廊下でヒュッレムにであった。ヒュッレムは　

「自分の作った罠にはまってしまいましたね、そうでしょう？」

と言うと、

「皇子が無実であることを皇帝はしるわ。あなたもしってるでしょう？ 」

「ええ、でも疑惑が起こるでしょう。イブラヒムパシャの最期も、同じでしたわ。
皇帝の疑惑が少しずつ膨らんで、その結果処刑人たちの手で絞殺されましたわ。 このことを忘れないでください、皇女様」

と満足げにお辞儀をしてヒュッレムは去った。

そのあとのシャーの顔がまたなんとも言えない！普通なら困った顔をするはずなのに、不敵にも、自信ありげな表情だった。

彼女の自信はどこから来るのだろうか？