オスマン帝国外伝シーズン4あらすじ 55話、 エピソード125後半

55話
どうにかミフリマーフ夫婦は逃げ延びたが、民衆はとどまっていない。宮殿の周りに次々と彼らは集まってくる。

バヤジトとは彼らを止めるために民衆の前に出ると言うと、ソコルルは止める。この時はまだバヤジトの相談役だったララも彼を危険から遠ざけなければならないとリュステムに言うが・・・

バヤジトは民衆と対峙する。

「サライから出たら命がないです。彼らを言葉で止めることはできません」

というと彼は

「怖いならサライへ戻れ」

と言う。勇敢なバヤズィト!

「私は世界の王 スルタンスレイマンの息子バヤズィトである。
アッラーが(ムスタファ兄に)恵みを垂れますように 
皇子ムスタファ ハズレトレリがなんと悲惨なことに殺された。
ここにいる誰よりも私ほど悲しいと感じるものはいない。
あなた方は皇子を私は私の命と私の血の一部を失った」

と語り始める。
みんなに心配をよそに バヤズィトはみごと民衆を黙らせた。ファトマは

「バヤズィトを(民衆の前に)送る代わりにリュステムを送ればよかったのに、それほど大事なの貴女にとって・・」

というと

「私は誰も送らなかったわ」

と答える。そこへミフリマーフが心配そうに入ってくる。

するとさらにバヤズィトは民衆に割り込んで歩みだす。
みんなに囲まれる。

わあ怖くないのだろうか!

すぐにでも彼らはバヤズィトの命を取ることができる距離にいるのだ。
勇敢なのか?
無鉄砲なのか?
そして話続ける。

「この決定はスルタン スレイマン ハンの裁定である。
あなた方そして私も高貴な皇帝に対峙することはできない。
決定を論議することは我々にはできない。
仕えるものとして彼に従うわなければならない。」

というとみんなは頷く。だがその中の一人が

「リュステムパシャをひき渡せ」

と叫ぶと周りの者たちも口々に

「そうだそうだ」

と言い出し騒然とする。 

するとバヤズィトは右手を上げ 待てという合図をする。
バヤスィトは

「皇帝はリュステムパシャに罰をお与えになった。
彼の職を解任した。しかしまだ彼はオスマン家の婿である。
この理由で私は彼を渡すことをしない。
許可しない。
ムスタファ皇子は誰の命をとることを望まない。その妻が未亡人に子供たちが孤児になることを望まぬ。
もし望むならここにいるすべてのものの命がなくなるだろう。
あなた方の悲しみ痛みをよくわかる。
あなた方の痛みは私にとっても痛みである。
しかしながらあなた方が進んでいった道は正しい道ではない。
皇子ムスタファを愛する者たちは、人を傷つけることを望まない」

というと、みんなは解散した。
アトマジャも感服した。

リュステムはどうなるのかと仲間がきくと

「彼が来なければ我々が行く」

と答えてアトマジャも去っていった。

みんなが安心していると
ファトマは

「彼はスレイマンに似ているわ」

とヒュッレムに言う。そのことが

「あなたを怖がらせないか」

と付け加えて去っていく。
わあなんとも素晴らしいバヤズィト!

コンヤ
ジハンギルはセリム兄とバヤズィト兄の夢を見ている。夢というか薬によって幻を見ているのかもしれない。ジハンギルの様態はどんどん悪化していく。セリムと話すジハンギル。ジハンギルは

「バヤズィトを愛した、あなたを愛した」

といい、

「宮殿に戻してくれ」

と頼む。この頼みはジハンギルが初めてセリム兄にしたお願いだった。ジハンギルは確かに人に何かを願うような子供ではなかった。病気の痛みと苦しみに耐えていた。

ジハンギルをイスタンブルに戻すようセリムはスレイマンに頼むがスレイマンは受け入れない。ジハンギルはここで私ともに残るのだという。

ジハンギルは妄想を見ている。
多量に薬を飲んでしまったのだ。そのためかジハンギルは嬉しそうに立ち上がってスレイマン父に会いに行く。

「ムスタファ兄もここにいますよね」

と医者に話しかける。だれかが

「元気か」

と尋ねると

「元気です」

とジハンギルは言う。
彼はムスタファの死に耐えられなかった。

ジハンギルは正気を失ってしまったようだ。

イスタンブル
ムスタファのために祈りがささげられる。
ムスタファの死から52日たった。ファトマとギュルフェムは悲しみから抜け出せない。そこへヒュッレムとミフリマーフが現れ座る。

「なぜ来たのか、ここへ」

とギュルフェムが責める。

「ムスタファの死をよろこぶものはもちろん罰を受けるだろう。あの世ではなくこの世で。死は死をもたらす。ここにあなたがた二人の場所はない」

とファトマが言う。
手にした茶碗を握りつぶし、

「力のある物が勝つわ。ムスタファは弱くなくなった。私はまだ生きている」

と言い去って行く。

 その直後ヒュッレムはスレイマンからの手紙でジハンギルの容態が非常に悪いことを知る。ヒュッレムは

「ジハンギルのところへ行かなければならないわ」

と言うとバヤズィトは

「一緒に行こう」

と答える。
スレイマンはついにセリムにジハンギルをイスタンブルに連れていくように命じるが遅かった。

ジハンギルは幻想の世界をさまよっている。幻の女性が現れて飲み物を渡す。その女性と話すジハンギル。
現実に戻ると様態がひどく悪くなるので、薬を望む。
そしてまた夢の中へ・・・

そして痛みでまた現実に戻る。そこへスレイマンがやってきて医者に直すようにと叫ぶが、もう手の施しようがなかった。

ヒュッレムとバヤズィトもコンヤへジハンギルに会うために急ぐ。

最後の力を振り絞って彼は 形見にムスタファにもらった指輪を見せる。そして

「あなたが持っていてくれ」(センデカルスン)

と生き絶え絶えに話す。

「ババ私を助けてくれ」

と叫び、アヘンを欲しがる。
スレイマンは瓶を私ジハンギルはそれを飲む。飲むとまた穏やかになり、女性が見えてくる。女性は薔薇をジハンギルに渡すと

「バラの香りを感じますか、お父さん」

と言う。幻の中ジハンギルは幸せそうにその女性と歩いていく。あたりは美しい光景だった。ジハンギルも女性も微笑む。子供たちもやってくる。すこし歩いていくと、兄ムスタファの
「ジハンギル」
と呼ぶ声が聞こえる。

「あーびー」

と答えジハンギルは声のほうへ去って行った。

ジハンギルはこうしてこの世を去った。

スレイマンが

「息子よ息子よ」

とむせび泣く。

アトマジャが船に現れる。船にはリュステムの弟シナンがいた。アトマジャはここへする手無を連れて来いというがシナンは断る。すると・・・

 リュステムに贈り物の箱が届く。中にはリュステムの弟の手が入っていた。一緒にリュステムが来なければ弟の命はないとという手紙も入っていた。リュステムは助けに行こうとするが、
ミフリマーフがリュステムを止める。
しばらくすると手に包帯をした弟がリュステムのもとへかえってくる。

「弟と言うな私に、おまえの弟ではない」

シナンは怒りに満ちた声で叫び倒れる。

一方イスタンブルを出発したヒュッレムたちは、雨の中ジハンギルの元へ急ぐ。すると向こうからセリムがやってくる。バヤズィトは馬車に気が付く。
中には棺があった。
 バヤズィトの顔が凍り付く。バヤズィトはヒュッレムの顔を見る。その後ろから今にもなきだしそうなセリムが現れた。
ヒュッレムはジハンギルがなくなったことを知った。

馬車を降りジハンギルの棺に駆け寄る。

「ジハンギル、じはんぎる、ジハンギル」

と彼女は泣きさけび、崩れ落ちた。少し前マヒデブランが味わった苦しみを今ヒュッレムは感じていた。

一方スレイマンは祈るしかなかった。彼には祈るほか救われる道がなかった。
スレイマンはテスビフを数え続けた。
関連記事
にほんブログ村 テレビブログ 海外ドラマへにほんブログ村 芸能ブログ 海外芸能人・タレントへ

このブログの人気の投稿

オスマン帝国外伝シーズン2最終話あらすじエピソード63 (77話、78話、79話) 

プロフィール

最新記事

もっと見る

プロフィール

プロフィール画像
それはオスマン帝国外伝から始まった
Twitter
YouTube
当ブログにお越し下さりありがとうございます。ドラマのあらすじや登場人物のお話のブログです。どうぞお楽しみくださいませ。 ご連絡はEmailでお願いいたします。 Email