

ヒュッレムはダイェのこととても気にかけていたのにね。

ええ、とても残念だわ、ダイェが死んじゃうなんて・・・

ダイェはどうも悪夢にうなされていたようだね

そうね、きっとスレイマン大帝と母后を裏切ったことがどうしてもゆるせなかったのね

そうか・・・人は騙せても自分は騙せないから。ダイェはずっと苦しんできたんだよね。

ニギャールがもっと早くダイェの言うことを聞いてイスタンブルから去っていれば、母后もダイェももっと長生きできたと思うわ

ニギャール・・・じゃが違った見方をすれば、自分が裏切ったという苦しみを一生抱え続けなければならないと知りながらニギャールを最後の最後までかばったのじゃのよ、本当にニギャールの母親じゃったとも言えるのう。

あら母親じゃないわ、それにニギャールは悪いことしているのよ

母親みたいな気持ちの持ち主ってことだよ 。ダイェはそうまでしてニギャールを守りたかったんだよね。それはそれですごいことだね

そうかしら?ところでダイェは自分で首をつってしまったけれど、以前ダイェの大切にしている教えでは自殺はいけないって言ってなかったかしら?

そうじゃのう、じゃがダイェは悪夢のうなされていたのじゃろう?

精神が衰弱してしまってたんだよ

でもダイェは規則を守る鉄のような方だから もっと違った解決法があったはずだとおもうの

エヘへ、明菜ちゃんなかなか手厳しいね。そういえばもう一つ変なとことろがあったよ

なになに?

実はダイェはスンビュルに全財産を寄付したってたっていってたじゃん?

ええ、

でもそれも実はいけないんだよ

あら何がいけないの?寄付することはとても良いことだと思うわ。それを使って恵まれない人たちが勉強したり食べたりできるのでしょう?

それはじゃのう、昔々のお話なんじゃが、ある預言者(s)が迫害されてメッカからメディーナに逃げようとしたんじゃ。そして追手を逃れるためにほろ穴に身を隠したんじゃが、その時同行した方がおるんじゃ。その方はメッカでも大変裕福で、人格者で名声も当時高かったそうじゃ。彼は今いっしょに逃げている預言者(s)をずっと援助していたんじゃが、ある時全財産を寄付しようとしたんじゃよ。

へえ、名声も高くて裕福で特があるなんてすごすぎるわ

うん、あんまりいないかもね・・・

そこでじゃ、その預言者(s)は何と答えたと思うかね?

さしずめいけないって言ったんだよね。

でもなぜ?

彼(s)はあなたには妻や子供がいないのですか と質問されたんじゃよ

そうだよね、無一文になったらどうすんねん。家族はどうなるんよ、霞を食べていきていくわけにはいかないじゃん

そうじゃのう、家族と自分を面倒見る義務があるんじゃよ 。じゃからダイェは自分の生きるための財は残しておかなければならなかったんじゃ

でもさあ、ダイェはそんなこと知ってたと思うよ、でも心の痛みのほうが大きすぎてどうにもできなかったんだと思うよ

あらおかしいわ。あれほど母后が好きだったのですもの、彼女が何を欲していたかわかるはずよ、母后はダイェの幸せを望んだはずだわ

ニギャールについて話さなかったことを母后が知った後でも?

確かにそうねえ、そのあとはきっと母后は怒ったでしょうね。

ダイェのように
忠誠が命みたいな人々は、忠誠に反する行動をすることほど耐えられないつらいことはないと思うよ

そうじゃのう、それはダイェにとって死に値するほど重要なことだったんじゃのう・・・
ドラマを盛り上げてくれたダイェハートゥン! いなくなるととても寂しいです。