オスマン帝国外伝シーズン3あらすじ 【58話】ハティジェは森に捨てられる E89
ヒュッレムは調子が悪いという噂を打ち消そうと、赤色のドレスに着替え女官室を通り過ぎようとしたが、倒れてしまう。
「わたしになにをしたの?」
と言うと
「なにもしていないわ。地獄の炎にあなたは焼かれるのよ」
とこたえると、ヒュッレムは思いもかけない行動に出た。
なんと、思い切り平手打ちを食らわしたのだ。
そして以前見た光景だが、シーズン1の6話でマヒデブランがヒュッレムにしたようにたたき続ける。
気がつくと手が血だらけになっていた。
その手を見て茫然とするヒュッレム。
オスマン家の人に公然に手を出したのだから死刑は免れないだろう。
ヒュッレムの命は?
そしてハティジェの命は?
ヒュッレムはスンビュルに連れられて部屋に戻りハティジェの血の付いた手を洗う。
スンビュルが
「さてどうなるのでしょうか?(ネ オラジャク シミディ?)」
と心配でいてもたってもいられず尋ねる。
うつろな目でスンビュルを見るヒュッレムは何にも答えない。
ヒュッレムがおかしいという噂がハレム中に流れる。
それを厳しく取り締まるファーリエ。
それを聞いてヒュッレムは喜ぶ。
「みんながあなたのように私に忠誠であったならば」
と彼女を信頼しきっているヒュッレムがなぜか痛々しい。
ヒュッレムが攻撃した現場で、
ハティジェの落とした片方のイヤリングをアフィフェは拾う。
それを届けにハティジェの部屋へ行くと、そこに彼女はいなかった。
スンビュルに事後処理に奔走しているが、どのように切り抜けると言うのか?
ハティジェは死んでしまったかもしれない。
もしハティジェが助かってもヒュッレムの命はないだろう。
オスマン家の人に手をあげたのだから・・・
ミフリマーフは庭でマルコチョールに偶然出会うが、非常にぎこちない。
リュステムがミフリマーフに偽の手紙を渡したせいだ。
ミフリマーフはマルコチョールのことを誤解している。
マニサではマヒデブランは孫を抱きながら嬉しそうだ。
今回のイタリア遠征で手柄を上げたフズル海軍提督はムスタファ皇子に会いにやってきて戦況を伝える。
ムスタファ曰く
「フズル海軍提督がスレイマン皇帝のそばにいて、気をつけてほしいです」
という。
「アヤス大宰相が悪いわけではないがその背後にいるもの危険だ」
と付け加える。ムスタファは要注意人物が誰なのかを知っている。
ヒュッレムはベッドで横たわっている。
息苦しそうにしているヒュッレムは黒魔術をかけられたことをアフィフェに話す。
ヒュッレムには黒い靄が見える。
アフィフェは安静にする以外にはないが、息子のヤフヤー医師を呼んでくることにした。
アフィフェはヤフヤーに黒魔術のことをヒュッレムが信じており、病気は治ったが彼女は食欲がなく眠ることもできないと症状を伝える。
するとヤフヤーは小瓶を渡す。
ヤフヤーはとても謙虚で態度も穏やかでその上腕もよく信仰心も厚そうで、みていて気が和む存在だ。
このドラマではいつ何が起こるかわからないので、いつも緊張してみているが、彼が出演するときだけはその緊張も解ける。