ギョニュル、シューレ、ジェンギズ 銃を手にしたのは誰? トルコドラマ MOTHER 最終話ハイライト(3)

ギョニュルは拳銃をもってシューレの家に入ってきた。ちょうどジェンギズがシューレと争っているところだった。

おどろいたのはシューレだった、ギョニュルは

「あなたを人間にはできなかったわ、息子よ。あなたは一人前になれなかったわ、ジェンギズ」と言って銃をジェンギズに向けた。

シューレはギョニュルを止めようと

「ギョニュルねえさん」といった。だがギョニュルは首をよこにふりながら、

「ほかに方法を彼は残さなかったのよ」と言って真顔になってジェンギズを撃とうとした。

ジェンギズは

近寄ろうとした。するとギョニュルは

「近寄らないで!」と言って銃を向けた。この緊張した状況でシューレが

また「ギョニュル姉さん」と呼んだ。その時ギョニュルは一瞬シューレの方をみてしまった。そのすきをねらってジェンギズは銃をつかもうとしたが、銃ははじかれ床に落ちた。

3人が必死に銃を取ろうとした。

銃を手にしたのはシューレだった。喜んだジェンギズは

「下手な真似をして!どうなった、ほら見ろ さあ撃てシューレ」とシューレにギョニュルを撃つように促した。シューレがさらに躊躇していると

「彼女の頭をぶちぬけ、ほら、うて!」と叫んだ。

「できないわ」とシューレはささやいた。

するとジェンギズは

「なんだってできないだって。ちょっと前にお前の夫を殺そうとしてたやつだぞ。お前の旦那のジェンギズを殺そうとしたんだぞ。お前の子供たちの父親をな。さあ撃て!

でシューレは「できないわ」と言って銃を下げた。

ところがこの破廉恥なジェンギズは

「やるんだ!俺が言ったことは何でもやるんだ!わかったか!頭をぶち抜け!うって、俺たちを救うんだ!」と命じた。

シューレはこの救われるという言葉に反応して、

『私は救わるれる?』

といいながらギョニュルに向けて銃の引き金を引こうとした。

だが次の瞬間シューレは思いもかけない行動に出た。

銃口をギョニュルからジェンギズに向けたのだ。

(え!救われるという言葉に反応したのは確かだったが、シューレが救われたかったのはジェンギズからだったの?)

またまた緊張した瞬間が・・・

ギョニュルは「やめてシューレ」と止めたが、シューレの気持ちはジェンギズから救われたいという気持ちでいっぱいになっていた。

今までのすべての出来事が思い出された。ジェンギズにあった日から、メレクがジェンギズにけがをさせられ入院するまでのすべての出来事が一瞬にして彼女の脳裏を横切った。

彼女はジェンギズがいる限り子供たちが幸せになれないと直感した。

ジェンギズは余裕のある顔で笑いこそ浮かべていた。ジェンギズはシューレが自分の言うことに従うと思っていた。今まで何度もそうやってシューレをなだめすかし、思い通りにしてきたのだった。「シューレ」とよぶとどうじに

バーン 

と音がした。

まさかシューレが!

ジェンギズは信じられなかっただろう。ジェンギズは倒れながらシューレを見た。そして床に・・・

ギョニュルは口に手を当てた


終わることのないアリ地獄にはまって身動きの取れなくなったシューレはついにその地獄から逃れた。

だが彼女はまた違う地獄の人生へと進むことになった。

ジェンギズ問題を解決するためにはこの方法しかなかったのだろうか?こんな形でしか、メレクたちが幸せになれる方法はなかったのだろうか?

とても切なく悲し結末だった・・・

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