オスマン帝国外伝シーズン3 【48話】【喪に服すハティジェの怒り】~ヒュッレムがお楽しみ会を開くが~

イブラヒムパシャの喪が明けてないのにお楽しみ会をハレムで開いたと聞いてハティジェは怒りすぐさまハレムへ駆け付ける。
ヒュッレムをみんなの前で
「スルタン様」と驚くアフィーフェ
「アフィーフェ、この恥ずべき行為をなぜゆるしているの?」とハティジェ。
「スルタン様 ご説明いたします」
「何を説明すると言うの!」
と言ってヒュッレムのほうへ向かう。後ろにはマヒデブランがいた。
 「やめなさい」とハティジェ・
「スルタン様あなたがここにいらっしゃった事を知りませんでした」と答えるヒュッレム。
「この宮殿で大宰相がなくなったのですとよ。オスマン家の婿が亡くなったのです!
40日もたっていないのに、こんなことをするを誰がゆるすというの?」
「もしよろしければこのお話はお部屋で致しましょう」と言うヒュッレム。
「お前のような恥知らずな人と話すつもりはないわ」
と言うとミフリマーフが耐えきれなくなって
「お言葉にお気を付けください」 と母親のヒュッレムを援護する。
驚いたヒュッレムはすぐ部屋へ戻るようにきつく言うとミフリマーフは足早にでていく。だが偶然通ったスレイマンと出会い、泣きながら彼に胸に飛びこむ。
中ではハティジェはヒュッレムに
「じゅうぶんでしょう?イブラヒムを私から奪っただけではじゅうぶんではないの?ほかに何を私からののぞむというの?」
「これはあなたとは関係ございません」とヒュッレムがなだめようとすると
 「アフィーフェ、すぐにみんなをここから出しなさい、お楽しみ会は終わりよ」
と命じる。
そこへスレイマンがやってくる。スレイマンは事の事情を呑み込み
「家に戻りなさい、ハティジェ」と言う・
「私が臥せっているときにハレムでお楽しみ会を開いたのです。どうしてこんなことができるのでしょうか?」
と訴えるとスレイマンはなんと
「私が許可した、家へ戻れ」と命じる。
それを聞いて一瞬か勝ち誇ったような表情を浮かべるのヒュッレム・・・

ハティジェはほんとに哀れだ。ヒュッレムもほんとにひどいがそれよりももっとひどいのはスレイマン大帝だ。なぜハティジェにやさしくしないのだろう。明らかに間違っているのはヒュッレムなのに・・・
とはいっても、スレイマンは複雑な思いだったろう。イブラヒムをなくして悲しんではいたものの、もしハティジェの意見を支持していたら、イブラヒムの命を奪ったという自分の決断を間違っていたと認めることになるのだから・・・

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