オスマン帝国外伝シーズン4あらすじ 53話後半、54話 エピソード125前半

53話後半
イスタンブル
リュステムたちは恐怖の中にいる。
ヒュッレムとファーリエとスンビュルが話している。バヤジトはブルサから戻り、イスタンブルの様子をソコルルから聞く
そこへヒュッレムが来る。

「ムスタファの死の責任があるのだから反乱がおこっても仕方がない、その責任があるものが考えればいい」

というと、

「ムスタファに味方した者の責任だ」

と言い返すヒュッレム。2人の言い争いが始まる。ヒュッレムはバヤジトのこの冷たい態度に怒っている様子だった。
だがムスタファの葬儀にまで参加したバヤジトは、そこでの人々の悲しみを共有してしまったのだからたまらない。

彼はムスタファ兄が大好きだった。そのためヒュッレムとリュステムとミフリマーフを許すことができないでいるのだ。

 一方ムスタファの死を悲しむファトマとギュルフェムに

「何でも助けるから」

とバヤジトは声をかける。だがミフリマーフのこともかばう。彼は板挟みになって本当にかわいそうだ。この時ファトマは予言めいたことを言った。

「今まではムスタファがいたので彼らは問題なかったがこれからはお互いが敵となるだろう」

と・・・そしてこの予言はずばりあたってしまう。 

 ジハンギルはテントに戻り失意の中に横たわっている。動けない。スレイマンはジハンギルに呼びかけるが、返事がない。
軍医に

「なぜこれほどまで放っておいたのだ」

と怒り手当を至急するように命じる。だがある付き人は

「彼のこころが病気なのだから、この薬は役に立たない」

と考える。ジハンギルに無理やり薬をのませようとする医者だがジハンギルは拒否した。確かに彼は心を病んでいた。そこへ父がやってきて何度ものませようとするが薬を吐いてしまう。
 54話
リュステムたちは動きが取れない。彼の窮地に弟のシナンだけは彼らを助けるために全力を尽くした。
今リュステムは

「信じられるのは弟だけだ」

とシナンの肩をたたく。

「ここは安全だ」

とシナンは言うが、アトマジャがその場所を知っていることをまだ彼らは知らない。

えっ!アトマジャ!

弓矢に打たれたムスタファの腹心・アトマジャは生きていた?

彼は倒れた近くのムスタファを慕う村人に助けられた。そして回復するとイスタンブルに現れた。
街でイェニチェリの長と会い、ムスタファの復讐を開始する。
彼はミフリマーフのいる場所を見つけた。
みんなでミフリマーフの隠れ場所に向かう計画を立てる。

ジハンギルの痛がる姿を見ていられないスレイマン。そうとは知らないヒュッレムは夜中目が覚める。
ロシア語の子守歌が流れバルコニーに出るヒュッレム。

医者はジハンギルの痛みを止めるのはアヘンしかないと言う。

大事なのは量の配分だと付け加える。
ジハンギルはアヘンで痛みがとれ幻想を見て少し痛みが和らいだようだ。
しばらくして スレイマンは

私は父から怖さのみを教わった。自分のババのようにならないと決めた」

とジハンギルをなだめるが、

ジハンギルはそれでも父を拒む。それはそうだろう、ムスタファ兄を亡くしたばかりのジハンギルに何を言っても届かないだろう。

ジハンギルは苦しみを紛らわすためにまた薬を飲み幻想を見る。

するとある女性が本を渡す。

死の本だった。
それを見ると安らかな気持ちになるジハンギル。

イスタンブル
街を密かに歩き店にもどるスンビュル。
コーヒー店はめちゃめちゃのままだ。
スンビュルは共同経営者のヤックブにコーヒー店を任せるが、店の権利はまだ自分のものだという。
儲けは半分にすることで話がつき、スンビュルはこうしてまたハレムに戻った。

なんと一番ヒュッレムが困難な時にスンビュルはヒュッレムのそばに戻ってきた。

スンビュルはシーズン2の終わりでヒュッレムに仕えると約束して以来ずっとヒュッレムを支えてきた忠臣だ。
ヒュッレムはそれからずっと彼にだけは気を許し何でも打ち明けてきた。今回も

 「最大の敵は死んだだが、今度は子供たちが争うのではないかと気がやまらない」

とスンビュルに愚痴をこぼす。スンビュルは

「おこるべきして起こる争いだです。避けられません。」と答える。

夜中に兵士たちと民衆が集まってリュステムのいるウスキュダルに向かって行進していく。

情報を聞いたリュステム達は隠れ道から急いで逃げ出す。

危機一髪!

彼らは脱出できた。そして夜道を走る。

だがまだ後ろからは民衆と兵士たちが追いかけてくる。
そしてついに追いつかれ囲まれる。防衛するリュステム達。

アトマジャも遠くから弓矢でリュステムを狙う。次々と矢を放つアトマジャ。

そこへ白馬に乗ったバヤズィトがやってきて、ミフリマーフの盾となり彼らを助ける。

アトマジャは弓を打てなくなった。バヤズィトリュステムの近くにいたからだ。

「もし私が死んだらバヤズィトに仕えよ」というムスタファの遺言を破ることのできないアトマジャはバヤズィトを危険に晒すことができなかった。

こうしてミフリマーフたちは救われた。

宮殿に安全に戻ったバヤズィトとミフリマーフ一家

お礼を言う母・ヒュッレムにバヤズィトは

「あなたのためにしたのではない妹の為にそこへ行ったのだ」

と言い、ヒュッレムの抱擁を拒否する。

バヤジトは母が兄ムスタファを罠にかけたことは許せないが、姉のミフリマーフを助けないわけにはいかった。

そうはいっても、もし今ヒュッレムが襲われていたら、彼は反射的に母を助けに駆け付けただろう。
彼はそういう人間だった。
 
バヤジトに助けられたミフリマーフは宮殿の残りたいという。

アトマジャはムスタファとの約束を思い出してリュステムを狙えなかったと言う。その約束とはムスタファがもしなくなったとき、後継者としてバヤジトを推薦し、アトマジャにバヤジトが皇位につくまで彼に忠誠を誓うようにというものだった。

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