オスマン帝国外伝シーズン3 54話ハイライト シャーにヒュッレムは奴隷と言われてショックを受ける
ヒュッレムがシャーによばれてシャーを訪れる。
シャーは引っ越しすることにきめたようだ。
(ハティジェとシャーは仲直りができたのかな)
引っ越し先を伝えに来たヒュッレムに
シャーはヒュッレムが手助けをしているよういった言い方が気に食わなかったらしく
「あなたは何年もサライにいるのにまだ学んでいなかったのね。
すべての物はすべてオスマン家の者なのよ。
あなたも他の奴隷たちと同じように私たちを助けることはないわ。ただ奉仕するのみよ」
とヒュッレムがオスマン家の一員ではないことを思い出させた。
「あなたはいつも私が奴隷であると言い続けていますよね。
ですが、私は自由人のヒュッレムスルタンですのよ」
とヒュッレムは怒りを抑えながらいった。するとシャーは
「ハレムに戻って子供たちの面倒をみなさい。
そして毎朝目が覚めたら神に感謝することね。
まだ息ができていることにね、
感謝しなさい」
といった。
「私を脅迫するために呼んだのですか?」
とヒュッレムは聞いた。
彼女は首をふりながら、
「ただあなたが今持っているものの価値を知らせたいだけよ。
皇帝があなたに与えた生活をね、
子供たちのことを考えなさい。
意味のないことをして手に持っている者をすべて失うようなことをなぜのぞむの?」
といわれ、
「私は自生きていくために全力をつくしているだけですわ。ここにきてからずっと私がしてきたのはこのことだけですわ。
一度でも、いえ一瞬でも私が頭を下げたなら、私は今生きていなかったでしょう」
と言うと、
シャーは呆れたように首を振りながら、何を言っても駄目ねと言うような顔をした。
それからヒュッレムは立ち上がりお辞儀をして去った。