オスマン帝国外伝シーズン3あらすじ【52話】 不気味なシャースルタン E86
すると
「母上、父上は戻ってきます。兄弟も戻ってきます。
その日まで私があなた方を守ります。
誰もあなた方を害することはできません。」
(ヴァーリデム、ババム ドネジェキ。 カルデシム ドネジェキ。オギュヌゲェネカダル ベン スィズィ コルルム ヒチキムセ ザラル ヴェレメズ シゼ)と泣かせるセリフを言うバヤズィト(バヤジト)。
イスタンブルを守るムスタファパシャ軍はムスタファ皇子の軍に勝てるのだろうか。
ヒュッレムはスレイマンに手紙を出すが、果たして届くだろうか?
次の日シャースルタンがハレムを訪れる。
緊迫した状態だ。
シャースルタンは不気味だ。
シャースルタンはムスタファパシャと話をする。
ムスタファパシャはシャースルタンに助けを求める。
彼女はバヤズィトとジハンギルを自分のそばに置くように申し出るが、ヒュッレムは断る。
「これはみんなにとって試練ですわ」(トルコでは困った時やつらいときはそれを神の試みとととらえる考え方がある)
とヒュッレムはシャースルタンに言う。
ミフリマーフはシャースルタンを訪ねる。
皇子たちを助けてくれるように叔母のシャースルタンに頼む哀れなミフリマーフ・・・
ニギャールがヒュッレムの元に呼ばれる。
「リュステムから何か知らせがあるか」
と尋ねられると、彼女は
「ありません」
という。
そしてニギャールは皇子たちを守る2つの方法があるという。
もう一つはムスタファが来る前にバヤズィトを王にすること。
やあ、ニギャールも恐ろしい。もしスレイマンが生きていた場合は反逆の徒になる道を提示しているからだ。
そこへ手紙をスレイマンの元へ届けに行った者が殺されたという知らせが届く。
宮廷内にスパイがいることは間違いないとわかったが、ヒュッレムはファーリエのことをもちろん知らない。
絶体絶命!
ヒュッレムは一晩中祈りながら、これからのことを考える。
翌朝シャースルタンが皇子たちを連れに来る。
ヒュッレムはどんな決定をしたのだろうか?
ヒュッレムは2つの方法のどちらも取らなかった。
皇子たちはすでにハレムにはいなかった。
彼女はスレイマンが来るまで彼らを宮殿から避難させることに決めたのだ。
一方、宮殿ではスレイマンが生きている知らせが届く。
安心するのもつかの間皇子たちが誘拐されたと伝えるスンビュル・・・
すぐさま追いかけるヒュッレムだが、そこへファーリエが現れる。
ヒュッレムは彼女の言う通り、皇子たちが捕らわれているという家にまでやってくる。
中に入るとそこに待っていたのはシャースルタンだった!
「皇子たちは宮殿に送り返したわ」
というシャースルタン。
何が何だかわからないヒュッレムは、シャースルタンと2人だけで話をする。
すべてはトリックだった。ムスタファが宮殿に来ていることも、スレイマンが怪我したこともすべて嘘だった。
「目的が何かを教えてください」
と言うヒュッレムに、シャースルタンは
「分をわきまえることを教えたかったのよ」
と返答する。
わあこわ~~い!(でも分をわきまえさせるためにここまでするのかな?)
戦場ではリュステムの故イブラヒムに対する暴言にがまんできず怒りをあらわにするマトラークチュ。
ハレムにもどったヒュッレムは起こった出来事を皆に秘密にする。
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