オスマン帝国外伝シーズン4あらすじ 52話、53話 E124後半

52話
話をムスタファの死後に戻すと、アマスヤまでムスタファ兄の花押の型を盗みに行ったミフリマーフも心を痛めている。

「こわいのかい」

と聞く夫リュステム。ミフリマーフは

「できないと思っていたわ、でも命を取ってしまったわ、ジハンギルも悲しんでいるわ」

と後悔するがもう遅い。

一方巷ではリュステムとヒュッレムがムスタファを落としいれたといううわさが満ちあがっている。スンビュルのコーヒーショップも危ない。街のみんなはヒュッレムに怒りをあらわにしている。リュステムの命を取り、ムスタファの息子・メフメトを皇位につけようと兵士たちも躍起になっていた。

 アマスヤ
ヴァイオリンの音が流れる。
(悲しい出来事が起きるときは必ずヴァイオリンの調べが聞こえる。

アマスヤから別れる時が来た。マヒデブラン達はみんなブルサに出発する。ムスタファの右腕で詩人でミフリマーフとも両思いになったヤフヤーはアマスヤに残るようだ。

マヒデブランは「ハックヌ ヘラール エディン」

と別れの挨拶をすると、ヤフヤーは

「ムスタファ皇子を守れなかったことを許してください」

とマヒデブランに言う。マヒデブランはヤフヤーをとても信頼していた。

こうして寂しく立ち去る馬車。馬車の中では無言のマヒデブラン。馬車の外ではマヒデブランたちと別れを惜しむ民衆たちがみおくった。

人々に見送られて去って行く・・・
残ったヤフヤーはムスタファを思い出しながら、メスネヴィーを読む。空っぽになった部屋の長椅子に座る。

ヒュッレムの息子のバヤジトは激怒し、ムスタファ兄の葬式のためにブルサに行くと言う。
だがブルサは彼には危ない地だ。なぜならヒュッレムの子供だから。だがムスタファ兄をあの世へ見送らなければならないと強く感じる。

ヒュッレム母が仕掛けた罠でなくなったことを知っているバヤズィトにしてみればこれほどつらいことはないだろう。
だがヒュッレムは懲りない。ムスタファは自らの傲慢さのためにこうなったのだとバヤズィトに言うが、一人にしてくれとバヤジトは母が話すのをを止める。

暗闇をさまようスレイマンに追い打ちをかけるようにヒュッレムからの手紙が戦場のスレイマンに届く。

ブルサ
ブルサではムスタファの遺体の対面するマヒデブランとミフリュニーサの姿があった。無実のムスタファをどうして殺したのかとマヒデブランは遺体に話しかける。

「起きて、起きて」

とさけぶマヒデブラン。

そこへバヤジトとジハンギルが来る。マヒデブランの泣き叫ぶ声が空を覆う。
その声で渡り鳥がとびだつほどだった。

マヒデブランを助け連れて行こうとするフィダン。このフィダンは初めはヒュッレムのお気に入りの一人だったが、母后に脅されヒュッレムを罠にかけたことがあるが、今はマヒデブランの忠実なしもべだった。

葬儀にやってきたバヤジト。マヒデブランはバヤジトにあたる。そうでもしなければマヒデブランは生きていけなかっただろう。たった一人の息子だったのだから・・・

 バヤジトは青白くなったムスタファ兄を見つめる。彼の胸にムスタファ兄がなくなった悲しみと彼の命を奪った者たちへの怒りがこみあげてくる。

ムスタファはケフェという白い布に包まれ、マスタファの息子・メフメトとアトマジャの連れてきた子・ユースフそしてヒュッレムの息子・バヤズィトが両手を上に向けてドゥアー(いのり)している。
ムスタファは土の中に埋められる。かなり深い穴だ。遺体の上に板を置き、その上にバヤジトがスコップで土をかける。

10月の秋まっただなかの林の木々も空も悲しんでいるように見えた。

コンヤ
戦場では、カラ・アフメトがジハンギルに会いに来るが、ジハンギルは会いたくないと言う。
彼は今眠ることも食べることもしない。そして指輪を見つめている。ムスタファが最後にくれた指輪だった。彼は憔悴しきっている。彼のように繊細な人にとって、父が兄の命を取ったというこの出来事には耐えられないだろう。
53話
イスタンブル
街では反乱が起ころうとしている。人々の不満は頂点に達した。スンビュルが怖がっている。店を閉めようとするとスンビュルにヒュッレムの手のものだと気が付く兵士がいた。スンビュルに襲いかかる兵士たち。
スンビュルの店も壊されスンビュルは命かながら逃げ出す。

反乱が街で起きたのでリュステムはあわてている。

「姿を隠したほうがいい」

と助言するソコルル。彼はハレムへ行こうとするミフリマーフに

「家から外へ出ないように」

と言う。外は危険だった。

「行った報いをみんなは受けるのだ」

と街では兵士たち騒いでいる。
リュステムの弟シナンの意見でミフリマーフたちはみんなでウスキュダルの館に避難することになる。

コンヤ
セリムにジハンギルの容態が悪いと知らせを受けたスレイマンは彼を見舞う。だがそこにジハンギルはいなかった。探し回るスレイマンと兵士たち。 

林の中でジハンギルは見つかる。
「わたしを殺せ、あなたはもうババではありません」

とスレイマンに叫ぶ。ジハンギルはムスタファを助けられなかったという罪の意識にさいなまれている。わあ、本当にかわいそうだ。

ブルサ
ブルサでは葬式の終わったマヒデブラン一行が移動する。
ムスタファの 息子の6歳のメフメトは違う馬車にのせられる。メフメットは母と離され連れて行かれた。その後史実ではメフメトの命もすぐ取られた。
 
あれ?ヒュッレムが泣いている。以前ムスタファがセリムを助けたときのことを思い出していたのだ。ムスタファは好青年だった。
もしムスタファが自分の息子だったらよかったのにとヒュッレムは以前語ったことがある。

ヒュッレムはムスタファが嫌いではなかった。むしろ彼の公正さや勇気を好きだった。
 
いざムスタファがいなくなると、彼女もある意味動揺した。
ヒュッレムの気持ちも複雑だったのだ。

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