スンビュルの思い込みは消えない! オスマン帝国外伝シーズン3 60話 ハイライト
マニサから来たサーリハと言う占い師がフェーリエと話しているのを見たスンビュル。
彼はファーリエに尋ねる。
彼女の言い訳が上手なのか、スンビュルがお人よしなのかわからないが、スンビュルは全くファーリエを疑うことをしなかった。
スンビュルはただマニサから来たサーリハに気を付けるようにと彼女に忠告した。
スンビュルは以前ファーリエがヒュッレムをハマムで襲う時に、駆け付けその場にいたことがある。
そしてその時ファーリエがヒュッレムを助けたと思い込んでしまった。
その印象が強すぎて、ファーリエを疑うことはできなかったようだ。
次のシーンではヤフヤー医師と話すヒュッレム。
彼女は薬のせいで初めてよく眠れたというと、ヤフヤーは
「毎晩のまなければなりません」
と優しく落ち着いた感じで言うと、
「飲んでいますわ。でも昨晩はきかなかったようです。妄想が見えます。何か良くなる方法がないですか。どうかこの魔術から私をお救い下さい」
と必死に尋ねた。
「至高なる神におすがりすることです。他に方法がありません」
とヤフヤーは答えた。( これはトルコで人力でどうしようもないときにたいてい言われるフレーズです)
「どうすればいいのですか?」
とヒュッレムが酷と、
「部屋で聖なる書を読ませてください。」
と答え、次に母のアフィフェには
「母上素晴らしい暗誦者をおさがし下さい」
と言った。
それからヒュッレムの方をもう一度見て、
「その影を見たときは特に祈り聖なる書の言葉を唱え神におすがりください。主がすべての害悪からあなたをお守り下さいますように」
と祈った。するとヒュッレムはアーミンと答えた。スンビュルはファーリエと話した後、 サーリハの部屋の中を探し始め、ついに箱に入った魔術の道具を見つけた!
スンビュルは動転し、恐怖と共にふらふらしながらヒュッレムに知らせにいった。
そして
「魔術を仕掛けたものをみつけました
と伝えた。みんなでサーリハの部屋に戻ると、そこに彼女が横たわっていた。
スンビュルが証拠を発見したことをしったファーリエが、とっさに手を打ち、彼女を黙らせた。だがそのことをメルジャンに 知られ、
「もっと気をつけろ、これからは私が命じない限りは何もするな」ととがめられた。
占い師がなくなったためにヒュッレムの不安はつのった。しょしてスンビュルに
「誰かにはなしたの?」
と尋ねるがスンビュルは
「いいえ、誰にも…あなた以外にはお話していません」
とすこしずつ思いだそうとしていた。そして、
「そうだ、ファーリエが知っています!」
と彼女のことをようやく思い出した。なかなか思い出せないほどスンビュルは魔術を怖がっていた。それから
「彼女が占い師と話しているのもみました。そこで尋ねてみると、 『サーリハはヒュッレム様の周りをうろついていました』とファーリエが答えたので、占い師の部屋を見てみようと行ったわけです」
と言った。
「つまりファーリエなのね」
と少し考えながら、
「私たちの中に裏切り者があるのは確かよ。もしかしたら彼女かも」と付け加えた。
そこでようやくスンビュルはファーリエを怪しいと思うようになった。
思い込みはほんとにおそろしい、最初に脳に刻まれた印象はなかなか変えることは普通の人には難しいですよね。私はよく思い込みが激しいと周りの者に言われます。
ところで
人は最初の印象(設定された初期値)に強く影響されます。
そして現状維持を望む傾向もありますよ。
それから少数の法則と言って、サンプル数が少なくて物事を決定してしたときも、その信頼性を疑わない傾向もあります。
私は残念ながらこの3つとも、その傾向が強いです。 それでどんなことに気にかけたら思い込みが減るのだろうと時々考えることがあります。
誰かが何かを言ったりしたりしたときに感じた私の考えや感じ方を、最初に一度言葉に出していってみます。
それから私が考えたり感じたりしたことの逆が正しいとして、考えを組み立てなおします。 するとかなりの思い込みの部分が取り除かれた考えにたどり着くのです。
(だからと言って自分の考えをすべて間違っていると思っているわけではありません。)
スンビュルはたぶんヒュッレムと話したことで、思い込みにきがついたんでしょいうね。
皆さんはいかがですか?もし何か実践していることがあったら是非教えてください。
(思い込みなんてほとんどしない!ですか? それはすごい~~~~!ブラヴォーーー)