オスマン帝国外伝シーズン3あらすじ 【61話】ファーリエついに真実を話す E90


その夜、シャースルタンの計画が始まった。
仕事が終わった後、言われた通りファーリエは門番を呼び、連れて行く。

これはシャーの計画で彼女の命令だった。

そして門番は待っていたシャーの刺客に刺される。ところが
ファーリエが任務を果たして部屋に戻ろうとすると、その刺客は彼女をも襲い、彼女は刺される。

彼女の声を聞きヒュッレムとスンビュルが駆け付けると、ナイフを持った男がファーリエと格闘中だった。

スンビュルの奮闘もむなしく(スンビュルは弱いね)、男はヒュッレムを刺そうとした。その瞬間傷を負ったファーリエがヒュッレムを助ける。

傷だらけのファーリエはベッドに寝かされた。
彼女はすべてを話す。
何故なら任務を全うしたはずなのにシャースルタンが自分を殺そうとしたからだった。

しばらくすると事件を聞いたマルコチョールが取り調べに来る。ファーリエはヒュッレムが命じた通りのウソの供述をする。

そしてヒュッレムがそこへやってくる。

「刺客がここまで来るとは・・・
スレイマン皇帝と私たちの安全が保障されないのでもっと警戒を強めるように」

とマルコチョールに言う。

マニサでは、ムスタファ皇子がムスタファの兵士たち・ガーズィーたちを見にいく。
後ろに控えるのはヤフヤーとフズル提督だ。

フズル提督のすばらしさをムスタファ皇子は兵士の前で讃え、フズル提督もムスタファの軍をほめる。
二人は仲がいいようだ。

ピーリーパシャが反乱を起こそうとしているとのこと、政府はその対応に頭を悩ませていることだが、誰が討伐に行くのだろうか?

シェケルアーが市場で食料を買いに行くと、そこでイブラヒムの私用品を売り出すという知らせを聞く。
市場にはカーディーとマトラークチュもいた。
マトラークチュはイブラヒムが来ていた服を買った者からその服を買い戻す。
彼はイブラヒムの思い出の品々がこのように売りさばかれるのを見るのが耐えられないのだ。

もう一人心が切り裂かれる思いでこの様子を見ている者がいた。
イブラヒムの妻ハティジェだった。
彼女はカーディーに売るのをやめてくれと頼む。

すべての品を自分が買うからという。
イブラヒムの品々は他の人にはただの有用な物にすぎないが、ハティジェにとっては大切な思い出だった。

カーディーの善処でハティジェの願いは聞き入れられた。

ところでハティジェの人生ほど悲惨で劇的なものはこのドラマでは見られないと思う。
最初はひたすらイブラヒムを恋する無垢で優しい女性だった。
またはじめてのヒュッレムのお産の時には、お守りをヒュッレムに渡したりもしたのだった。

そのハティジェはカーディーにもう一つお願いがあると言い、カーディーの執務室へ一緒に向かった。カーディーは

「至高なるわが主はいつでも悔悟するものと共におわします。皇女様。
ユジェ ラッビム ヘルダーイム テヴヴェ エデンレリイン ヤニンダドゥル、 スルターヌム。

「今日まで行ったあなたの罪を悔悟しましたか?
ブギュネカダル イシレディーニズ ビュトゥン ギュナフラルヌズ イチン トヴヴェ エッティニズ ミ?

と尋ねるとハティジェは

「しました。エッティム

と答える。カーディーは全部で3回訪ね、3回ハティジェは答える。
こうしてハティジェは心から悔悟した。

ピーリー・パシャの反乱について御前会議で真剣に話し合われている。
討伐の先頭に立つのはムスタファ皇子に決まった。
アヤス大宰相が彼を推薦したのだが、カスム・パシャの気に入らないようだ。
ムスタファはイタリア遠征に参加できなかったので、この命令をきっと喜ぶに違いない。

ルトフィは御前会議から去るスレイマンを呼び止め、メルジャンを内廷宦官長として推薦した。
スレイマンはヒュッレムの推薦を退けて、メルジャンを選んだ。

ヒュッレムの目と鼻の先にシャースルタンのスパイが存在することになったので、この決定をヒュッレムは快く思わない。

一方メルジャンはシャースルタンのそばに仕えたいと望んでいた。シャースルタンへの彼の忠誠は本物だ。


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