ミフリマーフはマルコチョールと結婚したい オスマン帝国外伝シーズン3 65話ハイライト

「何故したのですか。
マルコチョール様がばっせれるだけでなく自分自身も大変なことになるわよ」

とエスメハンは心配しながら聞いた。

ミフリマーフは

「いいえ、私たち二人にとって良いことをしたのよ」

と言った。やはり何かわけあげがあってのことらしい。
「そうでなければマルコチョールはずっと私から逃げたことでしょ。もう今は秘密にする必要がなくなったのよ」

と言った。

「いいけれど、彼のいのちが危険よ。もし皇帝様の耳に届いたらどうするの? 」

「私の望んでいたことはこれよ。インシャアラーだれかが話すでしょう。そうすればマルコチョール様の恐怖も消えることでしょう。それに相手が私なのだから誰も彼を害することはできないわ。」

そうだったのか、公にしたかったんだ。ミフリマーフはマルコチョールが自分のことを好きだけれど、アイビゲのことがあるので、彼が彼女に近づくのを怖がっていると思っているんだ。その恐怖を取り除かせるためにしくんだことだったのだ。

でもちょっと待ってください、でも今までのことを考えると、マルコチョールはもし自分が好きになったなら、決してとどまることはしないのだからミフリマーフは何か勘違いしているのかもしれない。

皇女である自分を拒むものはいないと自信があるようだ。

だがそこへヒュッレムが怖い顔をして入っててる。そしてミフリマーフに強い口調で

「あなたは右の耳から入って左の耳に私の言葉が抜けてしまったようね。だからあなたを大理石の間でみかけることになったのよね。
わかったわ、あなたの将来のことを考えないのはわかったわ。でも皇帝の将来を全く考えないのはどういうことなの? 」

といった。するとミフリマーフは言い訳をし始めた。

「あなたが考えたようなことはありません」

するとヒュッレムは

「マルコチョールはあなたが呼んだといいましたよ。そうなの?」

と聞いた。

「はい私が呼びました。でも誰かがしらせに来て同じように彼も会いたいとのことでしたわ」
とありもしないことを言った。

「どういうこと?」

とヒュッレムが聞くと、

「エスメハンの噂について話そうと思ってよんだそうです。私に少し興味もあったのですよ」

と言うのだが、呆れたようにヒュッレムは ミフリマーフと言った。

「マルコチョールと結婚したいとあなたが言っていたのを覚えているわ。それでもマルコチョールのせいにするの」

「いいえ。私たちはただ話をしてただけですわ。どうか信じて、私も彼もあなたに恥ずかしい思いをさせることはなにもしていません」

というと、ヒュッレムは強硬手段に出た。

「今後ハレムから出ることは禁止よ。黄金の道のむこう側へは行ってはだめよ」

とうのだ。

「そんな」
と反論すると ヒュッレムは

「黙りなさい、マルコチョールはいないのよ。忘れなさい。2度と彼をあってはなりません」

と強い口調でいってでていこうとすると、ミフリマーフは

「私にやくそくしたでしょう?」
といった。
ヒュッレムは反応して振り返り、

「何のこと?」

と尋ねながらも昔のことを思い出していた。それは遠い昔の約束だった。

「あなたが好きな人と、あなたの心をドキドキさせる人とあなたは結婚してもいいのよ」

といったことを・・・

「と言うことはあなたは結婚したいのね。そのためにあなたは見つかってほしかったのね」

と言うとミフリマーフは無言のイエスを語った。

ヒュッレムはため息をしながらやれやれたいへんなことになったわと内心思った。

シーンがかわって、ミフリマーフがマルコチョールを見張っていることが分かった。

マルコチョールは酒場にいた。結婚をせまる女性がそこにもいた。

マルコチョールは結婚話にうんざりした様子だった。

あそこでも、ここでも、どこへ行っても結婚話がなぜか彼には持ち上がる。

結婚したらよい夫になりそうにもないのだが、なぜか女性たちの心を彼は惹きつけた。

ミフリマーフはマルコチョールと結婚できるのだろうか?
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