ゼイネプの決心 復讐かメレクか? トルコドラマMother 78話 ハイライト
シナンの墓から戻ったゼイネプはシューレの話したことをみんなに伝えた。
ガムゼは怒りをあらわし、ギュニュルは冷静になんといったのと質問した。
ジャヒデも落ち着いて、「彼らが何と言ったか聞きましょう」とガムゼを落ち着かせた。
するとゼイネプは話し始めた。
「メレキを私たちの元においていい。その代わりジェンギズの告訴をとりけしにしてというのよ」
「それを提案するためにきたのね?」
「そうよ」とうなずくゼイネプ。ガムゼは腹をたて声を荒げた。
「お姉さん、彼はあなたを誘拐したのよ」とさけんだ。
ゼイネプは「わかっているわ。何か助けることができなきかを考えているの」
と答えた。
「あの男をこの期に及んでたすけるというの?」
と彼女はまた怒りを表した。
たしかにガムゼの言う通り誘拐は大事件だし、放置しておくというたぐいのものではないというのもごもっともだが、ゼイネプは
「ガムゼをお願い、私もぎりぎりなの。おねがい、誰ともいいあらそいたくないわ。これは私がきめなければならないの」と言った。
「わかったわ。少し考えましょう」とジャヒデが言うと、ガムゼはおこって出ていった。
それから「メレクはどこ」とゼイネプは聞いた。
「庭にいるわ」と言われると、階下の庭へ降りていった。今メレクはゼイネプの家にいた。
そのあとを追うようにギョニュルは庭へ向かった。そしてゼイネプを呼び止め、
「家の中で話したことはたしかなの?あとであなたが後悔してほしくないのよ。たしか?」
「ええ確かよ。私は棄てられた子供よ。今まで多くの人をなくしたわ。初めに父、そしてあなた、それからシナン。一度人にこびりついた不幸は、はなれないのよ、きっと・・」と悲しいことを言った。
「そんな風に言わないで」とギョニュルは言うが、
「これは事実よ、しんじつだわ・・・
「私には起こってしまったけれど、トゥルナ(メレク)にそうさせたくの。復讐のためにトルナを不幸にしたくないわ」とゼイネプは言った。
その決心を聞いてギョニュルは
「それほど決心が堅いのなら、私もあなたの味方をするわ」とギョニュルは言った。
こうしてゼイネプは告訴をせずメレクを自分の手元に置く決心をしたのだった。