新・オスマン帝国外伝～影の女帝 キョセム～（Muhteşem Yüzyıl: Kösem）シーズン１ ５１話後半 エピソード19の３あらすじ

51話後半

皇帝は母后を送り出すクルアーンの３６章が流れていた。

母后ハンダンが宮殿から出ていく。母を亡くした皇帝の悲しみはいよいよ深まるばかりだ。

一方乙女の塔にいるサフィエは待っている。何を？

ヒューマシャーを待っていたのだ。ドアが開く。だが来たのは大宰相の地位についたムラトパシャだった。

パシャは「おめでとうと言ってもらいたっかったのです」というが、

サフィエは「キョセムがあなたをおわりにするでしょう」

パシャは「キョセムスルタンにくちをはさむつもりりはありません」と言う。

「お前がしなくても彼女が口出しするでしょう。その時はどうなるでしょうね。じぶんのめでよくごらんなさい」と言う。

それをムラトパシャが無言で聞いていた。

ヒューマシャーが会いに来たが皇帝は誰とも会わないという。

すると「キョセムとハンダンスルタンの間は明らかですわ。でもわたしはちがいますわ。私が来たことを伝えてください。そしてここでまっていることも、ハスオダバシュ」

と入口に構える小姓頭に威厳をもって話すと、彼は従わないわけにはいかなかった。

彼女は全力で励まそうとするが、毎晩悪夢にうなされるという皇帝。

「寝ていると血の雨が降ってくるのだ。洪水のように・・・毎回、母の顔が見え、彼女が手を伸ばしているのにその手をつかむことができないのだ」

と悲しみ話し出す。

ヒューマシャーは髪やさしくなぜながら、

「宮殿から遠ざかりエディルネに行って、狩りをしたりほかのことで忙しくしたほうがいいですわ」と助言すると

「わたしもほうおもっていたのだが」と答える。

「私がまだここにいますわ。ハレムを守りますわ。しんぱいしないでください」すると皇帝は

「もうここに血のつながった者がおらぬので

ずっとそばにいてくれればなあ」という。

すると彼女は

「もしもそうできたなら、ですが主人はカイロで私を待っていますわ。彼と結婚している間はずっとはハレムの管理はできません。」

と答えた。

 
「もし離婚をのぞむならカイロへ人をおくるぞ」と言う。

すると彼女はしめたというような複雑な顔をした。あれもしかしたら、そのためにかえってきたのかなあ？

皇帝だけでなくハジアーもとても悲しんでいた。彼は葬式の後から一歩の部屋を出ていない。彼は自分が彼女を死に追いやったと後悔していた。キョセムはハレムに必要な人物だと言って励ますが・・

ヒューマシャーはキョセムとハリメを呼び出す。そしてハレムの管理について話しだす。「今後母后の役目はわたしがしますのよ。ハレムは私が管理します」
「こうていはごぞんじですか 」とキョセムは聞く。

皇帝の承諾があるというヒューマシャー。彼女は離婚してここに残るつもりだ。