オスマン帝国外伝シーズン3あらすじ【46話】イブラヒム亡き後シャースルタン夫婦が台頭 E83

 46話
リュステムといっしょにイスタンブルに戻った妻のニギャールはマトラークチュを訪ね、娘の居所を訪ねる。彼はイブラヒムの家族のもとに送り届けたというと、

「なぜ私の元へよこさなかったの」

と母ニギャールは訴える。

「リュステムのいるところへ送るわけにいかないだろう」

というマトラークチュ。
確かにそうだ。イブラヒムとリュステムは犬猿のなかだったから・・・
ニギャールは

「お墓さえ知らないわ」

と言うとマトラークチュはニギャールを林の中のイブラヒムの元へ連れて行く。

元イブラヒムの墓は現在は街の通りの一角にあるが当時そこは人のいない林だった。

(イブラヒムの墓数説あります、詳しくはこちら)

庭で彫刻像を見ているハティジェのところへ訪問客がある。
ムスタファ皇子とマヒデブランだった。
3人はイブラヒムの死を悼む。その後ムスタファは宮殿のスレイマンにイブラヒムの死の理由を尋ねるが、スレイマンは・・・
ムスタファが宮殿にきたことを知ると兄弟たちが会いに来る。皇子たちはイブラヒムの死の原因について話す。

宮廷でリュステムはシャースルタンの夫ルトフィパシャと出会う。
ルトフィパシャはすぐさまリュステムが宰相になるために戻ったことをシャースルタンに知らせる。

彼ら夫婦は権力を握りたがっている。彼らにとってリュステムは邪魔な存在だ。
シャースルタンは迅速に対応するがヒュッレムはそのことを知らない。
シャースルタンはスレイマンに会いに行く。

「お前も私を責めに来たのか」

とスレイマンが険しい顔で言うと、シャースルタンは

「全世界の王であるスレイマンが何をどうすべきかを、そしてオスマン家のためにどうすればよいかを一番よくご存知です」

と言ってスレイマンを励ます。

スレイマンは喜ぶがシャースルタンはイスタンブルにずっと留まりたいと思っていた。
こで夫ルトフィをイスタンブルにいさせてほしいと、スレイマンの気持ちを和らげた後で、すかさずお願いするが、スレイマンは訝しげな顔をする。

明日はラマザーンの祭りがやってくるが、宮殿は静まり返っている。祭りの朝スレイマンと家族たちが

「バイラムおめでとうございます。バイラムヌズ ムバーレク オルスン」

とお祝いの挨拶をする。
ハティジェは参加していないでマトラークチュを訪れる。
そして
「なぜ宮殿に行かず家にいるのか」

とマトラークチュに尋ねる。
マトラークチュはイブラヒムが好きだった。
彼の死を心から悼んでいた。
とてもお祝いする気にはれなかったのだ。

ハティジェは聞きたかったことは、

「イブラヒムのお墓がどこか知っていますか」

と尋ねるが、マトラークチュは答えない。

家に戻ったハティジェのところへニギャールがやってくる。
あいさつしていると庭から音がする。

慌てて出ていくハティジェ。
なんとイブラヒムの愛した彫刻像が破壊されているではないか。
ハティジェは彫像は好きではなかったが、それらをイブラヒムが好んでいたために、ハティジェは壊すのを止めようとする。

役人たちはスレイマンの命令だという。

リュステムは大宰相にはなれなかった。
スレイマンは受け入れなかった。
代わりにルトフィパシャがその地位に付いたのだ。

シャースルタン恐るべし!

彼女はスレイマンの気持ちを変えることができたのだった。

すべてを理解したヒュッレムはルトフィパシャの妻のシャースルタンの元へ向かう。
シャースルタンの目的が明らかになった今、ハレムでは新たな戦いの火蓋が切って落とされた。
イブラヒム墓はイスタンブルの街中にある

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