シューレはゼイネプが正しいと認めるトルコドラマ MOTHER 最終話ハイライト(2)

病院に運ばれたメレクは気を失ったままだったたがようやく目覚めた。目が覚めるとそこにはゼイネプとシューレが見守っていた。

メレクは検査に連れていかれた。知らせを聞いたギョニュルも病院へ駆けつけた。検査中シューレは廊下の椅子に掛けて放心状態で座っていた。ゼイネプが話しかけた。

するとシューレは口を開いた。

「あなたが正しかったわ。あなたの言うとおりね。ジェンギズは私たちのことをなんとも思っていないわね」そして

「メレクに何かあったら・・あたしはどうやって自分をゆるすことができるかしら・・・」と泣き崩れた。ゼイネプはシューレの手を「大丈夫よ」というねがいをこめながらかたくにぎった。

 ☆☆☆

だいたいの人はことがおおごとにならなければ、受け入れがたい真実を理解しようともしないし、うけいれようともしようとはしない。

またはあたまで分かったとしても、心ではまだそれを受け入れられないことも多い。それが普通の人間だ。

シューレは私と同じようにそんな普通の人間だった。だからジェンギズが自分たちに愛情を持っていると信じたかった。ジェンギズにすがりたかった。だがジェンギズのようなひとにすがってはだめなのだ。彼はすがられるような人ではなかった。

彼は自分のことしか考えない。メレクが指摘したようにお金のあるところにならどこへでも飛んでいくような男だ。彼のような人は人を人とも思わない。人を物扱いし、役に立たなければあっさり捨てることができる人だ。

だから彼に対しては役に立たない価値のない人になることが必要なのだ。

メレクはジェンギズをよく知っていた。だから遺産を放棄した。

メレクが遺産を放棄した判断は正しかったのだが、なぜかジェンギズはまだメレクたちと暮らしており、メレクはこうしてけがをするところまで追いつめられた。結局メレクは幸せに離れなかったことになる。

遺産を放棄しても、ジェンギズは離れていかなかったのにはいくつか理由があるが、そのお話はまたのきかいに。

今日はこの辺で・・・よい午後を!

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