母親と女性の間の板挟み シューレは女性であることを選んだ トルコドラマMother 78話ハイライト

シューレたちを助けようとして亡くなったシナンのお墓詣りに行ったゼイネプはそこでシューレにあった。彼女もお墓参りに来たのだ。

シューレは「ご愁傷さまでございます。残された者たちに忍耐を神が与えてくださいますように」

と悲しそうに話しかけたがゼイネプは無言だった。

シューレは話し続けた。

「あなたの御主人が私の命を助けてくれました。来てはいけないと思いながらも、こないわけにはいきませんでした」

というとゼイネプは

「貴方たちのせいよ」

とはじめて口を開いた。

「誰のせいとかをはなしにきたのではないわ。その話はやめましょう。あそこに眠っているのはあなたのだんなさんだったわ。彼は息子の命を助けてくれたわ。私は彼に感謝するめに来たのよ。あなたが望んでいることを言って、あなたがのぞんでいることをして。私には何も言う権利がないわ。
彼はとても高貴な行動をしたわ。あなたの旦那さんは男の中の男だった・・・

本当に・・・ お悔やみ申し上げます・・・」

と最後は半泣きになっていた。それを聞くとゼイネプも心を打たれ涙を拭いた。

それからシューレは

「メレクはどう?」と聞いた。

いまメレクはゼイネプと共にいるのだ。

「あなたのそばで彼女が幸せなのはわかっているわ。 メレクはあなたが大好きだから。私はストアでみてしまったの。あなたのために大泣きしている彼女を・・

あなたにママ、ママと言ったのを聞いたわ。私自身の耳でね小さな手であなたを抱いたのを見たわ。そして『私の命、あなたは私の命』とあなたにいったわ・・・そうよ、私たちは傲慢で、口も悪いけれど、めくらではないわ、ゼイネプ」

そこまで言われるとゼイネプはただ聞いているしかなかった。シューレは本当に辛い光景を見てしまったのだ。自分以外の人を母と慕う自分の娘の姿を・・・

本当にシューレは悲しかっただろうに。そのことはゼイネプにも伝わったようだった。

シューレは涙をふきながら

「メレクはあなたと一緒にいていいわ」と続けた。

するとゼイネプは驚いて

「何?」と叫んだ。 

「聞こえたでしょう。何度も言わせないで。メレクはあなたと一緒にいるように。メレクはあなたが好きだわ。許すわ」と言った。

喜んだゼイネプ!

だがそれだけでは済まなかった。

シューレは続けた。

「でも条件があるの。ジェンギズへの告訴を取り下げて」とたのむと、

「承諾するとでも思ったの」とゼイネプは答えた。

「できないことはないわ。復讐したいとでもいうの?」

「いいえ、正義を望むだけだわ」

「貴方も私の娘を誘拐したわ。それが正義なの?」

と言ってシューレはゼイネプを説得しはじめた。

「わかるわ。あなたはメレクなしでは生きていけないわ。私もジェンギズな詩では生きていけないのよ。何か言ってよ」とゼイネプに頼んだ。

これでもう関係を終わりにしようと持ち掛けたのだが

「母と話してかられんらくするわ」と言って足早にシナンの墓から去っていった。 

ついにメレクを手放すを子を決心したシューレだったが、ただでは渡そうとはしなかった。それにおこったゼイネプはあれほど望んでいたメレクとの生活をすぐに手に入れようとはしなかった。 ジェンギズを許すことはできないのだった。

ゼイネプは告訴を取り下げるだろうか?

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