ミフリマーフの告白とマルコチョールの結婚話 オスマン帝国外伝シーズン3 63・64話ハイライト

マルコチョール仕事部屋に入るとそこにミフリマーフがいた。そして

「マルコチョール」

と呼びかけた .気が付いたマルコチョールは

「あなたはここでなにを・・・」

と言うと彼女が近づいてきた。
ライトグリーンのさやかかな衣装とライトベージュのスカーフとても似合っている。彼女は

「あなたを待っていたのよ。あなたと話すときが来たと思ったから。そうでしょう? 」

するとやれやれと言う感じでマルコチョールが

「お許しください。あなたにここに来るのは良くないと何度も忠告しましたが・・・」

「心配しないで、誰も知らないから。それに皇帝の近侍に会うのを誰が止めることができるというの? 」
(誰も知らないということあるだろうか。サライで誰も知らないことがあるとは思えない。必ず誰かが何かを聞き何かを見ているのだから)

「でていかなければなりません」

とマルコチョールが言うと逆にミフリマーフは一歩マルコチョールに近づき、

「私を見て、こどもにみえるかしら?」

「いいえ。勿論子供ではありません皇女様。ですから私の言うことをお聞きください。出ていかなければならないのです。二度と・・・」

とそこまで言うと彼女は

「ならばもう私を子供のように扱うのはやめてちょうだい」

と言った。

マルコチョールは

「皇女様」

と答えるしかなかった。それからミフリマーフは意外な行動に出た。
マルコチョールのリストに手を載せたのだ。そして

「マルコチョール、私が見えないの?私があなたをどのように見つめているかわからないの?私の心の鼓動が聞こえないの?」

と告白を始めたのだ。 するとマルコチョールは

「これは起こりえないことだとお書きしましたが」

と言うと手をはなしながら

「アイビゲのせいね。彼女との経験のせいなのね。同じことをしたくないのでしょう?そのためにご自分を我慢してるのでしょう?このために私を遠ざけるのですね。そうでしょう?

と迫った。マルコチョールはアイビゲの話を持ち出されて気分を害したにちがいない。それで

「何も関係ありません」

と答えたが

「だったらなんなの?なぜ私を望まないの?」

とこりもなく聞く。 初恋はこういうものなのかなあ?
その前にマフリマーフの初恋はヤフヤなの、それともマルコチョール?
どちらかわからないけれど、 ミフリマーフもヒュッレムと同じように恋に必死になるタイプのようだ。

次のシーンでは
ミフリマーフはハレムでうわさばなしを耳にした。マルコチョールの恋のお相手の話だ。
それを聞いたミフリマーフが自分のことが知れ渡ったのだとおもって、
噂していた彼女たちに

「ここへ来なさい」

ときつく命じた。

「何を話しているのあなた方は? 私の噂をすることが許されると思っているの? 」

と聞く。すると

「皇女様お許しください。ですが、あなた様についてではありません。」

「ないとはどういうこと? 少し前に聞いたことは何? 」

「あなたがお聞きになったことはエスメハン様のことです。
おゆるしください、皇女様私たちには何の罪もありません。そう噂されています」

「話してみて」

とミフリマーフは不思議に思ってさらに聞いた。

「きいたところによるとエスメハン様とマルコチョール様がひそかに会っているそうです。
相思相愛の仲だそうです」

え!と驚いたミフリマーフ。
ほんとになぜこんなことが?
自分についての噂よりもこれにはもっと驚いたのだ。

そうとは知らずミフリマーフは侍女にエスメハンを探さなければと言って部屋に戻った。
そこへエスメハンが呼ばれてやってきた。

「やっときたわね 」

とミフリマーフが恨めしそうに言うと、 エスメハンは

「時間がないの、母が気づく前にすぐに戻らなければならないわ。あなたと私も話したかったの。何が起こったか知ってなら・・・」

「何が起こったか知っているわ。みんながあなたのことを話しているから。マルコチョールと一緒だったそうね」

とミフリマーフがいうと、エスメハンも困った様子で

「どうしてこのうわさが出たのかわからないわ。母の耳にもはいったのよ」

と言うと、

「え?何?シャーおばさまもご存じなの?」

と聞かれた唾をのむエスメハン。それから態度が一変したミフリマーフは

「何もないのにどこからこのうわさが出たというの、エスメハン。さもなければ私の知らないことがあるのかしら?あなたは私を裏切っているの?」

鋭い目つきで彼女を責め始めた。

「どういう意味?何を私がしているというの?ひそかに私がマルコチョール様と会っているとでも?これを信じているの?」

と言うとミフリマーフフンフンとせせら笑うように

「いいえ、もちろん違うわ。でも誰か私たちの間を壊そうとしている者がいることも確かよ。手紙のことを忘れていないわ。マルコチョール様もこのために躊躇しているのよ」

と言った。そうまでいわれるとエスメハンもさすがに起こり始めた。そして

「自分ではないわ」と言って出て行った。

これはリュステムが故意に流した噂だった。

シーンは変わってミフリマーフはヒュッレムに会いに行くヒュッレムはつくらせようとするモスクの模型を見せた。 でもヒュッレムはミフリマーフの様子が変なのにきがついた。
そこで彼女が尋ねるとミフリマーフはマルコチョールの噂についてを話し始めた。
「シャースルタンもご存じでマルコチョール様と結婚させたがっていますわ。これは良い知らせではありませんね」

とミフリマーフは言った。
彼女は頭がいい。もしそうヒュッレムに言えば200%の確率でマルコチョールとエスメハンの結婚を妨害しようとすることを知っていた。
だからこそヒュッレムに今エスメハンから聞いたばかりの話をヒュッレムにしたのだった。

マルコチョールがエスメハンの夫になるということは、シャーの味方になるということだからヒュッレムにとっては危機なのだ。

ミフリマーフとエスメハンそしてマルコチョールはどうなるのだろう?
シャーはマルコチョールを婿にすることができるのだろうか?
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