そして最後のひと時(イブラヒム&ハティジェ)日本語版 【44話】
ヴァイオリンを練習しているハティジェスルターン。
「笑わないで、いまにできるわ」
「わかったよ」とイブラヒムパシャやさしく微笑む。
それからまたヴァイオリンを弾き始めるハティジェスルターン
気持ちよさそうに聞いていたイブラヒムパシャは
「違う、長く・・」
と教えるとハティジェスルターンは今度はイブラヒムパシャの思うように上手に弾き始めた。満足そうに見つめるイブラヒムパシャ。
ハティジェスルタンは「どんなにがんばってもあなたのようには弾けないわ」と言いながら笑みを浮かべる。
こうしてイブラヒムパシャはハティジェスルターンにヴァイオリンを教えながら、母を思い出し、
「母は私たちをヴァイオリンの音で寝かしつけていたよ、だがニコはすぐ寝ちまった。ほんとにすぐにね。なぜって家のすべての仕事をニコにやらせてたんだよ。だからすぐ寝込んじまった・・・
だが私は最後までを聞いていたものだった。母が怒ってもう寝なさいテオって言うまでね」
と言うイブラヒムパシャ。
「おかあさまが恋しいのね、そうでしょう?」
と言いながら彼女はイブラヒムを慰めるようにやさしく包み込んだ。
このようにハティジェスルターンとパルガル・イブラヒム・パシャは最後の安らかな時間を過ごす。この後イブラヒムパシャはスレイマン大帝に呼び出され死へと向かう。
トルコ語版はこちらGülme, olacak şimdi
Taman.
Değil.
Uzun.
Ne kadar ulaşsam senin gibi çalamıyorum.
Annem bizi keman sesi ile uyutuldu.
Niko anında uyurdu.
Hemen hemen...
Bütün evin işlerini ona yaptırdığım için yorgun düşerdi o zaman.
Ama ben sonuna kadar beklerdim.
Annem kızıp artık "yat artık Teo" diyene kadar...
Özlüyorsun, değil mi?
「笑わないで、いまにできるわ」
「わかったよ」とイブラヒムパシャやさしく微笑む。
それからまたヴァイオリンを弾き始めるハティジェスルターン
気持ちよさそうに聞いていたイブラヒムパシャは
「違う、長く・・」
と教えるとハティジェスルターンは今度はイブラヒムパシャの思うように上手に弾き始めた。満足そうに見つめるイブラヒムパシャ。
ハティジェスルタンは「どんなにがんばってもあなたのようには弾けないわ」と言いながら笑みを浮かべる。
こうしてイブラヒムパシャはハティジェスルターンにヴァイオリンを教えながら、母を思い出し、
「母は私たちをヴァイオリンの音で寝かしつけていたよ、だがニコはすぐ寝ちまった。ほんとにすぐにね。なぜって家のすべての仕事をニコにやらせてたんだよ。だからすぐ寝込んじまった・・・
だが私は最後までを聞いていたものだった。母が怒ってもう寝なさいテオって言うまでね」
と言うイブラヒムパシャ。
「おかあさまが恋しいのね、そうでしょう?」
と言いながら彼女はイブラヒムを慰めるようにやさしく包み込んだ。
このようにハティジェスルターンとパルガル・イブラヒム・パシャは最後の安らかな時間を過ごす。この後イブラヒムパシャはスレイマン大帝に呼び出され死へと向かう。
トルコ語版はこちらGülme, olacak şimdi
Taman.
Değil.
Uzun.
Ne kadar ulaşsam senin gibi çalamıyorum.
Annem bizi keman sesi ile uyutuldu.
Niko anında uyurdu.
Hemen hemen...
Bütün evin işlerini ona yaptırdığım için yorgun düşerdi o zaman.
Ama ben sonuna kadar beklerdim.
Annem kızıp artık "yat artık Teo" diyene kadar...
Özlüyorsun, değil mi?