オスマン帝国外伝シーズン4あらすじ 61話 E127後編
61話(1:16-2:02)
スレイマンはバヤジトに食事を勧める。そしてエディルネで反乱者を鎮圧せずエディルネの宮殿に留まっていたことやフーリジハンとの秘密の結婚について怒る。
バヤジトは怒りを抑えられず、市場に出た。
ソコルルが制圧し偽ムスタファを捕らえたことを、カラアフメトがスレイマンに伝えに来る。
カラアフメトはバヤジトが偽ムスタファの部下たちと内通し、さらに金貨まで与えたと嘘の報告する。
もちろんスレイマンはまた激怒し、エディルネに手紙を出す。
その手紙がソコルルに届く。それにはバヤジトに直ちにイスタンブルへ戻るようにと書かれていた。
その手紙がソコルルに届く。それにはバヤジトに直ちにイスタンブルへ戻るようにと書かれていた。
この時初めてバヤジトは罠にかけられたことに気づくが、もう遅かった。
彼が「戻らない。私は兄とは違う。自ら死にはむかわない」というと、アトマジャがそれを止めて「もしいかなければ謀反だとみなされます。現実をご覧ください。ムスタファ様のように我々は強くありません。行かなければ皇帝は我々に兵を贈るでしょう。我々は太刀打ちできません。
と冷静に忠告する。うんなかなかいいぞ、アトマジャ!
スレイマンは捕らえられた偽ムスタファに会いに行く。
「お前は誰だ」
「お前は誰だ」
と言い、死刑を宣告したが、偽ムスタファは
「1000人のムスタファが生まれ1000人のムスタファ生きる。
スレイマンは1人生まれ100回死ぬ」と答えた。偽ムスタファはムスタファ皇子を慕っていたようだ。
その後スレイマンの様子がおかしくなった。部下(マフムード)のはずのものの首を絞めようとしたのだ。
彼はムスタファの幻を見ているのだろうか?
アトマジャはソコルルに会い、毅然と
アトマジャはソコルルに会い、毅然と
「もしなにかおかしなことをすればバヤジト様があなた方の敵となると知りなさい」
と穏やかな、しかしひどく怖いことを語った。天下のソコルルを黙らせたのだ。
アトマジャがムスタファの部下だったことを彼は知らなかったが、ソコルルもたじたじになった。
ヒュッレムとミフリマーフたちはバヤジトの話を聞いて動揺する。
ミフリマーフは
「ここに連れてこなければなりません、さもないと皇帝は軍を送ります」
と慌てるミフリマーフ。
「どこまでがほんとかわかりませんが、皇帝は皇子の命を取るかもしれません」
とリュステムも言う。
「すぐにエディルネに行きバヤズィト(バヤジト)を連れてきて。メフメットとジハンギルを失ったのよ、バヤズィトまで失うことはできないわ。これにはたえられないわ」
とヒュッレムはリュステムに命じると、
「心配しないでください、すぐに皇子をここへ連れてきます」
というリュステム。
「ですが忘れないでください、今日のことを・・・誰がそばにいたかを・・・」
と念を押すリュステム。
ヒュッレムは子供と夫の間に挟まって大変だ。
お墓
スレイマンはお墓参りに行くと、そこで医師ヤフヤーに会う。だが彼は冷たかった。
「私の兄弟はどこでなにをしているかわかりません。2年前コンヤで子供の命を奪った時に私は彼を失いました」
とヤフヤーは答えると、スレイマンは顔色を変えて出て行った。
一緒に育ったヤフヤーでさえ彼が変化したことを認めざるをえなかった。
エディルネ
アトマジャがバヤジト仕えている。
そこへヒュッレムの命でやってきたリュステムが、トマジャを見つけて彼に襲い掛かる。バヤジトが止めに入る。 味方なら、過去は忘れて協力していかなければならないとリュステムを説得した。もちろんリュステムは弟の敵が目の前にいるのにこらえるのは大変だっただろう。アトマジャもムスタファ皇子を陥れた仇敵への恨みを忘れることはできないだろう。バヤジト陣営の統一は大変なことだ。
イスタンブル
スレイマンは命令を聞かなかったバヤジトが悪いと思っている。ヒュッレムはこれは罠だと力説するが
「そこまで言うなら、わなを仕掛けたのは誰か 」
彼がというと、ヒュッレムは、ヒュッレムの敵が仕掛けたという。
だがスレイマンは納得していないようすだった。。
するとヒュッレムは険しい表情で、
「私には4人の子がいました。
2人も失いました。
ライオンのような2人の皇子を土に返してしまいました。
もう2度とこの痛みを経験したくないのです。
彼らの毛の一本にでも害を与えるものがいるなら、私がその敵となるでしょう」Benim dört oğlum vardı. Bir arslan gibi, ikisini de kaybettim. Kim onların kılına bile zarar verirse, karşısında beni bulur.
スレイマンはついにヒュッレムにまで、反対された。彼は
「二度と呼ぶまでここへ来るな」
と言い返す。ついに2人は子供のことが原因で決別した。
バヤジトはリュステムの説得でようやくイスタンブルに戻った。
バヤジトはリュステムの説得でようやくイスタンブルに戻った。
そしてスレイマンに会いに行く。
部屋ではスレイマンが指輪を見てジハンギルの臨終の瞬間を思い出していた。ヒュッレムがバヤジトに言う。
「皇帝に謝ってね」
と。だがバヤジトは
「誤らない、悪いことはしていない、私の名誉がかかっている」
と答える。ヒュッレムはなすすべがなかった。子供たちの前ではこうも無力なのだ、天下のヒュッレムも・・・
スレイマンはバヤジトに食事を勧める。そしてエディルネで反乱者を鎮圧せずエディルネの宮殿に留まっていたことやフーリジハンとの秘密の結婚について怒る。
わあ、バヤジトもムスタファと同じ運命をたどるのだろうか?
一方セリムはバヤジトにわなを仕掛けたカラアフメットと会っている。そこへ
「スレイマン皇帝がお呼びだ」という知らせが来る。
セリムもスレイマンの部屋に向かうが、部屋の前で心配そうに待っているヒュッレムに会う。彼女はセリムにバヤジトと対立しないようにいさめるが、セリムは
「これからはあなたは私を妨げることはできない。もう構わないでくれ」
といい中に入っていく。
中では、スレイマンは先の2つの出来事に加え、セリムを宮殿から出ていくように命じたことをバヤジトに指摘し、2人の息子たちの前で、皇位を継ぐのはセリムだと公言した。
バヤジトは怒りを抑えられず、市場に出た。
彼は思いつめた表情でリュステムとアトマジャにセリム打倒だけでなくスレイマンの打倒をも目指すことをを告げる。
わあこれはえらいことになった。バヤジトはついに謀反を起こすのだろうか?
ヒュッレムがスレイマンを訪ねて手紙を渡すがスレイマンはヒュッレムに会おうとしなかった。
この間のことがあるからだ
スンビュルにヒュッレムは
「バヤズィト(バヤジト)はどこか」
と尋ねると
「どこにいるか知りません」
と答える。バヤズィトは街に出た後、アトマジャたちに会っていた。
手紙にはセリムを選んだと公言したことをいさめる内容が書かれてあった。
「スレイマン皇帝は間違いを犯した。一人を選ぶと言うことはよくない」とヒュッレムは忠告する。
そしてさらに
「アベルとカインの話を思い出してください。
誰が玉座につくかはただ神のみが知っています。
私は母として彼らを分け隔てなく育てました。
あなたも父としてそうしてくださることを切に願います」
と一生懸命手紙で説得する。
今回はヒュッレムが正しいと思う。分け隔てをすれば、兄弟げんかがもっと激化するのは必須だ。
なぜスレイマンはどちらが皇位を継ぐかを最後まで黙っていなかったんだろう。
バヤズィトがやけを起こすのは知っていたはずだ。
だがスレイマンはそのヒュッレムの手紙を燃やす。このヒュッレムの願いはスレイマンの耳には届かなかった。
ヒュッレムの手紙と言えば愛の手紙ばかりかと思ったが、こうして母としての手紙を書くこともできるのだ。
今はもうヒュッレムはスレイマンの妻と言うよりは争う息子たち2人の母として生きているようだ。
スレイマンは気をそらすために必死で宝石づくりに専念している。すると昔のことを思いだす。
セリムとバヤジトが以前2人は刀を作りをスレイマンに贈った時のことだ。スレイマンはバヤジトの刀が気にいったので普通にほめた。
するとセリムは部屋に忍び込み刀を叩き壊したのだ。
セリムにはそういう一面もあるようだ。
ヌールバーヌーとセリムは話している。
ヌールバーヌーとセリムは話している。
「バヤジトは地に落ちたわ。あなたが玉座につくのよ。息子と娘と共に幸せに生きるのよ。皇位につくためには何でもするのよ、誰にも邪魔させないわ。子供たちのために地獄で焼かれる覚悟よ。太陽がどこにあっても、私たちはそこへ向かってあるきましょう」
とセリムに言う。超強気のヌーバーヌーだった。
62話関連記事