ギュニュルは無実、ゼイネプが父を殺したという真実 トルコドラマMother 80話ハイライト
ここはギョニュルの家。
女の子がマッチを擦った。そして床に落とした、布団に火が付き燃え上がる炎。その炎は絨毯を焼きつくしカーテンへ。そして部屋中が火の海となった。
そんな夢をゼイネプは見た。
一方ゼイネプおばあさんはメレクにおとぎ話をしていた。
ゼイネプはシナンの遺品の入った箱を調べ始めた。中にはギョニュルの事件のファイルも入っていた。それをゼイネプは見つけてしまった。
その書類には、マッチで火事を起こしたと書かれた一行があった。それをよんだとたん、ゼイネプは思い出してしまった。すべてを思い出したのだった。
父が母を叩く姿。そして それを見ているゼイネプの姿。そしてろうそくをもって部屋に入りマッチで火をつけた姿。燃え広がる火の様子。
せき込みながら女の子を探す母の声。
母はゼイネプを助けようと必死で彼女を探していた。
「ゼイネプ、ゼイネプ、どこなの?ゼイネプどこ?」と叫んでいたのだ。
おとぎ話を話しているゼイネプおばあさんの声が、「何故なら3番目の箱には真実があったそうよ」とした瞬間、すべての記憶がよみがえってしまった。それはゼイネプにはつらい真実だった。
「私のせいね。私がしたのね。家を燃やしたのは私なのね。おとうさんを私が殺したのね。私のせい・・・全部私のせいなのね」と言いながらギョニュルを見つめた。
ギョニュルは最愛の娘ゼイネプをいとしそうに見つめた。
次の瞬間ゼイネプは
おかあさん!(アンネ!)」とさけんだ。
ギョニュルは何とも言えない表情でゼイネプを見つめた。ギョニュルがゼイネプの母であることを取り戻した瞬間だった。
この時ギョニュルはどんな思いだったのだろう。そう考えると涙がたまらない。
このMOTHERというドラマで、 一番心に残る母親像はギョニュルだ。
ひとりの母親として 彼女は家族愛というよりもアガペー(無償の愛)にちかい何かを実践し生き続けた人だったのではないだろうか・・・
NOTE
アガペー(神の、人間に対する自発的、無条件的絶対愛)
(キリスト教徒のあいだでの相互の愛もまた、広い意味でアガペーの愛である神が人間をアガペーの愛において愛するように、人間同士は、互いに愛し合うことが望ましい(ウィキペディアから引用)
ストルゲー(家族愛)