【マスケティアーズ パリの四銃士】 シーズン2の4話 人々はなぜ簡単に嘘を信じてしまうのか?


【ちょこっとあらすじ】
エミーリーという女性のもとに民衆が集まってきた。彼女は自分を預言者だという。これからスペインの王フェリペをやっやっつけに行くというのだ。
昨日はスペインの人がムーアの人を襲い、今日はフランスの人々がスペインの人々を襲う。エミリーの仲間はスペイン人を次々と襲った。この時期、こうhして罪もないスペイン人が命を落とした。今まで策略していたスペイン大使も襲われ 銃士隊にかくまわれる。

それぞれにはそれぞれれの言い分があったが、このエミリーは夢を見る。何をすべきか夢のお告げが来るというのだ。
エミリーも自分がなぜ夢を見るかわからなかった。小さいうちから見るので、次第に自分が預言者だと思い始めていた。
だがこれには裏があり、彼女の母が麻薬を飲ませていたのだった。そのため悪夢を彼女は見るようになり、自分がサムスインググレイトだと思うようになった。
潜入捜査していたアラミスがこのことを発見する。彼女は銃士隊の助けを借り、事実を知る。
我に返った彼女は勇気をもって民衆に真実を告げた。
民衆は解散し、血を流すこともなかった。
その後かくまわれていた大使はどうしても王に会いたいと言い出し、その場所から出ることになった。その移動中、アトスの元妻が毒針で刺し大使を死に至らしめる。
ミレディはシーズン2でもやはり暗躍し続けている。

一方ダルタニアンの想い人・コンスタンスは王妃のそばで仕えている。今回は王妃と共にエミリーのいる根拠地を訪れエミリーに会いに行き、彼女を説得しようとしたが失敗に終わった。
アラミスもちょうどその時潜入していたため、2人は再び出会い、そこでアラミスと王妃は愛を確認する。

【4銃士を語る】
今回はエミリーという偽預言者のお話だったね。一つ疑問に思うのはなぜみんなはエミリーのことをあんなに簡単に信じてしまうのかな?
そうねえ。私たちから見るとおかしいと思えるのだけれど、当事者の方々は気づかないのよね。
エミリーさん自身がそうだと思い込んでいたみたいだし・・・彼女はうそをついてるつもりがなかった点がみそだよ
それにしても恐ろしいわ、みんなエミリーを信じてスペインに武器も持たず戦おうとしていたのですもの
それは群衆心理ってやつかな
そういえばフランスのギュスター ル・ボンが書いた「群集心理」という本がありますね
え?ルボン?あら、私ルボンさん原作のまんがを読んだことがあるわ
まんが?どんなことかいてあった?

群衆は衝動的で動揺しやすく興奮しやすい
群衆は暗示を受けやすく、物事を軽々しく信じる
群衆は感情が誇張的で単純である 

って大きな字でかいてあったわ
そうです。そのルボンさんですよ。漫画でも読めるのはすばらしいですね。
でもルイ13世の時代エミリーのことではなくて、フランス革命前夜も民衆のお話だったわ ね
ルイ16世の時代のことかい?
ええ、でもエミリーの民衆たちとどこかにているきがしたわ
へえ 明菜ちゃん面白そうなマンガ読んでるんでねしらなかったよ
あら、ハナーも読んでみる?
うん
人間は個人では理性的、道徳的であっても、群衆の中に身を置くとき、いつもとは違った行動をとる場合があるそうです。エミリーのもとに集まった人々ももしかしたら群集心理っていうものが働いていたのでしょうか?

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