統治は言葉ではなく血で治めるものだ！ シーズン３エピソード87 53話から

シャースルタンはヒュッレムの部屋を訪ねる。そこは彼女の母ハフサ元母后がいた部屋だったヒューレムはシーズン３のこの部屋に移るために、スレイマンと仲たがいするほどだった。そしてミフリマーフをつかってどうにか住むことができたのだった。

シャーにしてみればヒュッレムが母に変わってその場にいることは不本意この上ない。そこでこんな風に言う。
シャーは言う。
「以前はこの部屋には私の母が住んでいました。光と共にあれ。彼女はスルタンとしてここへきて、スルタンのふさわしいやり方で統治し、神のお召があるとスルタンとしてここから去りました。
今はこの部屋にあなたいがいますわ。
あなたは奴隷としてやってきて、奴隷のようなやり方で統治していますわ。そして疑いなく奴隷としてここから去るですよ」とヒュッレムの胸につきささる言葉を投げかける。

「皇女様、奴隷の時代は終わりました。何年も前、皇帝様が私を自由にしてくださいました。それに故母后様は、もうこの世にいないのです」 と悔しそうに言いかえすと、

「統治することは言葉ではできない、血で行うものよ。」

とシャーは言い放ち、去っていく。

ほんとにそうだろうか？
結局、統治者が誰でもあまり関係ないのではないだろうか。
前母后でもヒュッレムでもそしてシャースルタンでもさほど変わらない・・・

どんなに人柄がよい人でも、ハレムと言う戦場で息抜きそのトップを維持ずるには言葉では到底無理なのだから・・・