オスマン語を話そう6  母音の役目をする イェーی

久しぶりのオスマン語ですが、今日で母音の役をする文字の説明が終わります。

ı i I İの母音を表すیを紹介します。

日本の音ではです。
でもトルコ語にはもう一つイとウの真ん中の音を表すIという母音がありましたね。
これはイの口でウと言ってみると出ます。
一度やってみてくださいね。

では本題に入りましょう。

ایپ ip  糸
 ایکی iki 数の2  
بیلمك bilmek  知る 

ایلیق ılık  ぬるい
ایراق Irak  イラク
قیش kış 
 
茶色い色がイェーです。
あれあれ   ی
  と形が違いますね。 オスマン語はアラビア文字を基本として書かれています。アラビア文字は文字の位置で形が2つや3つに変化するものがあります。だいたいは原形にていて想像がつく感じなのですが、ی の音は少し無理ですね。でもはじめと中間に来るときはおんなじ感じなのでぜひ覚えてみてください。
下に点が二つ付いたらこの文字です!
単語を音節で分けると以下のようになります
ای + پ 
p  +   i  
ای + کی
ki    +     i

بیل + مك
mek +    bil

ای + لیق
lık    +     ı

ای + راق
rak   +    ı

قیش
kış

これでトルコ語由来の単語の母音はほぼ発音できるようになりました。

いよいよ次回からいろんな単語を読んでみましょう!
たくさん例外が出てきますが、それはアタビア語由来とペルシャ語由来の単語はそのまま表記されるからです。
ムム何をいっているかよくわからないですよね。例えば

スルタン スレイマン ハン
Sultan Süleyman Han
をオスマン語で書くと
سلطان سليمان خان

 سلطان
س
セー

の後に
  و
ワウ

を入れて
  
ط  ←  ت

にして

سولتان

と書くのではと思いきや

アラビア語の綴り通り

と綴るのです。おもしろいですねえ
どうしてこうなるかと言うとそれには2つのことが
考えられます。
アラビア語は本来は母音に相当する文字を書きません。

なので自分でア、イ、ウの3つの母音のどれかを子音を見て判断するのです。

そのためセーの後に何も母音を表す文字がないです。

そして
ط  ではなく ت なのでしょうか。
トルコ語の母音調和を思い出してみてくださいね。
セーの時はتテーが来ます。

でもこれはアラビア語由来なのでطになっているんですね。

ハーンも面白いです。長くなってしまったので次回にお話ししたいと思います。

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