オスマン帝国外伝シーズン4あらすじ 55話後半 56話 57話 E126 前編

55話後半
ジハンギルの葬儀が始まる。棺を担ぐのはバヤジトとセリムだ。空を見上げるバヤジト。悲しそうな2人・・・

スレイマンは一人マスジドでおこもりをし、祈り続ける。

イスタンブルではジハンギルの棺の前で、早くも2人は戦いの火花を散らせる。スレイマンの息子で残ったのはこの二人だけになった。これからヒュッテむの本当の試練は始まるのだがまだ彼女はそのことを知らず、ジハンギルが亡くなった悲しみに浸っている。

 「ジハンギルをなぜ取り上げられたのですか?罪は私の罪です。ジハンギルは無実でした。なぜ彼を・・・」と悲しむヒュッレム。

勿論ヒュッレムがジハンギルの命を間接的には(ドラマでは)奪ったことになる。ヒュッレムがムスタファの命を取らせたため、ジハンギルはその苦しみに耐えられず早く逝ってしまったのだから。
だからこそヒュッレムの苦しみは人一倍だったろう。彼女の罪をジハンギルがみな背負っていったかのようにヒュッレムには感じられた。彼女は自分がジハンギルを死に追いやったという罪の意識から逃れることはできなかった。神はこうして最も重い罰を母であるヒュッレムにこの世で与えられた。

彼女はジハンギルが書いた書道の文字を胸に抱き、ジハンギルが愛した書籍を手でなで、ジハンギルの寝台で寝入ってしまうほどジハンギルをしのんでいた。
バヤジトも辛そうな母を見て心を痛める。
もうムスタファ兄もジハンギル弟もいないのだ・・・ミフリマーフは残った弟・2人に仲良くするように言うが
「何もかも変わった」とバヤジトは言う。そうなのだ、彼らはもう元には戻れない。皮肉なことにムスタファの存在が、何とか彼らが争わずにいさせ、兄弟の均衡を保たさせていたのだった。
これから激化していく二人の熾烈な戦いはヒュッレムも、そしてイブラヒムもとめることはできないだろう。 なんと親とは無力なだろう!
 ハレムではクルアーンが読まれる。トルコでは人がなくなった時必ず祈りが捧げられる。スレイマンもコンヤで続けて祈り続ける。子供を失ったときに残されたものたちができることといったら、子供の冥福を祈ることしかできないだろう。

アトマジャが街でスンビュルのコーヒー店でコーヒーを飲んでいる。彼は「スンビュㇽがいるか」を尋ねる。
スンビュル自身はサライに戻った。コーヒー店は私に任せた。
「アーフィイェト オルスン」とコーヒー屋は答える。
56話
アトマジャに手首を切られたリュステムの弟は兄不信に陥った。以前アトマジャに捕まった時リュステムが助けに行かなかったからだ。それはそうだろう。彼はリュステムを助けようとして手首を失ったのだから・・・その弟シナンはベッドで気を失ったままだったがようやく気が付く。
「ここで休むように」とリュステムは言うが、出てこうとする弟。リュステムは

「まず元気になるように」と伝える。弟は少し話せるようになると、

「なぜ来なかったか」ときく。リュステムは

「私のウィークポイントがあるそれは愛だ。ミフリマーフへの愛が私を止めた。もし私が行っていたら2人とも殺されていただろう」と言い訳する。
57話
さらにアトマジャに復讐すると言うが、弟の心はかたくで心を開こうとはしなかった。
それでもリュステムはアトマジャを捕まえようとしてソコルルに命じるが、リュステムの権力は地に落ちた。彼の命令が末端にまでいき届いてないようだ。
ソコルルが命じられたことをしなかったのでリュステムは怒る。だがソコルルは
「アフメト大宰相の言う通りにした」という。

「もうあなたは大宰相ではないです」とつけ加えると

「自分はスレイマンの婿であり、私の後ろにはヒュッレムスルタンがついている」といいながら、

「アトマジャを捕まえるように命じろ」とソコルルを脅かす。

 バヤジトは悲しみを相談役のララにぶちまける。ララは冷静にこれからどうすればよいかを語りだす。
 ミフリマーフは戦場でジハンギルと父スレイマンと一緒だったセリムに彼らのことを尋ねる。
「ジハンギルは痛みなく逝った」と伝えるセリム。ミフリマーフを思いやってのことだった。あれほど強い痛みと悲しみの中でジハンギルは逝ってしまったのに、ミフリマーフは知らない・・・
セリムはミフリマーフには良く思われていないと感じていていたが、彼女に厳しい態度を取らずにいた。バヤズィットにもそうだったらいいのに・・・

ヌールバーヌーはバヤジトがフーリジハンと結婚したことをセリムに伝える。彼女は手紙を横取りしてその事実を知ったのだ。ヌールバーヌーの暗躍が始まった!実にこの女性ヒュッレムのコピーのような存在だ。

ヌールバーヌーはファトマとギュルフェムにあいさつをし、それからミフリマーフに会いに来る。彼女は誰にでも政治的対応をする。ヌルバーヌーは 

「ヒュッレムスルタンが寝込んでいるので相手は喜んでいる、すぐにでも起き上がらなければならない」言う。
ミフリマーフは息子を亡くしたのだから、無理だという。せめてセリムとバヤジトとけんかをしないように気を付けてと彼女にいう。

するとにヌールバーヌーは出過ぎた返答を返す。そこでミフリマーフは
「セリムを幸せにして、子供たちの面倒を見ればそれでよい」と言うが、ヌールバーヌーは、かなり尊大な態度だった。彼女は言いたいことを言い、聞きたいことを聞くようだ。
ミフリマーフはヒュッレムを見舞う。だがヒュッレムは一言も話そうとしない。

 「私たちのために立ち上がらなければならないです」とミフリマーフが彼女を奮い立たせる。2人の息子たちもやってくる。みんなでヒュッレムにうずくまる。
 
お籠りをしていたスレイマンも40日が過ぎた。
スレイマンは出てきた。わあなんとも急に年を取ったなあ。スレイマンは
「準備せよ、アマスヤへ参るぞ」という。
マヒデブランとミフリュニーサがハレムに来る。ファトマと抱き合いあいさつする。マヒデブランは復讐するまで眠れないという。
「リュステムはネズミのように逃げ回っている。ヒュッレムはジハンギルを失った悲しみで打ちひしがれている。みんなが少しずつ罰を受け始めた」とファトマがイスタンブルの近況をマヒデブランに伝える。
そこへミフリュニーサが
「ではスレイマンは?」とわが子を手にかけたスレイマンの様子を聞く。スレイマンの批判をするとファトマが
「オスマン家にそのようなことを言ってはいけない」といさめるがミフリュニーサは納得していない様子だった。
彼女の様子は変だった。
彼女は部屋に戻り、ナイフを取り出す。そして廊下に出たヒュッレムを後ろから呼ぶとナイフをもってヒュッレムに近づく。

わあ、ヒュッレムが危ない!

だがミフリュニーサは
「ム息子メフメットがスタファがなくなったことのつらさから何とかたちなおらせてくれた。だがその息子のメフメットもヒュッレムたちは奪い取ったのだ」と彼女は続ける。

「私の冬は終わった。あなた方のには冬がある。新しく始まるのよ」といって自分の頸動脈を切り倒れた。それを見たマヒデブランも倒れる。

アマスヤに到着したスレイマンはがらんとした部屋から、ムスタファと彼の家族たちの話声が聞こえてくる。 ふとベットの上を見るとそこには手紙が置いてあった。スレイマンは手紙を手に取ってみると・・・

 エピソード126中編 勇敢な詩人ヤフヤー
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