オスマン帝国外伝シーズン3あらすじ【57話】ハティジェの攻撃 ヒュッレムはついに病気に E88
ヒュッレムは何も覚えていない。なのでニギャールから話を聞いたヒュッレムはすぐにハティジェを訪れ、怒りをあらわにする。
「よくやったわ」
とほめる。ニギャールが話すことも実は計画のうちだった。
ニギャールの言ったことをヒュッレムは完全に信じたのだ。
ヒュッレムは回復しないのだろうか。
ヒュッレムの心に死ぬかもしれないという恐怖を植え付けることに成功したハティジェは、さらなる攻撃を繰りかえす。
ディアナことファーリエがお香に薬を仕込んでいるのだが、誰も気づかない。
ヒュッレムを助けたことがあるので、彼女をヒュッレムは信頼している。
少しも疑うことをしない。
ムスタファはガブリエラの訴えを聞きマニサの法官に公正に事を運ぶように命じる。
そこへ今回の戦いで抜群の働きをした海軍提督フズルが尋ねて来て、戦況を伝える。
彼らはイブラヒムが亡くなった後も仲がいい。
イブラヒム無しのはじめての戦争はイブラヒムがいかに強かったかをみんなに思い出させた。
ハティジェがスレイマンのところへやってくる。
二人の関係はぎこちないが、ハティジェはハレムで再び住みたいと伝える
ヒュッレムを苦しめるためにだった。
そして帰り際にイブラヒムの指輪をそっと置いていく。
スレイマンは指輪に気づく。
スレイマンはイブラヒムを思い、気持ちがまた重くなる。
今にも泣きだしそうだ。
ヒュッレムと言えば彼女は病気と闘っている。
深くせき込み苦しそうだ。
眠れない夜を過ごしている。
次の日のふらふらしながらヒュッレムが廊下を歩いているとリュステムに出会う。
彼はイブラヒムパシャが残した遺産がすべて政府に戻されていなかったことを話す。
ヒュッレムは敵にその財産が渡る前に発見するように命じる。
スンビュルが部屋中を探させている。
何を探しているのか、探しているものがわからないが、必ずヒュッレムの病気の元になるものが何か隠されているとスンビュルは考えた。
夜になるとヒュッレムはうなされる。
息ができなくなり起き上がりハティジェの部屋へ入り、大声で
「わたしはこわがっていないわ」
とわめく。
思い通りになったヒュッレムの様子を見てハティジェは喜んでいるようだ。
ヒュッレムの終わりは近いと彼女は笑みを浮かべる。
宮廷では
ベネチアを信じたアヤスパシャの判断の誤りが、今回の良くない結果をうんだとみんなが思っている。
ベネチア人がスレイマンに謁見する。
今回の戦争についてベネチアが裏切りカール5世に味方したとことを問い詰める。
彼らの申し開きは受け入れられなかった。
彼らの税金を上げるとスレイマンは決断する。
カール5世もスレイマン1世もローマを手に入れることを望んでいる。
ベネチアはカール5世とスレイマン1世の板挟みになる。
大国に挟まれた小国は常に大変だが、ベネチアの外交は厳しい状況にある。
マヒデブランをガブリエラが訪問する。
お礼に来たのだ。
ガブリエラの問題を解決してくれたので、お礼に食事に招待したいという。
ムスタファは
「間違いを犯したのはカーディーなのでお礼を言う必要はない」
と伝えるが、食事には出かけた。
ムスタファは異国情緒を感じさせるガブリエラが気に入ったようだ。
ミフリマーフは手紙をマルコチョールに渡そうとするが彼がその手紙を読むことはなかった。
リュステムが手紙を横取りし、さらに彼の代わりに返事まで書いたのだ。
手紙を読んだミフリマーフは心が砕ける。サライではハティジェがイブラヒムの好きだったヴァイオリンを奏でる。調べは宮殿を包み、スレイマンもまたイブラヒムのことを思い出し悲しみの淵をさまよう。
だがハティジェはそれを望んでいる。イブラヒムのことを思い出させたいのだ。
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