結婚したくないハティジェは第3の道を考える オスマン帝国外伝シーズン3 63話ハイライト

スレイマンが元イブラヒムの館を訪れた。庭をうつろに見つめながらイブラヒムのことを思うスレイマンだった。

 家の中では

「あなたも私にさからうの?」

とハティジェがギュルフェムに聞いた。するとギュルフェムは

「私はただあなたにとってよいことを考えるだけですわ。皇帝の忍耐ももう限度です。ヒュッレムとサライから遠ざかることをお勧めします

 「皇帝があなたをおくってよこしたの?」

と言うとギュルフェムは

「何故おわかりにならないのですか?このようにつづければ、あなたはあなたの子供たちもうしなうことになりますよ。皇帝は彼らをあなたの手から取り上げるでしょう。望みはこれなのですか?」

ギュルフェムがこのように一生懸命ハティジェを説得していた。ギュルフェムは昔からハティジェと仲が良くいつも彼女を助けていた。

 そこへスレイマンが来たと知らせがあり、彼は庭で待っているとのことだった。ハティジェは恐る恐るあいさつに行く。

「皇帝様」

と言うとスレイマンは

「あなたに新しい宮殿が与えられる。これからは子供たちと共にそこで生活するのだよ。いいだろう?それから結婚式をあげるのだ」

と言うと、ハティジェは

「結婚しきですって?誰のですか?」

ときいた。

「あなたを結婚させることに決めた。準備せよ。できるだけ早くヒュスレヴィパシャと結婚させる」

と言うと、ハティジェは茫然とした。これだったんだ。シャーにスレイマンが話したことは・・・でもその時シャーは彼女には何も伝えなかった。

スレイマンが去った後ハティジェは取り乱して

「私になんてことをするのでしょう!ギュルフェム

イブラヒムの後にほかの男とだなんて

こんなことをどうやって考え付くのかしら!」

と心の痛みをぶちまけるとそこへシャーがやってきた。

「たすけて。皇帝は私を結婚させるときめたそうよ」

とハティジェはシャーに助けを求めた。

「落ち着いて、ハティジェ。もしかしたらこれはあなたにとってよりよいことかもしれないわ」

とシャーは答えた。するとハティジェは

 「あなたは知っていたのね。そうでしょう?でもあなたは何も言わなったのね。みんなが私をうらぎろうとしているんだわ。恥さらしな者たち」

するとシャーは落ち着いて

「これはあなたがのぞんだことよ。ギュルフェムも私もあなたに何度も注意したのにあなたがきかなかったのよね。それにこれはわるいことではないわ。皇帝は最も正しくおかんがえになりましたよ。もうあなたが新しい人生をつくり、始めるときが来たのよ」

といった。するとハティジェは

 「いいえ、けっして、こんなことはありえないわ。わかるでしょう?」

 とかたくなに結婚を拒んだ。

「なぜ?あなたはまだ若くてうつくしいわ。それに健康よ。一生なげいてすごすことはないわ。」

とシャーが言うと、

 「言うのは簡単よ、でも行うのはむずかしいわ望まない人と結婚するなんて、まったく好きでもない男と・・・それはしあわせなことではないわ。もし彼の首がとられてもあなたなら気にもしない。それどころかよろこぶでしょう?」

するとシャーは

「ハティジェ」

と鎮めるように言うがハティジェは続けた。

「嘘ですか?あなたは私みたいにあいさなかったもの。私ほど愛されもしなかったわ。何故なら私の人生はいつもイブラヒムとともにあったわ。私たちはおおいなる愛で結ばれていたのよ。彼の思い出は決してけせないわ」

と言うと、

「なんとも偉大な愛なのね」

少し馬鹿にするようにシャーは言った。そして

「その愛ゆえにニギャールといっしょにあなたをうらぎったのね?」

と皮肉を言った。するとハティジェ

「出て行って」

となんどもさけんだ。シャーは

「あなたが決めることよ。あなたは2つの道があるわ。あなたが選んだ誰かと結婚するか、または皇帝が選んだ者とけっこんするかのどちらかよ」

と言って出ていこうとした。

するとハティジェは

「もう一つ道があるわ。じさつするわ。あなたに誓うわ。もし私を無理やり結婚させようとするなわ私はするわよ」

ハティジェはなんとしても結婚は避けるつもりらしい。

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