「皇子ムスタファを愛する者たちは、人を傷つけることを望まない」 オスマン帝国外伝を語る会

タンザニアではもうシーズン4が放送されているんだよ。 それにしてもタンザニアの子供って感受性がすごく豊かなんだね
あらなぜ?タンザニアにも知り合いいるの?
ううん ただトルコのある記事にタンザニアの子供のことが書かれていて、彼らどうもオスマン帝国外伝のテレビをよく見ているみたいだね。

ああ早く日本にいも来ないかしら
うんそうだね 、あとそれから11月ごろ始まるオズチヴィットさんが主役のOsmanガーズィーのドラマがいつか日本でもほうそうされるといいなあ
それは無理だとおもうわ
ムスタファの死についてはシーズン4のエピソード123で出てくるんだけど、みんなとても悲しいでいたよね。今見たエピソード125の後半では民衆のムスタファを亡くしたことへの怒りが爆走し、みんなルステムを出せって宮殿に押しかけてくるんだよ
そうなの?タンザニアの子だけでなく一部の人々を除いてみんなが死を悼んでたのね
そうですね。ムスタファの謀反が嘘なのか本当なのか真相は実はわわかりませんが、ムスタファは人々に慕われていたのは事実です。
そうなのね、ドラマでは正義を重んじ慈愛に満ちた人物として描かれているわね
うん、エピソード125といえばバヤズィットすごくいいかんじだったよ!
ヒュッレムの息子のバヤズィット?
うん、 彼はすごい!
なにがなの?
ムスタファはドラマではコンヤの平原に呼び出されてこうさつされたことになっているよね。その時スレイマン大帝はシリア遠征に向かう途中だったんだよ。なのでイスタンブルが留守になるじゃん。そこで今回バヤズィットを留守居役としてイスタンブルを守らせたんだよ。
当時の戦争は大変でした。もし本陣の兵士たちはイスタンブルにいないことが分かれば、陸続きですのでどこからともなく敵たちがあらわれて、イスタンブルを奪取するということが起きる可能性がありました。ですので、留守居役も大変重要な役目だったのです。
そうなんよ、でも今回は民衆の反乱が起きそうになるという事態にちょい工面したわけ。そこで彼はみんなが止めるのも聞かず押し寄せてくる民衆たちの前に出たんだよ
あらそれはとても危険だわ、
そうなんだけど、そこで彼はみんな気持ち、つまりムスタフの死に対する悲しみと痛みと謀殺された怒りを 見事吸収したんだ。
でもそれは難しいわ、民衆が暴徒化したら手が付けられないはずだもの
みんなの痛みを自分も同じようにいやそれ以上にその痛みを感じていると話すとき私たちはという言い方をするんだ。
最後に私たちという意味を表すイズ またはウズという語尾をつけて話したのですね
うんそうそうそうなんよ。この「我々は~~~である」って言い方って、トルコの方々の共感をすごく呼び起こすなにかがあるよね
そうなの?
それはともかくとして内容もすごかった。 こんなかんじだよ
「私は世界の王 スルタンスレイマンの息子バヤズィットである。アッラーが(ムスタファ兄に)恵みを垂れますように 皇子ムスタファ ハズレトレリがなんと悲惨なことに殺された。ここにいる誰よりも私ほど悲しいと感じるものはいない。あなた方は皇子を、私は私の命と私の血の一部を失った」
「皇帝はルステムパシャに罰をお与えになった。彼の職を解任した。しかしまだ彼はオスマン家の婿である。この理由で私は彼を渡すことをしない。許可しない。ムスタファ皇太子は誰の命をとることを望まない。その妻が未亡人に子供たちが孤児になることを望まぬ。もし望むならここにいるすべてのものの命がなくなるだろう。あなた方の悲しみ痛みをよくわかる。あなた方の痛みは私にとっても痛みである。しかしながらあなた方が進んでいった道は正しい道ではない。皇子ムスタファを愛する者たちは、人を傷つけることを望まない」
・・・
最後の言葉は確かに心に響くのう・・・ムスタファはそうじゃったのう、むやみに人々が傷つけあ合うのをきらったじゃろうのう。彼は父を傷つけるよりは自分が傷つくことを選んだのじゃから・・・



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