トルコドラマ 『mother』 78話から最終話(85話)まで (トルコ版31,32,33)
78話、79話、80話
シナンの突然の死はゼイネプを再び悲しみふち連れて行く。彼はシューレと赤ちゃんを助けるために犠牲になったのだ。シナンの墓の前でゼイネプは泣き続ける。シナンは本当にかわいそうだ・・・
そんなゼイネプを見たメレクは心配する。
「ママはとても悲しそうだわ」
ギョニュル:「あなたが彼女をほほえませることができるのよ」
メレク:「わたしがどうやって?」
母親のギョニュルはわかっていた。ゼイネプの顔に笑みを齎すことができるのはメレクだけだと・・・ メレクは自分がゼイネプにとってどれほど大切な存在なのかを知る由もなかった。シナンよりもゼイネプにとってメレクは大切なのだ。
シューレはゼイネプに
「メレクはあなたのことが好きだわ。あなたはメレクがいないとだめで、私はジェンギズがいないとだめなのよ。メレクはあなたの元に残すから、ジェンギズにもうこれ以上かわまないで」と言う。
81話 82話
ジャヒデは亡くなった。彼女はメレクに遺産を残していた。そのことが大きな問題となった。遺産に目を付けたジェンギズがメレクをまた取り戻そうとしたのだ。
皆が阻止しようと懸命に頑張る。
ジェンギズに危機が迫っていた。彼は捕らえられた。目隠しをさせられ、手足も縛られている。
目隠しを取ると目のまえにはギョニュルが立っていた。
「ようこそ、冷静に静かにお話ししましょう」と彼女は言った。 驚いてギョニュルを見つめるジェンギズ。
「あんたとおれで話すことなんか何もないよ」と言って出て行こうとするジェンギズを止め、ギョニュルは
「止まりなさい、命がないわよ」と引き留めた。実はギョニュルはジェンギズに炭入りの紅茶をのませていた。そのためジェンギズの容態が急に悪化した。ギョニュルは毒を入れてあったと嘘をつきそして再び座らせギョニュルは一枚の紙を差し出した。
「これを読んでサインしなさい」 と言った。親権を与えるという内容だった。ジェンギズはサインをした。
だが
家に戻ったジェンギズ は警官と共にゼイネプの家を訪れた。そして「許可もなく娘をここに置いている」と言い、ジェンギズは娘を取り返そうとした。
「嘘を言っている」とゼイネプが言うと身分証明書を見せ、自分が父親のジェンギズだということを証明する。それでメレクはジェンギズと家へ帰った。
そのころジェンギズにはタヒルの殺人の嫌疑がかけられていた。あの優しかったタヒルは亡くなっていた。だからホテルでシューレたちが待っていたのに来なかったのだ。
家では毎日シューレが暴力をふるわれていた。メレクは弟の面倒を見ながら母親のつらい姿を見ていられず、助けに入った。
ある時シューレが留守中にメレクはついにジェンギズに立ち向かった。怒ったジェンギズはメレクを追いかけ、メレクは階段から落ちてしまった。
メレクは大丈夫なの?
ジェンギズは彼女と共に暮らしたいわけでないのに、なぜこうまでしてジェンギズがメレクに執着するかと言うと、メレクに残された遺産があるからだった。ジャヒデの善行が、メレクを苦しめた。
83話、84話、85話(最終話)
メレクの痛々しい姿を見たシューレはついにジェンギズと別れることを決意する。それが自分とメレクのためだようやくと気付いたのだ。
だがジェンギズはもちろん行かせようとせず、またシューレをぶち始めた。
そこへギョニュルがやってきた。手にはピストルを持っていた。ギョニュルは覚悟を決め子供とメレクたちを助けるためにジェンギズにピストルを向けたのだ。もみ合あううちにピストルはシューレの手に渡った。
ジェンギズは「さあ打て」とギョニュルを打つように促すが、シューレは「できない(ヤパマム)」と答える。
「おれがいったとおりにするんだ」ともう一度ギョニュルを打つように言うと、シューレは何とピストルをジェンギズに向ける。
「ダメ。(ヤプマ)」というギョニュルが止める声もむなしく、シューレは引き金を引いた。
ジェンギズはバサッと倒れた。彼は死んだ。
シューレは逮捕された。パトカーに乗る前、ギョニュルにある書類を渡した。それはメレクたちの親権をわたすという内容が書かれていた。メレクとゼイネプはハサンとゼイネプの家族と一緒に暮らすことになった。
シューレは捕まり、シナンとタヒルとジャヒデとそしてジェンギズは亡くなった。
ギョニュルはがんだと宣告されたけれど元気だった。
アリとドゥルは仲直りをしたが、まだ結婚までには至っていない。ガムゼはジャヒデの跡を継いで仕事に頑張っている。
最期は海岸でみんなが楽しそうに遊んでいる光景だった。
おわり