オスマン帝国外伝シーズン3 59話ハイライト ミフリマーフの偽の手紙をみたマルコチョールは

傷だらけハティジェにマルコチョールがよばれる。マルコチョールは

「あなたをどのようにお助けできますか」

と聞くと、ハティジェは

「女奴隷たちが私のことについて話していることを知っています。 あなたもしんじているの? 」
と心配そうに尋ねた。

「真実が何であれ必ず明らかになります」

とマルコチョールらしい答えをした。

「故人はいつもあなたをほめていました。 あなたへの信頼は完璧なものでした。あなたと率直にはなすわ。 皇帝に一番近いのはあなたよ。 あなたがヒュッレムの敵になることだけでじゅうぶんよ。 彼女に対して注意深くならなければならないわ。 彼女の悪から、皇帝を守ってください。

と言うとマルコチョールは頷きながら

「いつもオスマン家のために注意し続けます。ごしんぱいなさらないように 」

といった。 ハティジェは満足そうにかすかに表情を和らげた。
庭にはエスメハンがいた。マルコチョールが出てくると彼にあいさつした。 その様子をミフリマーフがたまたまやってきて見てしまった。
嫉妬心失恋の痛みとプライドを傷つけられたときに感じる怒りがミフリマーフの心の中で渦巻いた。
ミフリマーフはあいさつにマルコチョールのそばに来た。
いつもとは違った様子で冷たく去っていこうとする彼女にマルコチョールは

「何か知らずに私は粗相を犯しましたか? 」

と尋ねるとミヒリマーフは

「何もないわ。あなたが望んだように対応しているだけよ。大変重要な任務で忙しいでしょうから」といった。

「お許しください。ですが何についてお話なのか分かりません」

と言うとミフリマーフは少しカチンときたので下を向く。そして一瞬 怒らないようにと息をついて作り笑顔で

「私に書いた手紙のことですわ。マルコチョールさん」

といった。

「何か行き違いがございます私はあなたにてがみをかいていません」

と返事をすると、

「書いてないとはどういうこと? 手紙は私の部屋にあるわ」

という。すると

「すぐにそれをみたいです」

とマルコチョールはいった。

「それは私の書いたものではありません」

「どういうことなの?」

とミヒリマーフは何が何だかわからないという様子で

「私はあなたに手紙を送りました。そのあとで返事の手紙が送られてきました。ええ、あの部屋に誰かがおいたそうです」

と説明し始めた。

「あなたの手紙ももらっていませんし、あなたに手紙を書いていないのも確かです。誰かがお芝居をしたようですね」

それから二人は手紙を見に行った。
やはりマルコチョールのかいたものではなかった。

「だれがかいたかわかる? 」

と彼女は質問した。

「手紙をみたものが書いたのでしょう」

と彼は答えた。

「あなたの机の上に置いたのよ。」
とミヒリマーフが言うとマルコチョールはある時リュステムが自分尾部屋にいたことを思い出した。
「この手紙は私の手元に、誰が書いたかわかりませんが見つけなければなりません」

「そうね」

と言ってミヒリマーフはほっとした様子だった。彼女はいまのところは失恋したわけでもなかったわけだから・・・
ミフリマーフが失恋しなくてよかったですね。でもヤフヤーへの思いはどこへいったのかなあ?マルコチョールの出現であっという間にミフリマーフの心から彼への思いが消えてしまったようですね。

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