シューレの重大な決断! ついにメレクを手放すことにきめた トルコドラマ MOTHER 81話ハイライト 

 ジャヒデは亡くなった。心臓病が悪化したのだ。ジャヒデの家にはみんなは集まって、ジャヒデのために聖典をよんでいた。これは日本で言うとお経のようなものだ。

アリはゼイネプを気遣って、「大丈夫ですか」と話しかけた。

すると「いつもそばにいてくださってありがとう」と答えた。やさしい言葉に緊張がとけたのかゼイネプは「ママ」と言いながらアリの前で泣き始めた。

そういえば

この新聞記者のアリは最初から最後までゼイネプのそばにいた。彼はメレクがバンドゥルマからイスタンブルに逃げたときからずっとゼイネプにかかわってきた。シナンが亡くなった後もアリはゼイネプの支えとなっていたのだった。

そこへシューレがやってきて、ゼイネプと声をかけた。

お悔やみに来たのだった。そして「少し話がしたいのだけれど時間がある?」と聞いた

こんな時に何を話しに来たのだろう。

2人は庭に出た。

するとシューレは「もうおわりにしましょう」と突然言った。

何を終わりにするのか?メレクのことだった。

なんと彼女は「メレクの親権をわたす」といったのだ。

信じられない様子のゼイネプは、「座って話しましょう」と言って庭の椅子に腰を掛けた。

ゼイネプは

「あなたは大丈夫なの?」と聞いた。

それはそうだ。まさかシューレがメレクを手放すとは誰も思っていなかったからゼイネプがシューレがおかしくなったのではないかと思うのもわかる。

「元気よ」とシューレ。

「いいえ、元気ではないわ。私はあなたを知っているもの。こんなことを言うはずがないわ。何かあったのね」

「いいえ、考えているようなことはないわ。昔のことでね。」

といったのでゼイネプは

話してくれない。もしよかったら」といった。

シューレは

「いいわよ」といって話し始めた。

「アフメトと結婚している時、つまりメレクの父親と一緒だったころ、義理のお父さんとお母さんは私たちを望まなかったの。アフメトも結婚後彼らは受け入れなかったわ。それからアフメトが亡くなったの。亡くなった後一度も彼らに会っていないわ。

そして一生懸命働き続け、子供をそだても頑張ったわ。でもできなかった。

そのころジェンギズが現れたの。(そして一緒に生活するようになった)

 ある日のこと。

私が留守中に彼らがやってきたらしいわ。家にはジェンギズがいたの。

話しているうちに、彼らはジェンギズにお金を残していったの。

でもそのことを私は今知ったのよ。(ジェンギズが撃たれて夜中に痛みでうなっている時、うわごとでこのことを言ってしまいそれを聞いたのだ。次の日確かめるとその通りだった)

「つまりこういうこと、過去に起こったことが将来にも起こるわ。状況はこんな感じよ」

 とシューレはため息交じりに話した。

するとゼイネプが「つまりジェンギズがお金を取ってしまったのね」と言った。

シューレは

「ともかく長話はやめましょう。必要なことはなにかおしえて。どこにサインをすればいいのか、何をすればいいのか、なんとかしましょう」

「メレクの遺産をジェンギズにとたれたくないから」と彼女はいった。

シューレはメレクの遺産をジャンギズから守ろうとして、ゼイネプにメレクの子としての権利をわたすことを決めた。

シューレはシューレなりにメレクの幸せを考え、ジェンギズから何とか守ろうとしたのだが、もしシューレがジェンギズに会わなかったら、そしてもしシューレがアフメトの両親に会っていたら、今のシューレはいなかっただろうアフメトがいたときのような優しい母親でい続けることができたかもしれない。

人の出会いは本当に重要だと思う。

皆さんが良い人々に出会えますように・・・

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