【マスケティアーズ パリの四銃士】 シーズン2の5話 国ではなくて伯爵が領民を守るの?
ベアルン |
4話では伯爵だったアトスの領地の領民たちがアトスに助けを求めてきた。だが求め方が少々あらっぽく、彼を酔わせ誘拐してきたのだった。
目覚めたアトスは自分の領地にいることに気づく。
一方パリではアトスが行方不明になったことを案じた4銃士と元隊長がアトスを探し始める。アトスの部屋で 未開封のアトスあての苦情の手紙を読んだ4人は、領民たちの仕業と知りアトスの領地へ向かう。
領民たちはアトスに「隣接する伯爵の横暴によって苦しめられているので戻ってきてほしい」というが、アトスは悲しい思い出の詰まった場所にもどることを拒否する。
だが隣の伯爵の攻撃は待ってはくれなかった。アトスは過去の悲しみをこらえながら、ちょうどそこへ到着した4人ともに領民たちを守る決心をする。
領民たちも普段は農業しか従事していなかったが、戦い後は自分の耕していた土地が自分のものなるいわれ、懸命に戦った。
結果、領民たちはアトスたちと共に勇敢に戦い、隣の伯爵の子を倒す。
アトスは家紋の印を村人に預け、無事パリへ戻る。
【四銃士を語る会】
アトスはラフェール伯爵という貴族だったわね 、それで領民のみんながアトスにお願いしたのね。でもアトスは「伯爵の地位を捨てたから俺にはもう関係ない」といってたわ。
うん、でも伯爵の地位を自ら捨てるなんて考えられないよ 。よい生活が保障されているんだもん
でもなぜ領民たちは伯爵のアトスにあんなにもどってもらいたかったのしら?隣の伯爵が襲ってくるからって、それを領主の伯爵がまもるものなの?
ほんはとだよね、フランスにはルイ13世が統治する国があったのに、なぜラフェール伯爵に領民たちは助けをもとめるのかなあ?国にたすけをもとめねばいいのに・・・?
地方に住んでいる人々「いざ鎌倉」っていうときに、国からの援助は期待できなかったのです。そこで自分たちが住む地域の強い伯爵とプライベートに契約を結んで、生命の保証をしてもらうかわりに、伯爵の土地を耕し伯爵のために働いたわけです。
へえ、当時は外敵から身を守るために国があんまり役立たなかったんだね。信用もされてなかったんだね
わかったわ、それでラフェール伯爵の元へ領民たちが押し寄せたってことなのね
もちろんラフェール伯爵が良い統治をしていたということもあってだと思いますが・・・
そうだよね、となりの伯爵みたいに横暴だったら、いないほうがましだもんね
ただ小説三銃士に出てくるラフェール伯爵(アトス)は史実ですと、本名はアルマンという名だそうです。 彼は領主の息子でしたが領地を継ぐことはせず1643年に亡くなったそうです。
へえ、アトスって実在した人物だったんだ!