登場人物【マルコチョール①】(シーズン2)

マルコチョールはアクンジュ軽騎兵としてオスマン帝国内のヨーロッパの端っこで従事していたが、ブダ攻略のためスレイマン大帝と遠征に出かけることになる。彼はその地域に詳しい軽騎兵だったから。

ちょうどシーズン2の初めのころドラマには登場する。マルコチョールは軍事の司令官として、ヨーロッパでの戦いで功績を残す。特に短期間で橋を作るのを任されたり、スレイマンが危ないところをすぐに助けに行ったり、その活躍は目覚ましいものがあった。

遠征後しばらくイスタンブルに滞在した後、故郷に帰りそこでの任務を続ける予定だった。
マルコチョールはこのイスタンブル滞在の間、ユダヤ人の両替商の娘アルミンと恋に落ちる。マルコチョールに剣を持たせたら、彼の右に出るものは誰もいないほど強かった(一人いました。後に出てくるアトマジャは強い!)。

秘密を持つ捕虜や罪びとにその秘密を明らかにさせるテクニックも半端じゃない。容赦せず彼らから秘密の情報をゲットした。
一度だけ失敗したことがあったがそれは犯人をイブラヒムが殺してしまったからだ。

そんな豪傑な男マルコチョールは本物の恋に落ちる。
だが父親の猛反対に合い、ついにアルミンを連れて逃げ、マトラークチュのところへ彼女をかくまってもらう。アルミンの父はイブラヒムにマルコチョールのしたことを訴え娘を返すようにとお願いする。

マルコチョールはイブラヒムの言うことを聞くしかなかった。アルミンは家に戻りそして父親と共にどこかへ姿を消した。マルコチョールは悲しみに暮れる。だが諦めず何度かアルミンのいない家を尋ねる。

しばらくして父とアルミンが戻ったという知らせを聞き早速尋ねると、父親は素直に彼を中に入れた。嬉しそうなマルコチョール。ついに愛しのアルミンにあえるのだ。ところがアルミンは重い病気だった。病名は黒ペスト。

マルコチョールは気がくるったかのように、宮廷から医者を呼びなんとかしてアルミンを助けようとする。だが治療法も見つからずアルミンは死を待つだけだった。

彼女がもう助からないとわかったマルコチョールは思いもかけない行動にでる。

花嫁衣装を携えてやってきたのだ。
そして結婚を申し込む。
アルミンは自分がもう助からないのをわかっていたので最初は断るが、マルコチョールは彼女に未来を信じさせた。

自分がよくなり子供も産んでマルコチョールのそばで生きていこうとマルコチョールがはなすと、アルミンも信じるようになったそれを信じるようになった。

そして結婚を承諾し二人は晴れて夫婦に・・・

だがアルミンの体力は尽きてしまった。
立ってるのも座ってるのもつらいそんな状態だったが、アルミンはこの世でも数少ない幸せな花嫁の一人だった。
そして結婚式がおわると花嫁は横になる。
マルコチョールは靴をやさしく脱がせて、2人は彼女の手を握りながら眠りにつく。

翌朝目覚めたマルコチョールは優しく彼女の名をよぶが、彼女の返事はなかった。
彼女は旅立った。
そして結婚式の翌日にマルコチョールは花嫁の葬儀に参列していた。

其の後何事もなかったかのように宮廷で仕事をしているマルコチョール。
心はズタズタだった。マルコチョールはアルミンのこともあり遠征も終わったので故郷へ帰ることにした。スレイマンにその申し出をするとスレイマンは彼を引き止めた。

そのころイブラヒムが以前のようにスレイマンと常に同じことを考えているという状況ではなくなっていた。
イブラヒムは自分の考えを持つようになっていたので、スレイマンにはマルコチョールのようなスレイマンへの忠誠以外何もないと言う人材が必要だった。

スレイマンはマルコチョールを小姓頭に任命する。

これはすごい昇進で、スレイマンの代わりにハンコもおせる役職だった。スレイマンの花押を持つことが許されたのだ。

こうしてマルコチョールはしばらくイスタンブルにとどまることになる。

イスタンブルでは小姓頭になる前もマルコチョールはイサベラを護衛して教会に行ったり、小姓頭になった後、愛馬殺害事件の捜査もする。

ヒュッレムが襲われた時も助けに行ったり、イブラヒム暗殺事件の捜査したり忙しい日々を送った。

外交では、フリードリッヒに奪われたブダ王の王冠奪還し、戴冠式にも出席し、王の頭に冠を載せた。
(これはハンガリーの王よりもマルコチョールのほうが地位が高いという意味だ)

マルコチョールはマトラークチュとなぜか馬が合いよく、2人はつるんで市場や酒場にくりだした。
マルコチョロールが悲しい時はマトラークチュが慰め、反対にマトラークチュが悲しい時にはマルコチョールが彼を支えた。

そのころ母后の故郷・クリミアでは皇位継承問題が勃発した。
母后は姪のアイビゲを身の安全のためにイスタンブルに来させた。

このアイビゲはマルコチョールの新しい恋の相手になる。
最初はとても観ていて楽しい2人だったが、次第に二人の関係は深刻になっていく。

男勝りのアイビゲはマルコチョールに会い、次第に女性らしく変化していった。悩みなど程遠い彼女だったが、知らず知らずに彼女も恋に落ちてしまった。

二人がお互いの気持ちを確かめたころ、マヒデブランがムスタファとアイビゲの結婚の話を持ち出す。
アイビゲはマルコチョールと一時気持ちがすれ違い、彼を誤解してムスタファとの結婚を承諾してしまう。

ヒュッレムはアイビゲにアドバイスしマルコチョールと2人で遠くへ逃げるようにと言う。
アイビゲは決心し、一度クリミアに帰りたいとスレイマンに話す。
そしてアイビゲはクリミアにかえる船に乗った。
マルコチョールはその護衛を任された。

アイビゲはマルコチョールと一緒に生きていくことを決意し、2人は船の中で幸せいっぱいだった。

ところが船に突然オスマン軍の兵士が現れマルコチョールは捕らわれてイスタンブルに連れて行かれる。そして牢に入れられた。

罪はムスタファの婚約者アイビゲを好きになったことだった。スレイマンはマルコチョールの処置をアイビゲの婚約者のムスタファに任せる。

ムスタファは何とマルコチョールを死刑にするようにと命じる。
処刑の日、マルコチョールは白い衣装で連れだされる。

そして刀がまさに振り下ろされるときムスタファの一声が聞こえた。
やめろ(ドュル)と言ったのだ。

こうしてマルコチョールは命は助かったが、その後小姓頭の任を解かれ、故郷へ帰って行った。もちろんアイビゲと結ばれることもなかった。

マルコチョールの第二の恋もこうして終止符が打たれた。

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