オスマン帝国外伝シーズン3あらすじ【48話】ニギャールがイブラヒムの墓へ
イブラヒムがなくなって40日もたたずにハレムでお楽しみ会を開くというヒュッレム。スンビュルは心配するが・・・
だがお楽しみ会は行われた。ヒュッレムはミフリマーフの態度がおかしいのに気が付き、
「ヤフヤーについて2度目に許すことはない」
と注意する。
そこへシャースルタンの不気味な付き人メルジャンが入ってくる。
シャースルタンも付き人からお楽しみ会について知りスレイマンにそれとなく伝える。
お楽しみ会のことを聞いたハティジェも馬車を急いで用意させ、ハレムへ向かう。
ハティジェはお楽しみ会をやめさせようとしてみんなの前で怒る。
しかし驚いたことに、ミフリマーフが
「言葉に注意してください」
と叔母であるハティジェに言い、睨み、出ていく。
ちょうどそこにスレイマンが来る。ハティジェが
「なぜこんなことをするのか」
と聞くと
「私が許可した」
という。もちろん事前に聞いてはいなかったがスレイマンは自分の決定(イブラヒムを死に追いやったこと)が間違っていたことを認めないためにそういったのだ。
だがその言葉はさらにハティジェを悲しませる。
イブラヒムがなくなって悲しむもう一人の男・マトラークチュは酒場で憂さを晴らしている。そこへ突然爽やかな笑顔でマルコチョールが現れる。
急に笑顔になったマトラークチュ。
ヤフヤーもそこに同席していた。
久しぶりにマトラークチュの喜ぶ顔を見た。
マルコチョールはイブラヒムの死の全貌をマトラークチュに尋ねる。
ハティジェの元を訪れディアナ(ファーリエ)が経過を報告すると、ハティジェはイブラヒムの死後40日以内にヒュッレムの命を取るようと念を押す。
果たしてディアナは任務を全うできるのだろうか?
ニギャールはイブラヒムのお墓へ行く。シャースルタンが後をつけていた。
「イブラヒムは去って残った2人の女性と彼の子供が涙を流すのね」
と彼女は墓の前で言い、シャースルタンは彼女に仕えるようにとニギャールに話を持ちかける。
ヒュッレムはリュステムの転勤がうまくいかなかったことで、アヤスパシャを責める。
二度とこんなことがないようにと厳しくアヤスパシャに言う。
メフメト皇子は、遠征には参加するがサンジャクに行くことは先延ばしにしにするとスレイマンが伝えると、メフメト皇子は悲しむがヒュッレムはとても喜んだ。
だが皇子はヒュッレムには不平を言う。
メフメトの母が
「メフメトがイスタンブルにいなければヒュッレムと彼の兄弟を守ることはできないわ」
と諭すと、メフメト皇子はヒュッレムを受け入れる。
母子は和解して抱き合う。
マルコチョールが来てスレイマンに謁見する。そして宮殿に来る途中ベネディクトたちに襲われたことを話す。
イタリアのローマ法王が宮殿まで攻撃して来るかもしれないと危惧していることも伝える。
リュステムとマトラークチュが言い争いをしているところへ、マルコチョールが通りかかり、2人を止めた。
その時スレイマンにリュステムは呼ばれる。
彼は宰相にはなれなかったが、ヒュッレムの後押しで昇進した。
ヒュッレムがミフリマーフのところへ来る。彼女は泣いていた。
ミフリマーフはヤフヤーが去ったことを話し、それをヒュッレム母のせいにする。
「ヤフヤーの選択が正しい。愛よりも誠実さが大事だ」
と慰める母。
ヤフヤーはムスタファへの忠誠を選んだのだからとミフリマーフをなだめる。
こうしてミフリマーフの恋は終わった。
カーディーの家では父子が食事をしている。
そこへスレイマンがやってくる。
スレイマンの様子がおかしい。
イブラヒムのことを悔やんでいるようだ。
何とか慰めようとするカーディーだったが・・・
シャースルタンとその夫、そしてムスタファ母子が集まって今後のことを話している。
ムスタファ母子はアヤス・パシャがイブラヒム・パシャの配下だった者たちを左遷させるだろうと心配している。
シャースルタンはスレイマンがそんなことはしないから心配せずに、マニサへ戻るように2人に伝える。
ハティジェはどうしているのだろう?
彼女は眠れない夜を過ごしていた。日に日に衰弱していく様子を見たシャースルタンは、
「この様子はヒュッレムを喜ばすだけよ、元気にならなければいけないわ」
と言う。
「復讐は必ず自分がするからこれからは勝手に行動しないで」
と続けると、ハティジェは
「心配しないで、あなたに何かできることなど何もないわ。」
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