オスマン帝国外伝シーズン4あらすじ 71話、72話 E132前半 セリム対バヤジト、ヒュッレムは不治の病

71話(1:35-1:45)
部屋から出るバヤズィト(バヤジト)はセリムの話をアトマジャにする。

「すぐに軍を準備せよ」

と命じる。

バヤジトは怒りに任せて手紙を書かせ、軍を率いマニサのサライへ向かった。
セリムはヌールバーヌーのしたことを彼は知らなかったのでバヤズィトを見て驚く。

エディルネのスレイマンはいつも憂鬱そうだ。
そこでフェルハトは彼を慰め、

「ヒュッレムスルタンと仲良くすることがあなたの憂鬱を追い払うことができる方法でっす」

とアドバイスするが、スレイマンはどうするだろうか?

マニサに向かうヒュッレムは、途中で痛みを感じ馬車から降りて休む。
医者に様態を話すヒュッレム。
彼女は1か月前に湿疹ができたとのことだ。
それを見て女医は顔を曇らせる。
その後女医は

「ヒュッレム・スルタンは不治の病気です」とスンビュルに話す。

無敵のヒュッレムにもとうとう死に近づいたようだ。
どんなに権力や知力や財産があっても、病にはそれらは無力なのだ・・・
 
72話(-0:35)

今マニサに人々が集まっている。
バヤジトの後ろにはアトマジャが控えている。バヤジト軍はキュタフヤからマニサにやってきた。

セリムはバルコニーからバヤジトをじっと見つめている。ヌールバーヌーは
「逃げよう」
というがセリムはとどまり抗戦するつもりだ。
ヒュッレムも馬車でマニサに向かっている。そこへ早馬がやってくる。
ヒュッレムはバヤジトがマニサにきたことを知らされる。
病気のヒュッレムにはかなりつらいことだったろう。
だがこれは怒るべきして起こった。

セリムは鎧をきて準備をしているとララがやってくる。そしてララはセリムに

「何が起こったのかを知らなければ助けることができない」というと、セリムは

「あいつを止めろ」

という。


そこへ以前スレイマンの小姓だったロクマンアーが止めにはいるが、バヤジトは眼力で彼は引き下がる。

アトマジャがマニサのサライの中に入り、ララと会う。

ララはアトマジャからなぜバヤジトがこのような行動に出たかを聞く。

ララはバヤジトのことをまだこの時点では心配していたのだ。

セリムがバヤジトを毒殺しようとしたこと、もう少しのところで命を失うところだったこと、そし毒殺しようとした犯人はヌールバーヌーとセリムによってキュタフヤへ送られたことなどをアトマジャはララに冷静に話す。

「このことを聞いたバヤジト皇子を止めることを私たちはできなかった」

とアトマジャが続けると、

「やめさせなければならい。さもないと血が流れることになるだろう、血が・・・」

とララは答える。

サライの外ではバヤジトはセリムがサライの外に出てくるのを待っている。するとセリムではなくララとアトマジャが門から出てくる。

お辞儀をするララ。そして

「何が起きたかを知りしました。セリム皇子が大きな間違いを犯したようです。ですが、あなたがなさったことも正しくありません。
あなたが正当な時になのに正当でない状態に陥らないでください。
直ちに(キュタフヤへ)戻ることを切に願います」

と説得する。
「戻ることはない 爺よ、」(ゲリ ドンメク ヨク ララ) 今日 すべての清算がなされる。 ここで終わるだろう。審判の日が来るなら来い、もう私は誰も恐れていない」(ブギュンヘルシェイニ ヘサーブ ソルラジャク ブヘサーブ カパナジャク クヤーメトコパジャクサ ヴァルスン コプスンベニ アルトゥク  キムセデンコルクム ヨク)」と固い決意を示す。

そうこうしているうちにサライの門が開き武装したセリムが出てくる。
ヌールバーヌーも息子のムラトもバルコニーからその様子を見て不安がる。

さあ2チームがサライの前で対峙した。ララは中央にいる。

セリムとバヤジトが3歩前に出る。

わあ!ついに剣を抜く。後方を固める両軍!

「皇子のように戦え」

とバヤジトが撃を飛ばし、戦いが始まった。

剣と交わす音や県の楯にぶつかる音が聞こえる。

もう二人を止められるものは誰もいないのか?

と思ったその時その時

「ハセキ スルタンのお通りだ、控えよ」

というスンビュルの声が鳴り響く。

ヒュッレムが現れた!

剣を止める2人。

「何をしたとおもっているのですか、あなたがたは・・・お互いの命を奪うつもりですか?皇帝が生きていらっしゃるときに、兄弟の血を流すのですか?
あなた方は誰なのですか?
天下の皇子なのですか、さもなければただのならず者なのですか?」

「冷静になってください。スレイマン大帝の皇子たちなのですよ。どうしたらこのようなことになるのですか」

と大声をあげて2人を止めようとしたとき、ヒュッレムは息ができなくなり倒れてしまう。

【エディルネのスレイマン】
一方スレイマンはそんなこととも知らずエディルネで商人と散歩をしている。

商人はヒュッレムをスレイマンの前でほめる。
スレイマンもヒュッレムの良さに気づき、よろこぶ。

そして何かあったら援助すると商人に答え、スレイマンは商人にと共にイスタンブルに戻った。この商人のおかげかスタファの死 以来ヒュッレムを遠ざけていたスレイマンの心は和らいだ。

【ミフリマーフの恋】
ミフリマーフはと言えばどことなく落ち着きがない。
彼女は今病気でそして恋もしている。
ペドロに診察のために呼ぶようにと侍女に伝える。

スレイマンはイスタンブルに戻り、ミフリマーフことを聞くが、ミフリマーフの湿疹は良くなっていなかった。

ペドロは一つ方法があるという。

それは海の水につかることだった。
ミフリマーフはペドロと海へ行く。

ヒュッレムは目が覚めると

「どうしたのかしら」

とヒュッレムは尋ねるが、スンビュルは本当のことは言わない。ヒュッレムは不治の病なのだ。

ところが外でヒュッレムを待っているところでも、2人の子供はまた喧嘩を始める。

ララがまた必死に止める。

バヤジトはヒュッレムにミフリマーフが彼に送った金を盗んだこと、彼を毒殺しようとしたことなどを話すが、ヒュッレムは信じない。

セリムはバヤジトが嘘をついているというので、二人の話はかみ合わず最後まで平行線だった。

こうしてヒュッレムは2人の息子の仲裁で命を縮めていく。
ヒュッレムは二人をどうするのだろう?

最近ドラマは宮廷ドラマというよりは家族ドラマになっているようだ。

ヌールバーヌーが毒殺を命じたことを知ったヒュッレムはヌールバーヌーを呼ぶ。そして

「今回は許されない。罰は死だ」

と伝えるとそこへセリムがやってきて ヌールバーヌーを助ける。

「彼女は4人の子供の母親だ」

と彼女をかばう。

あれ?この光景はどこかで見たような気がする。そうだ、その昔ヒュッレムが母后の意にそわないことをしたとき、スレイマンがが母后に対してしたことと同じことをいったのだ。

セリムの対応は昔のスレイマンの対応とそっくりだ。

スレイマンは夜中に目が覚めるそしてヒュッレムの書いた詩を読み返し、ヒュッレムのことを考える。
そのヒュッレムの状態はあまりよくない。
誰にも言えないスンビュルは一人その秘密を抱え込み涙を流す。

以前バヤズィトは手紙をスレイマンに送った。
そのことが今はみんなの関心の的だった。

ララは

「そのことは大丈夫です」

とセリムに話すと、セリムは

「あなたのような部下が欲しい」

と率直に彼を自分の側に取り込もうとする。
だがララは中立を保とうとする。

彼が戻った後カザンフェルは

「ララは信用できない」

とセリムにいうが、

「今はまだそれでよいのだ。人は誰でも自分の利益を考えるものだから、後に私と組もうとする時が来るかもしれない」

とセリムは答えた。
セリムは確かにバヤジトより人というものを熟知しているようだ。
セリムの言う通り後にララはバヤジトを裏切ることになる。

そして例の手紙がようやくイスタンブルにつき、ソコルルはその手紙をスレイマンには渡さず手紙を燃やす。
セリムのことを考えたのだ。

バヤジトはロクマンアーが、手紙の妨害をしたことを聞き、ヒュッレムに

「彼を望まない」

という。
ロクマンアーはヒュッレムがバヤジトのもとに送った付き人だった。

ヒュッレムは反対にバヤジトに

「ロクマンアーが正しい。あの手紙はまず初めにあなたを火の中に投げ込んだでしょう、私の唯一の願いは子供たちをもうこれ以上失わないことです。私はあなたと共に進みますが、セリムの命を取ることだけはだめよ」

と静かに話す。

そこでバヤジトはキュタフヤに戻る許しを得ようとするが、

「その前にセリムと話し、なかなおりするのよ」

という母ヒュッレム。

ヒュッレムはこの時オスマン帝国のサセキ・スルタンというよりも、子供たちを思うひとりの母にすぎなかった・・
 
72話

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